1986年の初代スープラ(SUPRA)登場から30年、復活が期待されるスープラを艶やかなフォルムとともに振り返る。

1986年の初代スープラ(SUPRA)登場から30年、復活が期待されるスープラを艶やかなフォルムとともに振り返る。

かつてのスポーツカーブームを体感した私たち、2017年にも登場するであろうBMW×トヨタによる「新型スープラの復活」に期待せずにはいられませんね。国内初代の登場(1986年)から30年経ったいま、そんなスープラ(SUPRA)の歴史を改めて振り返ってみましょう。


スープラ(SUPRA)の語源

ラテン語で「至上かつ最高」「上へ」「超えて」

2016~2017年、BMW×トヨタによる「新型スープラ(SUPRA)」に熱い視線が注がれそうです

90年代スポーツカーブームで人気の一翼を担ったスープラ(SUPRA)、2002年の生産中止からおよそ15年の時を経て、復活の時が近づいて来ています。

2014年1月の北米国際自動車ショーにて、トヨタはスポーツタイプのコンセプトカー「FT-1 コンセプト」を発表しました。これ以降、多くの自動車マニアの間で次期スープラなのではないか、という噂が流れ始め、その後トヨタが同年2月10日に米国でスープラの名称を商標登録していたことが米国特許商標庁が開示している情報から判明し、次期スープラとしての噂がさらに高まっていきました。

2014年7月には、次期スープラが次期BMW・Z4と兄弟車かつハイブリッド化されて2016年に復活するという情報が流れます。2013年1月24日より、トヨタはFCVや次世代バッテリーに加えて、「スポーツカー開発」や「軽量化技術」に関してBMWと技術提携を行っており、その際にBMWのノウハウを活かしたFR仕様の共通プラットフォームを両社が共同開発し、これに各々異なるボディを載せてスープラとBMW・Z5を作り上げるとの説がなされているのです。

次期スープラはプラットフォームをBMW Z4の後継モデルと共通化され、両社それぞれのブランドとボディデザインで販売するとされています。搭載されるエンジンには、2.5Lのターボエンジンが搭載され、これにモーターを組合せたHVシステムが採用されると言われる。同エンジンはトヨタ・クラウンのHVを皮切りにレクサス・RC300hにも搭載された2.5Lの2AR-FSE型エンジンをターボ化したものと予測されており、ベースエンジンがNAのレギュラーガソリン仕様で23.2km/Lの燃費を達成しているだけに、次期スープラでも低燃費と高性能を両立している可能性が高いと予測されています。

「スープラ復活」へのアツい期待

新型スープラが2017年に発売か!?トヨタとBMWの共同開発

スープラ(SUPRA)の歴史

スープラ(SUPRA )は、トヨタが1978年から2002年まで製造・販売していたスポーツカー。

日本国内向けは2代目までセリカXXという名前でトヨタカローラ店から販売され、3代目から北米仕様と同じ「スープラ」となる。

1986年から2002年までの累計生産台数は28万5,280台。搭載エンジンは、初代から通して直列6気筒のみ。

トヨタ・スープラ(SUPRA)

Gran Turismo 6

初代はA40型/50型(1978年~1981年)、セリカXX/北米スープラの初代モデルとして登場。
当時のアメリカでは「Xの列記」が映画の成人指定度合いを示すため、北米を含めた全ての輸出車は「Xの列記」を避けスープラと命名し発売されました。

続く2代目のA60型(1981年~1986年)も同様、セリカXX/北米スープラとしての登場でした。

3代目にして国内初代、A70型の登場(1986年~1993年)

A70型よりセリカから独立し、日本国内でも北米仕様と同じ「SUPRA」という車名を採用。
発売当時のキャッチコピーは「TOYOTA 3000GT」、1960年代の名車トヨタ・2000GTをイメージしていました。

また、ソアラと共通のプラットフォーム(ただし補強は少ない)を使用していました。

1986年6月にはエアロトップが発売され、1987年1月にはソアラと同時に7M-GTEUにも5速MTが設定され、それまでは輸出仕様のみに採用されていたブリスターフェンダーの3ナンバー仕様ボディーの「3.0GTリミテッド」が追加された。

1988年8月にはマイナーチェンジが行われ、フロントマスク及びテールライトのデザインが変更された。1G-GTEU、7M-GTEUはハイオク仕様へ改良されパワーアップした。また3Lグレードは全て輸出仕様車と同様のワイドボディーとなった。

