【洋楽カバー】80年代は洋楽の日本語カバーがたくさん!オリジナルはどんな曲?第2弾!

【洋楽カバー】80年代は洋楽の日本語カバーがたくさん!オリジナルはどんな曲?第2弾!

日本のポピュラー音楽は、時代とともに多様化し、今日までに様々なジャンルが誕生しました。その一因とも言えるのが、洋楽の日本語カバー。今回は、1980年代のカバー曲ブームにフォーカスして、当時ヒットした洋楽カバーと、その元となった楽曲を8選ご紹介します。2022年の記事に続く第2弾です。


第1弾のおさらい

2022年7月の第1弾では、以下の8曲をご紹介しました。



郷ひろみ『哀愁のカサブランカ』

麻倉未稀『ヒーロー』

MIE『NEVER』

西城秀樹『抱きしめてジルバ』

椎名恵『今夜はANGEL』

長山洋子『ヴィーナス』

森川由加里『SHOW ME』

Wink『愛が止まらない』




今回の第2弾でも新たに8曲をご紹介します。

【洋楽カバー】80年代は洋楽の日本語カバーがたくさん!オリジナルはどんな曲?

田原俊彦『哀愁でいと』

『哀愁でいと』は、1980年にリリースされた田原俊彦のデビューシングルで、たのきんトリオ主演の人気ドラマ『ただいま放課後』の挿入歌としてもおなじみの曲です。当時の田原の人気は凄まじく、デビュー曲ながらオリコンシングルチャートで最高位2位、1980年の年間10位の大ヒットを記録しました。



原曲は、レイフ・ギャレット『ニューヨーク・シティ・ナイツ(New York City Nights)』。1979年にリリースした『Feel The Need』のB面曲で、当時は全米シングルチャートで最高位57位でした。日本では、『哀愁でいと』のヒットに便乗して、1980年に『ニューヨーク・シティ・ナイツ』をA面にして再リリースしています。

石野真子『恋のハッピー・デート』

『恋のハッピー・デート』は、1980年にリリースされた石野真子の12枚目のシングルで、『フォギー・レイン』との両A面曲です。歌番組では、本曲の方が多く歌われました。オリコンシングルチャートでは最高位27位で、彼女のシングルでは、30位以内に入った最後の楽曲でもあります。翌1981年に、長渕剛との結婚を機に芸能界を一時引退しました(のちに離婚して復帰)。



原曲は、ノーランズ『恋のハッピー・デート(Gotta Pull Myself Together)』。全英シングルチャートで最高位9位を記録した、世界的ヒット曲です。当時の日本におけるノーランズの人気は凄まじく、オリコンシングルチャートでも、洋楽としては快挙の最高位9位、1981年の年間57位を記録しています。

麻倉未稀『What a feeling 〜フラッシュダンス』

『What a feeling 〜フラッシュダンス』は、1983年にリリースされた麻倉未稀の6枚目のシングルで、大映ドラマ『スチュワーデス物語』の主題歌として有名です。本曲はエンディングのBGMとして使用され、村沢教官を先頭に松本千秋ら訓練生が隊列を組んで歩くシーンが印象的です。訳詞は、麻倉未稀自身が手がけました。オリコンシングルチャートで最高位49位を記録しています。



原曲は、映画『フラッシュダンス』の主題歌『フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング(Flashdance... What a Feeling)』。映画『フェーム』で人気を博したアイリーン・キャラが歌い、1983年の全米シングルチャートで6週連続ナンバーワン、年間3位の歴史的ヒットを記録しました。

麻倉未稀『RUNAWAY』

『RUNAWAY』は、1985年にリリースされた麻倉未稀の13枚目のシングルで、大映ドラマ『乳姉妹』の主題歌として有名です。本曲は、ドラマのオープニングで、芥川隆行のナレーションの後、衝撃的な映像とともに使用されました。



原曲は、あのボン・ジョヴィの1984年のデビュー曲『夜明けのランナウェイ(Runaway)』。まだ世界的な知名度を獲得する前で、全米シングルチャートで最高位39位でした。ボン・ジョヴィが世界的に大ブレイクするのはこの2年後の1986年のことで、『リヴィン・オン・ア・プレイヤー(Livin' On A Prayer)』、『禁じられた愛(You Give Love A Bad Name)』がナンバーワンを獲得しています。

