現代の感覚からすると充分すぎるほどの迫力を醸し出している感がありますが、これでも当時は「ミニコンポ」と呼ばれていました(筆者の感覚では、単品オーディオがいわゆるフルコンポでした)。
そこで今回は、アラフォー世代が泣いて喜ぶ(はず?)のKENWOOD ROXYについて振り返ってみたいと思います。
ROXYの初代モデルは1982年に登場しました

家電量販店のオーディオコーナーでひときわ存在感を放っていました
トレンディドラマのワンシーンを彷彿とさせるカタログ

バブル期は、テレビもコンポも、大きいこと・豪華なことが正義だった?
ケンウッド・コンパクトコンポ・ROXYカタログ/富田靖子・1988年 - ヤフオク!

こちらはGシリーズのカタログ
グラフィックイコライザー(グライコ)は必須アイテム

グラフィックイコライザー(グライコ)の存在を知ったのもROXY
KENWOODのステッカーを愛車に貼るのがトレンディ!?

KENWOODのステッカーを愛車に貼ろう!
1988年発売のDGシリーズでは、レーザーディスク対応機が登場!

1988年登場のDGシリーズより登場した「LD」仕様機
1989年発売のGシリーズでは、より洗練されたデザインに

欲しくても買えない!? フルセットで数10万クラスの価格に愕然・・・。
1990年発売のJシリーズでは、丸みを帯びたフォルムに

AI機能を搭載したJシリーズ。スーパーウーファーもモデルチェンジ

ROXY Jシリーズのカタログより
ALLORAシリーズの登場。そしてバブル崩壊とともに・・・。

よりコンパクトなALLORAシリーズが登場
11年に渡る歴史の終幕。最後のROXYはVシリーズで完結

1993年発売のVシリーズ
ROXYを彩ったスーパーウーファー
ROXYに欠かせないオプションとして人気アイテムだったスーパーウーファー。ROXYのモデルチェンジに合わせて、デザインが変更されました。

KENWOODの"Wの▼"の部分が赤く点灯するタイプ

"KENWOOD"の文字全体が光るタイプへと進化

"KENWOOD"の文字全体が光る機能を継承しつつ、より丸みを帯びたタイプへ
豊富なオプション

悩ましいオプション類
ROXYの取扱説明書がいまでも観られる

JVCケンウッドのWebサイトでROXYの取扱説明書を閲覧可能!
バブル崩壊とともに、姿を消していったROXY。いまでもネットオークションなどで売買されることもあり、まだまだ自宅で動体(静態)保存されている個体もあるようです。
時代が求め、進化を遂げ、時代の流れとともに去って行ったKENWOOD ROXYシリーズ。これほど大柄でゴージャスなミニコンポは二度と生まれてこないかもしれません。