【訃報】映画監督・中島貞夫さん死去。
「893(やくざ)愚連隊」などで知られる映画監督・中島貞夫(なかじま さだお)さんが11日、肺炎のため京都市内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。88歳でした。
第一報はこちらです!
中島さんは1934年8月8日、千葉県東金市出身。東京大学文学部卒業後に東映に入社し、1964年に映画「くノ一忍法」で監督デビュー。以後、松方弘樹主演映画「893愚連隊(1966年)」といった任侠映画や、「日本暗殺秘録」「日本の首領」シリーズといった実録映画など、幅広いジャンルでメガホンを取りました。近年では、2019年に映画「多十郎殉愛記」で20年ぶりに監督を務め、往年のファンを喜ばせていました。
代表作の一つ「893愚連隊」

大物俳優・女優から続々と追悼のコメントが。
このたびの中島さんの訃報には、芸能界における大物俳優・女優が追悼のコメントを続々と発表しています。ここでは、中島さんのご冥福を祈るとともに、追悼コメントの中からいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
岩下志麻
中島さんが監督を務めた映画「新極道の妻たち(1991年)」「極道の妻たち 危険な賭け(1996年)」などに出演した女優の岩下志麻(82)は、「中島監督とは、テレビ、映画で大変御世話になりまして、心より感謝致しております。いつも優しく、あまりおこったお姿を拝見したことがない、温かな監督さんでした」とのコメントを発表。生前の中島さんの人柄を偲んでいました。

北大路欣也
中島さんが監督を務めた映画「暴動島根刑務所(1975年)」「犬笛(1978年)」に出演した俳優・北大路欣也(80)は、「撮影現場では、映画づくりの凄まじい魂をぶつけられました。今もその波動は消えていません。感謝の想いで 合掌」とコメント。映画界における中島さんの功績に感謝の意を表していました。

名取裕子
中島さんが監督を務めた映画「序の舞(1984年)」「女帝 春日局(1990年)」に出演した女優・名取裕子(65)は、「博識でどんな質問にも澱みなくお答えくださり 映画にかける情熱が80歳を超えても燃えている映画監督でした。監督と出会えたことに感謝いたします」と、生前の中島さんの映画にかける情熱について述懐していました。

「893愚連隊」を振り返りたくなった方はこちらで!
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