小林麻美『雨音はショパンの調べ』

『雨音はショパンの調べ』は、モデル・女優として活躍していた小林麻美が、8年ぶりにリリースした通算8枚目のシングルです。1984年に、オリコンシングルチャートでナンバーワン、年間12位の大ヒットを記録しました。意外と知られていませんが、実は訳詞を手がけたのは、彼女の友人の松任谷由実です。



原曲は、イタリアのシンガーソングライター、ガゼボの1983年の楽曲『アイ・ライク・ショパン(I Like Chopin)』で、ヨーロッパを中心に広まった世界的ヒット曲です。ヨーロッパでは、イタリア、西ドイツ、スイス、オーストリア、スペイン、フィンランドなどでナンバーワンを獲得。日本のオリコンシングルチャートでも年間66位、オリコン洋楽シングルチャートで13週連続ナンバーワンを記録しています。



日本において、原曲とカバーがいずれも大ヒットした、珍しいケースと言えるでしょう。

椎名恵『愛は眠らない』

1986年にリリースされた、椎名恵のデビューシングル『今夜はANGEL』は、フジテレビ系列水曜20時枠の大映ドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌でした。そして、2枚目のシングルとなる本曲『愛は眠らない』も、同枠の次作大映ドラマ『花嫁衣裳は誰が着る』の主題歌として起用され、2作続けて彼女が同枠の主題歌を歌ったことになります。訳詞は、椎名恵本人が手がけました。



原曲は、オリビア・ニュートン=ジョンの1975年の楽曲『そよ風の誘惑(Have You Never Been Mellow)』で、リリース当時に全米シングルチャートでナンバーワンを獲得しています。名曲ぞろいの彼女の楽曲の中でも、最も有名な曲の一つです。

荻野目洋子『ダンシング・ヒーロー』

『ダンシング・ヒーロー』は、1985年にリリースされた、荻野目洋子の7枚目のシングルで、彼女をトップアイドルにした大ヒット曲です。オリコンシングルチャートでは最高位5位、1986年の年間12位を記録しています。近年では、平野ノラが自身の出囃子で使用したり、大阪府立登美丘高等学校ダンス部がコンテストで用いたり、あらためて注目されました。



原曲は、イギリスのシンガーソングライター、アンジー・ゴールドの楽曲『Eat You Up(原題)』。海外ではヒットに恵まれなかったものの、日本では、『素敵なハイエナジー・ボーイ』というタイトルでリリースされ、オリコン洋楽シングルチャートでナンバーワンを獲得しました。

BaBe『Give Me Up』

『Give Me Up』は、1987年にリリースされた、女性デュオBaBeのデビューシングルで、フジテレビ系ドラマ『あまえないでョ!』の主題歌です。デビュー曲ながら、いきなりオリコンシングルチャート最高位8位の大ヒットを記録しています。BaBeの二人、近藤智子と二階堂ゆかりは、「一の宮はじめジャズダンスアカデミー」の出身で、激しいダンスで歌うユニークなスタイルで人気を集めました。



原曲は、イタリアのユーロビート・シンガー、マイケル・フォーチュナティ『Give Me Up』。彼にとっても本曲がデビュー曲で、ベルギー、フランスのチャートでナンバーワンを獲得しています。バナナラマのヒット曲『アイ・ハード・ア・ルーマー(I Heard A Rumour)』が本曲に酷似している、と話題になりました。

80年代のカバー曲ブーム

洋楽の日本語カバーとオリジナル曲の8選、いかがでしたでしょうか。意外なことに、日本人歌手の出世作や代表曲となったものが多く、当時のカバー曲ブームを窺い知ることができます。反対に、洋楽のアーティスト側にとっても、日本でのみヒットした楽曲があり、そこから日本で人気になりやすい曲の傾向が見えてくるかもしれません。当時のカバー曲を通じて、あらためて、80年代の邦楽、洋楽の聴き比べをしてみてはいかがでしょうか。

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