1989年8月に一部変更が行われ、ツインターボ版1G-GTE仕様にワイドボディが追加され、さらにE仕様もワイドボディ化。また3.0Lターボ仕様にTEMS、パワーシート、デジタルメーターを省略して価格を抑えた廉価仕様の「3.0GTターボS」が追加された。

引用:wikipedia

前期型(北米仕様)

モデル末期の1990年8月、最後のマイナーチェンジ。エンジンの変更やサスペンションの設定見直し等が主体となる。

これまでの最上級グレード「3.0GT」系のエンジンを新たにX80系マークIIのスポーツグレードに採用された2.5Lツインターボ 1JZ-GTEに換装し、またサスペンションにドイツのビルシュタイン社と共同開発した専用ダンパーを採用。

タイヤもインチアップされ、スポーツカーとしての性能を大幅に引き上げた。そのためグレード名は「2.5GTツインターボ」に改称され、3.0Lターボ仕様の7M-GTE搭載車は廃止された。また外観では、フロントノーズのエンブレムが縦長のスープラ独自のものから1989年に発表された初代セルシオより採用されている新トヨタCIマークに変更されている。

ちなみにこの「2.5GTツインターボ」は、当時のトヨタ車として初の280PSの5速MT設定車であり(AT仕様もあり)、当時の国産市販車の280PSクラスのレシプロエンジン車では2.5Lと最小排気量であった。

引用:wikipedia

後期型(北米仕様)

この時代のスープラは本当に人気がありましたね。

【トヨタ・スープラ】90年代スポーツカーブーム、スープラJZA70の青春 - Middle Edge(ミドルエッジ)

見た目にも変貌を遂げた4代目A80型(1993年~2002年)

「THE SPORTS OF TOYOTA」をキャッチコピーに、A80系スープラは1993年にデトロイトモーターショーにて公開され、同年5月に販売開始されました。

シャシーはスポーツラグジュアリークーペのソアラ(Z30系)に採用された、前後サスペンションがダブルウィッシュボーン方式(フロントアッパーアームがアルミ鍛造のローマウント式)で、A70系より改良が行なわれている。Z30系ソアラとのシャシーの大きな違いは燃料タンクの位置で、ソアラがリアシート背後なのに対し、より全長の短いスープラでは重量配分や前後オーバーハングの長さを適正化すべくトランク下に移設されている。

また、当時の日本産乗用車としては初となる6速MT(ドイツ・ゲトラグ社とトヨタとの共同製作)を搭載した。なお上級モデルには17インチ扁平タイヤ・ホイールとそれに対応した大型ブレーキキャリパー(前・対向4ポッド 後・対向2ポッド)と大径ローターを装備するものの、発売当初はアメリカ専売モデルのみの採用で、日本国内モデルへは当時の運輸省の認可が下りなかったために翌年まで持ち越された。

1994年8月にマイナーチェンジ。7インチタイヤ・ホイール&大径ブレーキ(ABSも専用のスポーツABSとなる)装着車の追加(発売当初、ホイールの色がターボ車がガンメタリック、NAはシルバーだったが、後に全てシルバーに統一)、グレード体系の一部見直し(RZ-SとSZ-Rの追加)が行われた。RZは6速MTのみの設定と17インチが標準、RZ-SはATと6速MTの設定で17インチはオプション、SZ-Rは6速MTのみで17インチ仕様が標準となった。

1996年4月に再びマイナーチェンジ。内外装の小変更が行われ、最上級グレードのGZはカタログから消滅。それに伴いターボのエアロトップ仕様もラインナップより消えている。NAエンジンのSZ-RにもRZと同じゲトラグ社製6速MTが改良され搭載された。また全車にABS、デュアルエアバッグが標準装備された。

1997年8月に最後のマイナーチェンジ。同一型式のエンジンを積むアリストが2代目(JZS16#系)へとフルモデルチェンジし、それに伴いA80系スープラもエンジンをVVT-i化された(NAの2JZ-GEは変更なし)。これにより最高出力はそのままながら、最大トルクは46kg-mへ増加、燃費や扱いやすさも向上している。同時に電子制御スロットルも「ETCS-i」へと変更されている。

また、サスペンションに「REAS(Relative Absorber System, リアス、相互連携アブソーバーシステム)」を採用。これは左右のダンパーをオイルラインで結び、走行状況に応じてオイルを左右に循環させ左右の減衰力差を発生させるもので、ヤマハ発動機とトヨタが共同開発したものである。このREASは、後に進化版が同じトヨタのハイラックスサーフやクラウンアスリートVX(特別限定車)に「X-REAS」として搭載されている。

引用:wikipedia

前期型SZ

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