スーパー三国志Ⅱ

スーパー三国志Ⅱ
対応機種 スーパーファミコン
発売日 1991年12月26日
定価 14,800円(税抜)
ゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~ - 三國志II
発売当時の時代背景
1991年は、1990年11月21日に販売開始されたスーパーファミコンにとって、普及に向けた重要な年でした。まだバブル景気の余韻といっても良い時期で多くのゲームソフトが世に送りだされました。スーパーファミコンソフトでは、ファイナルファンタジーⅣ、メガドライブではソニック・ザ・ヘッジホッグ等の大ヒット作品も生まれていました。
そもそも三国志Ⅱって、どんなソフト
三国志Ⅱは、光栄の三国志シリーズの第二作目にあたり、前作と同様に中国統一を目指す国盗りゲームだ。
まず内政で自国を富ましながらスペックの高い武将を集める。そして、他の勢力に戦争を挑み勝利し、登用したりすることで有能な武将の数に大きな差をつけると勝利できる。
君主は、軍師を任命することが出来、各種コマンドの際に軍師は成功をコメントで示唆してくれます。これを参考にプレイするのですが、知力が高くないとコメントの信ぴょう性が低くなります。知力90程度では眉唾な感じですが、知力100の武将コメントは必ず的中します。コメントが悪い場合、コマンドをキャンセル出来るので、何度もコマンド入力を繰り返して実行するのが常でした。
発売された1989年時点は、まずパソコンソフトとして世に送り出された。珍しいことではなく、シミュレーションゲームのように漢字を多用したり、複雑なプログラムを走らせるには、ファミコンのスペックが低かったからだ。

軍師コメント
初代との相違点
詳しい内容は、wikipediaから引用した情報に譲るが、初代三国志から順調に進化し三国志シリーズを着実に根付かせている。
1.武将ごとのコマンド
2.一騎打ち
3.武将の裏パラメータ
4.オリジナル君主によるプレイ
といった変更点のいくつかは、それ以降の三国志作品にも取り入れられているが、武将ごとのコマンドとコマンド種類の増加がプレイに大きな影響を与えている。
上記のほかにプレイ可能ユーザー数が12名に増加しているが、初代はシングルプレイよりもマルチプレイをしていたユーザーが多かったのを光栄も的確に掴んでいたのだと思われる。しかし、三国志Ⅱになって武将ごとのコマンドとコマンドを導入したおかげで、1国毎の操作時間が伸びたためにマルチプレイが苦しくなっていったのを覚えている。友人のプレイが終わるのを、ファミコンで遊んだりマンガを読みながら待っているのだ。

内政画面のイメージ
スーパーファミコン版三国志Ⅱ
高額なゲームの三国志は、一部ユーザーの憧れのゲームだった。一部ユーザーとは、シューティングやマリオ等のアクションゲームの操作が上手ではなかった子供たちだったと思う。そういった子供たちは、一人でじっくり遊べるゲームを求めていたが、光栄の三国志は見事にはまった。
一騎打ちにアニメーションが導入されているのもスーパーファミコン版の特徴で、単純に結果が表示されるPC版に比べマルチプレイの時の注目度は想像できますよね。武力の差以上に勝敗の結果に差が表れるような印象があるが、ゲーム中最強の武力100を誇る呂布に一騎打ちを申し込まれると敗北濃厚のため、やられても仕方がない武将が出陣するケースが目立った。なぜなら、一騎打ちの効果は劇的で、勝てば相手の武将と相手武将の兵力が手に入る。例え敵が断った場合でも敵の総兵力が5%程度低下するので、どんなことがあっても一騎打ちはする必要があります。
ファミコンに移植された初代三国志と異なり、三国志Ⅱの売りである一騎打ちやオリジナルの新君主も含めて完全移植されたスーパー三国志2は、COMの思考速度も軽快でサウンドはパソコン版を凌ぐ出来栄えであり、触ったことのないユーザーが今プレイしても良作と評価するでしょう。

一騎討ちのイメージ
スーパーアイテム
三国志Ⅱには、武将に与えて能力を上昇させる戦利品(アイテム)が存在しますが、スーパー三国志2には、スーパーアイテムが導入されています。ちょっと効果がインフレしていてつまらなくなりそうですが、なかなか出土しませんので余興ですね。
青紅の剣・倚天の剣・七星の剣…太守全員の武力が上昇、君主の武力が100に上昇
孟徳新書・孫子の兵法書・太平要術の書…太守全員の知力が上昇、君主・軍師の知力が100に上昇
大喬・小喬・董女…太守全員の魅力と忠誠度が上昇、君主と軍師の魅力と忠誠度が100に上昇
疾風・黒竜・崑崙…本国武将全員の武力が上昇
漢の玉璽…君主の武力知力信用度魅力が100に上昇、所有国の住民忠誠度が上昇