「いぶし銀」木戸修の世界

「いぶし銀」木戸修の世界

カール・ゴッチの一番弟子として、多彩な関節技とオリジナルの固め技「キドクラッチ」で新日本、第一次UWFマットを席巻した稀代の職人レスラー、木戸修。その独自の世界を探ります。


レスラー木戸修誕生秘話

もう一つ木戸を語る上で欠かせないのは、兄木戸時夫の存在でした。
1963年に日本プロレスに入門したが、デビュー前に頸椎を損傷して寝たきりの生活を送らざるを得なくなってしまった兄の無念を晴らすべく、プロレスラーを目指したのです。
そして中学卒業後、実家の工務店で働きながらボディビルで身体を作り、晴れて1968年に兄の後を追って日本プロレスに入門。
プロレスラー木戸修が誕生したのです。

木戸修には兄がいる。 木戸時夫。 弟である修と同じく柔道に熱中し、バスケットボールに汗を流した青年。 運動神経がよかった兄・時夫は1963年、15歳の時に日本プロレスに入門する。 将来はプロレスラーとして大成することを夢見て飛び込んだ四角いジャングルの世界。 しかし、そんな彼を待ち受けていたのは悪夢だった。 デビュー直前の受け身の練習中、兄・時夫は受け身の失敗する。 頚椎損傷。 兄・時夫はレスラーになる夢は断たれ、下半身の自由を奪われ、寝たきり生活になってしまう。 将来有望な青年に突き付けられた辛い現実。 時夫を支えたのは家族だった。 弟・修は兄・時夫を献身的に看病し続けた。 時夫の夢だった「プロレスラー」になることを内に秘めて志すようになる。 高校一年で中退し、父が経営する工務店で働きながら、密かにトレーニングを重ねた。 修はある日、両親に直訴する。 「父さん、母さん、俺、プロレスラーになるから」 両親は驚いた。 反対したが、それも無駄だった。 この時、修は日本プロレスに入門することが決まっていたのだ。 「両親が反対しても絶対兄の無念を晴らすためにプロレスラーになる」 修にとって、プロレスラーになることは兄・時夫の夢を自分が叶えることだった。 いぶし銀の隠された真実。

http://ameblo.jp/jumpwith44/entry-12087178113.html

ある兄弟の隠されたプロレスへの執念/木戸修【俺達のプロレスラーDX】|ジャスト日本のプロレス考察日誌

第一次UWF 木戸修激闘の記録

木戸が最初に注目を浴びたのが第一次UWF時代です。
日本プロレスからアントニオ猪木に従って山本小鉄、藤波辰巳と共に離脱し、新日本プロレスの旗揚げに参加。
しかしカール・ゴッチの一番弟子として「私の息子」とさえ呼ばせた実力者でありながら、オーソドックス一辺倒のファイトスタイルが災いして、長州はじめとするハイスパートレスリングの時流に乗り切れずに、いつしか日陰の存在となっていました。
が、しかし、UWFマットで、その実力をようやく発揮することが出来たのです。
「関節技の鬼」藤原喜明にサブミッションで互角に渡り合う姿を見せ、ゴッチの一番弟子としての実力を改めて見せつけることになりました。

第一次UWF、ユニバーサル時代は、確実に前田日明より格上だった! 第一次UWFユニバーサル 旗揚げ当初は前田日明エース! しかしその後、佐山サトル(スーパータイガー)、藤原善明、木戸修らが移籍! 前田は佐山に一回ボストンクラブで勝ったことあったけど、 木戸&藤原にはこの時代一回も勝ったないと思う。 4強(前田、佐山、木戸、藤原)といわれてたけど、、 イメージのランキングは 1位佐山。 2位木戸&藤原 ずっと下がって、4位前田 そんなイメージ。 高田延彦&山崎一夫はその下のランク。(高田は木戸に一回勝ってるけど) 1年前にいた新日本プロレス正規軍では、前田は、、猪木、坂口、藤波、につぐナンバー4のスター選手だった。地味な前座レスラーだった藤原は維新軍との抗争で名をあげたが、、、 木戸は木村健吾の次の新日本プロレス正規軍ナンバー6、というか、ベテラン前座選手、ドロップキックがいい感じだったけど、地味、地味!ひたすら地味なレスラーだった。 そんな木戸が、第一次UWFユニバーサルのリングにあがったら、急に強くなった! あの前田が木戸に負ける!しっかり関節決められて! 藤原も勝てない! 「そうか!新日本プロレスでは地味なレスラーでは金にならないから、不遇なあつかいをうけてたんだ!、本物の、、実力主義のUWFのリングでは、そんなスターを持ち上げたりしないんだ!だから木戸が前田に勝つんだ!そうだ!UWFは本物なんだ!」 みんなそう思ったんじゃないかな。 前田が木戸に勝てない。 それは、 「新日本プロレスはニセモノで、、UWFが本物」 「本当の、、本物の、、、ストロングスタイルはUWF」 というメッセージをファンに投げかけたと思う。

