最近やらなくなった!?家庭でやっていた伝統的風習
ミドルエッジ世代が子どもの頃は、各家庭で必ずと言ってよいほどやっていた伝統的風習。今ではめっきり見なくなったものも増えてきました。古き良き日本の伝統を継承していく意味でも、伝統的風習をプレイバックしていきましょう。
餅つき
お正月にお雑煮にしてお餅を食べる習慣は、まだまだありますが、多くの家庭が「サトウの切り餅」などの茹でるだけ、焼くだけになっちゃっていますよね。もしくはもち米から作る場合も、機械の餅つき機となっています。
今では、臼と杵でしっかり餅つきするのは、商店街や神社などでのイベントになっています。
だけど、やはりつきたての餅の美味さは格別ですよね!
凧あげ
上記の餅つき同様、お正月の風習でこれもやらなくなりましたよね。昭和の時代には、公園や河川敷には多くの凧が舞っていました。今ではドローンが舞う時代なのでしょうか。
あちらこちらに電線があり、なかなかのんびり凧を上げられるスポットも減っているのが、やらなくなった主因でしょうね。電線の地下化が進んだら復活するでしょうか?
節分の豆まき
2月の節分の風習は、恵方巻を食べる方が主流になっていますが、節分の伝統的風習と言えば、やはり豆まき。お父さんが鬼のお面をかぶり、「鬼は外!福は内!」と外と内に交互に豆を蒔いていました。なかなかマンションだと、外には蒔けませんし、内も掃除が大変とかでなかなかやらなくなっています。
また、年の数だけ豆を食べられるということで、子供時代はちょっとしか食べられず、親が羨ましくなかったですか?
一升餅
1歳の誕生日の日に、「一升」と「一生」を掛けて一生食べ物に困らないようにという意味を込め、「名前」や「寿」と書かれた一升(約1.5kg)の餅を赤ちゃんに背負わる風習。
最近では、一升餅は食べづらいので、同じ重さの小分けした餅を買う人も多いみたいですね。
七夕
今でも、ショッピングモールや学校、更には七夕まつりなどのイベントはありますが、なかなか家庭で短冊を書いてやる人は減っています。昔は、クリスマスツリーと同じくらい七夕も家庭で飾っていたのですけどね。
子どもの書いた願い事に親は成長を感じてウルッときたり・・・
乳歯を屋根に床下に投げる
乳歯が抜けた時、上の乳歯は床下に、下の乳歯は屋根に投げて、、「健やかな身体に育つように」という願いを込めて行う風習。
マンションではそもそもできないし、一軒家でも床下がある家は少ないですから、やりたくでもできない時代かもしれませんね。
菊の節句
3月3日桃の節句(ひなまつり)、5月5日端午の節句(子どもの日)は、今でも受け継がれていますが、9月9日の菊の節句はなかなか今ではやっていないですよね。
菊は長寿の象徴であることから、不老長寿や繁栄を願う行事としてやられていました。
桃の節句では柏餅などを食べるのに対して、菊の節句では食用菊、栗ご飯、秋茄子と秋の味覚を頂きます。
お月見
今でも、満月情報を教えてくれて、お月見日和なんて言ってくれていますが、お団子を作って、すすきを飾って月見を楽しむ風習は減っていますよね。
今の子は、月見と言えば「月見バーガー」なんてことになっているのかも!?
月をゆっくり見る余裕のある時間を持ちたいものですね。
いかがでしたでしょうか?マンションなど部屋の洋風化に伴い、やれなくなっている風習なども少なくないですが、長い間受け継がれている風習は大事にしたいですね。