基本データ
出身地 広島県東広島市
生年月日 1973年3月16日
身長 179cm 体重 79kg
右投げ右打ち
184試合45勝44敗1セーブ
防御率 4.40
新人王(1995年)
月間MVP:1回(1995年5月)
広島東洋カープに入団するまで

入団会見時
選手時代
山内泰幸の代名詞といえば、「UFO投法」です。
右肘を高く上げる独特の投球フォームが、ピンク・レディーの『UFO』の振り付けに似ていたことから名づけられました。
彼の癖である肘が高く上げるのを修正するために、野茂投手の『トルネード投法』に挑戦していましたが、コントロールを修正するため『UFO投法』が誕生したそうです。
成績ですが、入団した1995年に初登板・初先発初勝利をあげ、5月には4勝で月間MVPを獲得し、オールスターゲームにも出場しました。この年には14勝で新人王に選ばれました。
1996年も11勝をあげましたが、この2年を境に2桁勝利からは遠ざかってしまいます。
故障の影響や変則投法を他球団に研究されたことが原因です。
1999年に右肘を手術し、それ以降は中継ぎなどで登板しますが、29歳の若さで2002年シーズン終了後に引退しました。

UFO投法のピッチングフォーム
コーチ時代
引退した翌年の2003年からは三軍投手コーチとして、主に故障者のリハビリを担当しました。自分も怪我や手術をした経験がいかされたのではないかと思います。
三軍投手コーチを2年間つとめたあと、2006年から2009年には二軍投手コーチ、2010年から退団する2014年までは一軍投手コーチをつとめました。

ベンチで選手と話す山内コーチ

投手コーチ時代の背番号は80
テレビ解説者として
一軍投手コーチとして5年間過ごし、2015年からはテレビ新広島の専属解説者として活躍しています。

漫画にも登場したUFO投法
Amazon.co.jp: 神聖モテモテ王国(1) (少年サンデーコミックス) 電子書籍: ながいけん: Kindleストア
週刊少年サンデーでながいけんが描いていた「神聖モテモテ王国」というコミックで、「今なら、我が国に亡命してきた方全員にカープの山内のピッチングフォームを伝授します。人生のどの場面で使うかはあなた次第。」というせりふがあります。
ながい氏は独特の世界観とギャグセンスを持つギャグ漫画家ですが、UFO投法はスポーツ関係以外の方にも強烈なインパクトを残したのだといえますね。
プロ入りからわずか8年、29歳での引退を余儀なくされてしまいましたが、その影には右ひじの独特な使い方のUFO投法が、けがの原因となってしまったのかもしれません。
カープファンだった私はあの特徴のあるフォームにすっかり虜となり、野球をするときは、真似をしていました。
UFO投法はもう見ることはできませんが、解説者・指導者としてのこれからのご活躍に期待しましょう。