http://blog.goo.ne.jp/jimiri/e/d080c486a654a68983058a028dc6f835

そして、第一次UWF崩壊後新日本プロレスに復帰。
この頃から脇固めやキドクラッチを多用するようになり、活躍が目立つようになります。
WARとの対抗戦で、関節技で天龍を戦闘不能状態に追い込むなど、随所でサブミッションの凄みを見せつけるようになりました。
そして2001年現役引退を発表。
その後一時期、ビックマウスラウドやIGFのリングで限定的に現役復帰しましたが、現在はアパート経営の仕事で悠々自適の生活を送っているとのことです。

キドクラッチが決まったところです。手と首と足を同時にホールドする決まったら脱出不可能の固め技です。
他のレスラーが使っているのを見たことがない正真正銘のオリジナル技です!

そして今、木戸修へインタビュー

かつて、カール・ゴッチから「マイサン(息子)」と呼ばれた“いぶし銀”木戸修。今では「女子プロゴルファー・木戸愛(めぐみ)の父」として知られるが、神奈川・横須賀市の豪邸にポルシェ2台はじめ超高級車を保有し、悠々自適の生活を送っている。優雅なセカンドライフを謳歌する姿を追った。 ――65歳とは思えないです。コンディションを維持されています 木戸 そりゃ、今でもトレーニングしているからな。自宅の屋上でコシティやダンベルをやったり、そこの公園でストレッチしたり、周辺をランニングしている。器具はあまり使わないよ。 ――現役時代と変わらない「ゴッチ流」ですね 木戸 これからも自分らしく、生きていきたいからな。健康が第一だよ。 ――愛さんは女子プロゴルフ界のスターだし、妹・侑来(ゆきな)さんもその将来を期待されている 木戸 娘たちの運転手も楽しい。関東近郊のトーナメントなら、会場まで送迎する。リラックスできて、いいスコアが出たら最高だよな。妹は今、師匠のいる大阪で頑張っている。 ――スポーツ一家ですね。木戸さんもゴルフお上手です 木戸 一時期の新日本プロレスは、みんなクラブを振っていたもんな。娘たちがプロゴルファーを目指すようになったのに役立ったとしたら、こんなに嬉しいことはないよ。娘たちの成長が何より楽しみだし、子供たちの見本なんて偉そうなことは言えないけど、背中で見せていかないと。元気のないオヤジなんて嫌だろ。 ――健康の秘訣は変わらぬトレーニングと食事ですか 木戸 おいしいものを楽しくいただき、軽く適量のアルコールを飲む。俺の食生活は昔から一緒だよ。 ――すぐにでもリングに上がれそうです 木戸 バカ言うな。もう無理だよ。 ――でも試合出場のオファーがあれば…。レジェンドたちも活躍しています 木戸 俺と同い年、誕生日も一緒(1950年2月2日)の天龍選手も11月に引退するんだろ。藤波や長州も、ままだまだ頑張っているよな。 ――まだまだ現役です。木戸さんも、負けていられませんよ 木戸 何か、理由があれば・・・なんてことはない。俺はもういいよ。 ――木戸さんの「いぶし銀ファイト」を、今こそ見たい気がします。今のプロレスをご覧になっていますか 木戸 時々な。俺が新日本プロレスの道場でコーチをしていた時に、入門してきた、中邑、後藤、田口たちがトップでやっているんだろ。俺は自分のやり方を押し付けることはしなかった。人それぞれに考え方はあるし、彼らの人生だしな。ただ「前向きの姿勢」は、教えたつもり。人生だから波がある。悪くなるのは簡単だけど、必ずいいこともやってくる。前を向いていればな

http://proresu.jp/interview/2751

悠々自適の第二の人生「木戸修」 | プロレスTIME

美人プロゴルファー木戸愛は木戸修の娘だった!

インタビュー記事でも触れられていた通り、現在は美人プロゴルファー木戸愛のお父さんとしても有名です。
娘の試合のサポートとして、現役時代と変わりない元気な姿を見せてくれているようですね。

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