イースⅢは外伝!?
ストーリーはⅠ、Ⅱとの繋がり無し!
イースⅠ、Ⅱのように古代王国イースに関するストーリー展開では無く、わかりやすい魔王を倒せ!といった王道ストーリーになっています。
タイトルが「イースからの放浪者」という事もありストーリー中にイースは出てこない事からナンバリングの「Ⅲ」が当初入っていなかった理由がうかがえるかと思います。
また、作品の時系列はⅠ→Ⅱ→Ⅳ→Ⅲとなります。
放浪してきたアドルとドギ!
主な登場人物!
Ⅰ、Ⅱから相棒のドギが引き続き登場となっています。
一方、イースシリーズのヒロインといえば「007」のボンドガールのように毎回変わるため、今回はエレナですが「最強のヒロイン」とは・・・。
大幅に変更されたゲームシステム!
FC版のイースⅠ、ⅡとプレイしてSFC版のイースⅢをプレイした時に抱いた感想は全くの「別ゲー」なのではと思いました。感覚としてはファミコンディスクシステムの「ゼルダの伝説」と「リンクの冒険」の違いが近いかと思います。
このイース3のシステムは賛否両論で、往年のトップビューこそイースシリーズであるという考えが組まれて、以降の続編もトップビューでの制作がされたのでしょうか。いずれにせよ、当時はとても新鮮な感覚を味わいました。サイドビューにせよトップビューにせよ、新しいフィールドへ進むドキドキ感は健在だったのです。
ただジャンプや攻撃アクションが必要となった事で、純粋なアクションゲームとなったので苦手なプレイヤーも幾らか出たのではないでしょうか。
イースⅢの最難関ステージは??
サイドビューのアクションとなりジャンプ操作が加わったからこそ、当時子供であった筆者が最も難しいと感じたのは「時計塔」ステージでした。狭い足場の歯車をピョンピョンと飛び移る必要があり、ジャンプ失敗で下まで落下してしまいます。またゲーム終盤という事もあり、敵は強敵が多くその配置も中々にいやらしい物があります。
しかし苦労したからこそ、途中の宝箱から手に入る「フレイムソード」でアドルの武器グラフィックが変わった時の喜びはひとしおです。昨今のゲームでは当たり前になってしまいましたが、当時のゲームで主人公の武器グラフィックが変わるのはテンションが上がる要素でした。
SFC版のサウンドはチープ!?
イースシリーズといえば、Falcom Sound Team J.D.K.による非常にノリのいいBGMサウンドが特徴的ですが、今作はその中でも名曲揃い!特に屈指の名曲として「バレスタイン城」のBGMがありますが、何やらSFC版のバレスタイン城BGMは「パペパプー」って始まると馬鹿にされる事が・・・・!
筆者はSFC版しか持っていなかったのですが、当時この曲を初めて聞いた時は「なんだこのイカした曲は!」と思ったものです。
しかし友人が持つほぼ同時期発売のPCエンジン版、そのバレスタイン城のBGMを聞いた後・・・・。
SFC版はどうしても「パペパプー」と聞こえました・・・・!
この「パペパプー」は販売元のトンキンハウスから「トンキンサウンド」と揶揄される事もありますが、
パブリッシャーであるトンキンハウスがサウンドを作った訳では無いようです。
しかし、非常に語呂が良いですね、トンキンサウンド!
当時の思い出補正もあいまって、今聞くと非常に味のあるサウンドをしてると思います・・・・!
移植元のx68000版や同時期販売、それもちょっと先に出てるPCエンジン版と比較してこのクオリティなのは確かに・・・・チープと言われる理由もわかる気がしますが筆者はSFC版サウンドも好きです。