『熱中時代』
最終回の視聴率はなんと40%超えだったとか!
数々の問題に体当たりで立ちむかう
新任教師役の水谷豊の演技に引き込まれます。

『熱中時代』
あらすじ
水谷豊演じる主人公・北野広大は、北海道小樽出身の新任教師。教師の職にありつけず一時はアルバイトをしていたが、寿退職した教師の後任で、今回の舞台となる若葉台小学校に赴任される。
若葉台小学校の校長先生である天城順三郎(船越英二)の自宅に下宿させてもらうこととなるが、ここには同じく若葉台小学校の教師、小糸桃子(志穂美悦子)と、花井恵子(音無美紀子)も下宿していた。
北野は、何事にも体当たりでぶつかり、生徒たちからは慕われる存在となる。
しかし、教頭先生であった安達勝也(小松方正)をはじめ、一部の保護者たちとは意見がぶつかってしまうことが多かった。
同じ同居人であった小糸桃子先生とは、泣きながら電話をしていた桃子を心配して北野が追いかけたところ、痴漢と間違われるという事件をきっかけに、お互い少しずつ意識し合うようになる。
主な登場人物

北野広大:水谷豊

天城順三郎:船越英二

安達勝也:小松方正

小糸桃子:志穂美悦子

花井(八代)恵子:音無美紀子
オープニング曲がまた可愛い!
水谷豊を語るには、熱中時代から!なんでしょうね。
最終回のネタバレ
さまざまな問題が起こりながらも、持ち前の元気とまっすぐな心意気で生徒たちとぶつかり、多くの子どもたちに慕われていた北野だったが、父親や兄の病気、ケガなどにより、最終回では故郷の北海道へと帰ることとなる。
親しくなりつつあった小糸桃子先生とは、お互いの素直な気持ちを言えないままであった。
卒業式の後には北海道へ帰らなければならないことを知り、卒業式間近となったある夜、北野の部屋へ、同じ校長先生の家で下宿していた桃子がイチゴを持って訪れる。
さみしい想い、好きな想い、お互いの気持ちはなかなか声に出すことができず、もどかしいひととき。
結局、自分の想いを伝えられないまま桃子は北野の部屋を出てゆく。
北野は、桃子の出て行ったほうへ向かって「す」「き」「だ」と唇を動かす。
そして桃子が持ってきたイチゴをやけ食いするのだった。
甘い恋のほうについては、体当たりで!というわけにはいかなかったようだ。
当時社会問題化されはじめていた教育現場でのさまざまな問題に対して、熱血新任教師が体当たりで取り組む爽やかな姿は、共感をよび、大ヒット作となった。