我が社の金庫を守る為、いやっ、地球の平和を守るため~

「毎度お騒がせして申し訳ございません。只今よりトライダー発進致します。危険ですので白線の外までお下がりください」
番組解説
『無敵ロボ トライダーG7』(むてきロボ トライダージーセブン)は、1980年(昭和55年)2月2日から1981年(昭和56年)1月24日まで、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系列で毎週土曜日17:30 ‐18:00に全50話が放送された日本サンライズ(現・サンライズ)制作のロボットアニメ。
前番組「機動戦士ガンダム」はアニメファンと呼ばれる層には人気を博したが、当放送時間の主たる視聴者層である児童層の人気が伸びずに放送打ち切りとなる(※1)。
それを踏まえ、本作は単純明快な作風で制作される事となった。
スタッフ編成は、脚本に星山博之など「ガンダム」執筆メンバー、演出・作画に佐々木勝利監督、金山明博など「未来ロボ ダルタニアス」(1979)制作スタッフが参加。
下町人情ロボットアニメと言う世界観と、トライダーの活躍は概ね子供たちに好評で1年の放送期間を全う。次番組「最強ロボ ダイオージャ」制作へとつながる。
基本的には人情物であるが、人間とロボットの優劣の差を所々散りばめ面白く見せる所は流石サンライズと言った所(※3)。最終回に戦闘シーンが無く、ロボット出演シーンはトライダーの発進シーンのみであると言うのも、いかにも本作品らしいと思わせる物である。
「視聴者の代表であるキャラクターが、憧れの存在である巨大ロボットを操縦する」と言うコンセプトは時を経て、後に〈エルドランシリーズ(※2)〉と呼ばれる作品群に受け継がれる。
※1「ガンダム」の人気が児童層にまで波及したのは数回行われた再放送と、「ガンプラ」と呼ばれるプラモデルの存在が大きい。
※2 エルドランシリーズ
サンライズ制作、テレビ東京系で放送された「絶対無敵ライジンオー」(1991)、「元気爆発ガンバルガー」(1992)、「熱血最強ゴウザウラー」(1993)の3作品。
※3 人間対コンピューター
2015年現在までにチェスなどのテーブルゲームで実現されている。
オープニング・エンディング
あらすじ
オッス、俺、竹尾ワッ太。小学6年生で「竹尾ゼネラルカンパニー」の社長なんだ。そして、会社が持っている巨大ロボ・トライダーG7のパイロットでもあるんだぜ。どう、すごいだろう?俺たちの仕事は〈宇宙の何んでも屋〉。地球や地球の周りに漂うゴミとかトラブルとかを取り除いたりする事なんだ。
もちろん、学校生活だって楽しんでいるよ。色々と心配してくれる三重子先生と大門先生、カワイイかおるちゃん、気のいいアキラ、イヤミな奴だけど実は俺に劣等感(トライダーの所持)を持っている健一などみんなに囲まれて毎日過ごしてる。でも、決まってこんな時に限って専務が俺を呼びに来るんだ。大門先生と専務の口げんかも、慣れっこになっちゃった。
近頃、謎の巨大ロボがこの地球近くで暴れているって言うんだ。それを倒し・・・じゃ無くって事態を抑えるために俺たち社員一同は毎度シャトルで宇宙へ飛び立っているんだ。シャトルの中でおやつとか食べていると謎のロボットに遭遇。結局戦う事になるんだけどトライダーは負けないよ。最後の決め技・トライダーバードアタックがどんなロボットでも倒すんだ。でも、あのロボット何なのかな・・・?
メカニック

トライダーG7
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トライダーフォートレス
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キャラクター

竹尾ワッ太(たけお わった)
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「竹尾ゼネラルカンパニー」社員一同
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学校関係者
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滝かおる(たき かおる)
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オンドロン
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ジルバ
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ザクロン
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最終回「とびだせ!若社長!!」
「危険がいっぱい大仕事」
地球支配の進捗の遅れに業を煮やしたザクロンは自ら出撃、トライダーと相対するも敗退。「私が無能なのでは無い!我々が信じたコンピューター・シグマが地球人に負けたのだ!」
そう言い放つオンドロンを処分し、前線基地たる宇宙要塞も破壊したザクロンは本星へ帰投する。
「とびだせ!若社長!!」
これ以上の地球への関与は自分達の存在意義、ひいてはガバール帝国の崩壊につながる事を危惧したザクロンは、コンピューター・シグマに虚偽の報告を行う。それは地球への攻撃の停止を意味する事でもあった。
脅威が去って早や2か月。卒業式前日。教室の大掃除の途中、私立中学に行くと思われていた健一が公立中学に行く事を知らされ驚くワッ太達。その最中、大門は三重子先生にプロポーズ。
卒業式当日の朝。大きめの学生服に不満げなワッ太にサチ子が「その服には早く大きくなれとの親心がこもっている(大意)」と生意気な口を利く。妹を追いかけ回すワッ太の姿もいつもの日常。仏壇の父に手を合わせ登校。
卒業式本番。校長の長いスピーチでの退屈を打ち破ったのは、乱入して来た専務であった。双子懐妊の知らせを一刻も早く社長―ワッ太―に伝える為である。乱入者にざわつく会場を、大門が機転を利かせて専務を壇上に上げて鎮める。緊張しながらもスピーチを始める専務。その中で語られたのは・・・。
「(前略)人は実に小さな事で怒ったり、喧嘩をしたり、小さな喜びに笑ったりしています。そうした事は一見意味のない無駄の様な気もします。しかし、その無駄の中に何か大切なモノがあるのでは無いでしょうか?無駄をするから人間なんです。近道よりも遠回りの方が、多くのモノに出会う事が出来ます。ですから、時には遠回りも必要なんです。そして、君たちが生きて行く上でとても大事な事は、お互いを信頼し、助け合う事です。たくさんの友達を持つ事です。今日は何かが終わった日ではありません。明日に向って、羽ばたいていく日です!」
卒業式終了後、竹尾ゼネラルカンパニーで3つのお祝いパーティーが行われた。ワッ太卒業、大門と三重子先生の婚約、専務の奥様のご懐妊。賑やかなパーティーが進む中、仕事の依頼が舞い込む。躊躇する専務であったが、ワッ太はこれを受諾、トライダーで出動する。「ワッ太、がんばれよ!」「まかしとき!」みんなの応援を受けて夕陽に飛ぶトライダーG7。その姿はこれからも続く事であろう。
スタッフ
玩具

クローバー 完全7変形合体

超合金魂GX-66 トライダーG7
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