魔神レガリア
オープニングとエンディング
レイアースの最終回
ノヴァと戦い、勝利した光は、ノヴァへと近づきます。
ノヴァは怯え、光に向かって魔法を放ちますが、まったく通用しません。
そのノヴァの前に立ち、頭を撫でる光。
ノヴァは光がエメロード姫を倒した時に抱いたやるせなさの感情が生み出した、もう一人の光だったのです。
全てを理解した光はノヴァを受け入れ、ノヴァは光の中へと消えていきました。
セフィーロ全体が闇へと飲み込まれようとしている中、光、海、風の3人はそれぞれの魔神を駆り、最後の決着をつけるべく、闇の中へと突入していきます。
そこにはやはり、デボネアがいました。デボネアは破壊されたレガリアと一体化し、新たな姿となって襲いかかってきます。
こちらの攻撃は殆ど効果がなく、一方的に攻められる3人。
そこにオートザムの戦艦NSXとチゼータの移動要塞ブラヴァーダ、ファーレンの移動兵器・童夢も現れて援護しますが、彼らは瞬く間に落とされてしまいました。
3人は魔神を合体させて強力な一撃を放ちますが、それでも通じません。
デボネアは言います。
「柱を信じ、柱にすべてを預けてきたセフィーロの者たち……そして、その柱を失った巨大な恐怖の心が、私を生んだのだ」
それはつまり、セフィーロの人々が恐怖すればする程、デボネアもまた強力になる、という事でした。
城に避難していた人々の中には、今まで3人が助けてきた、触れ合ってきた人達もいました。
彼等が次々に立ち上がります。
「愛する人は、自分たちの手で守らなければ!」
「自分を信じろ! 他の誰でもない、自分を!」
人々の心に反応して、レイアースが光を放ち始めました。
と同時に、城にあった「柱」の証であるエメロード姫の髪飾りが消え、光の前に現れます。
光が手に取ると、それは形を変えて剣となったのです。
その剣を振りかざし、最後の突進!
「己を信じる心……おのれ、セフィーロの者ども……魔法騎士!!」
デボネアは、こうして消滅しました。
新たな「柱」として選ばれた光は、剣を掲げ、宣言します。
「このセフィーロから、柱を無くす! そして、これからのセフィーロは、この国を愛するみんなで作っていって欲しい」
全てが終わり、3人は元の世界へと還ります。
東京タワーから、幻のように空に浮かんだ美しいセフィーロの姿を見て、安堵し、今度は後悔するためではなく、もう一度自分の意思でセフィーロに行きたいと願う3人なのでした。
※アニメ版の最終回ダイジェストです。漫画版はこれとは内容が違います。