ナインティナイン 岡村隆史   「天然素材」でトガり、ねるとん紅鮭団で「ほなね」、お笑いウルトラクイズで出川哲郎をシバき、一気に大ブレイク。

ナインティナイン 岡村隆史 「天然素材」でトガり、ねるとん紅鮭団で「ほなね」、お笑いウルトラクイズで出川哲郎をシバき、一気に大ブレイク。

異色の若手時代。大阪で尖ってカミつきまくっているうちに関東のテレビ局ディレクタ―に見い出され、とんねるず、ビートたけしの番組でブレイク。大阪でとってから東京へという従来の手順を踏まず、一気に天下へ。


1994年4月、毎日放送、毎週火曜日22~23時まで「ジャングルTV~タモリの法則」が放送開始。
タモリと岡村のケンカを含めたカラミ、関根の恐れを知らないマニアックなモノマネ&ギャグ、ドSな矢部によるソフトな仕切りとツッコミと絶妙なメンバリング。
ゲスト出演した和田アキ子は、

・耳が弱点
・耳に息を吹きかけたら最後までやらなければいけない
・しかし最後までやるには大型二種の免許がいる。
・タモリとアッコのHビデオのタイトルは「アッコにおまかせ」で「いいとも」しかいってはいけない

などとイジられた。
同時期、

・東京での仕事が増えたことを理由にナインティナインの天然素材から脱退すること
・日本テレビで深夜に放送されていた「吉本印天然素材」が終了すること

が決まった。
「吉本印天然素材」が終わった後、「ぐるぐるナインティナイン(通称:ぐるナイ)」」が始めることが決まっていた。
岡村と矢部は、それを黙っていた。
そして「吉本印天然素材」の最終回を、スタッフやメンバーと一緒に観ていたとき、
「次週からは「ぐるぐるナインティナイン」が始まります」
と告知が流れた。
その瞬間、楽屋の空気が凍りつき、メンバーに
「あり得ん」
「腸が煮えくり返った」
と怒られた。

天然素材卒業後、初のゴールデン冠番組「ぐるぐるナインティナイン」、そして深夜ラジオ「ナインティナインのオールナイトニッポン」が開始。
頻繁に東京と大阪を往復していた岡村は、ある日、新幹線で谷口秀一に遭遇した。
「アッて思ったけど、そこもなんか会釈してっていうのも変やなって思ったし、そこから大阪-東京間ずっと(存在を)感じながらもイヤやなぁって思って「ちょっと、いいですか」っていうて座って喋ってん」
「どうですか?天然素材」
岡村が聞くと谷口秀一は
「いや、天然素材は天然素材でちゃんとやってるよ。
凄くいい感じに仕上がってきてる」
谷口秀一に対し心がネジ曲がっている岡村は
(俺らが抜けたからやりやすくなったいうことか)
と思いながら、
「どうですか?、ナインティナイン。
天然素材を飛び出して自分らでやらなアカンようになってるんですけど」
とアドバイスを求めると
「これから厳しいと思うよ。
足元すくわれると思う」
といわれ、憤った。

その後の天然素材の動向をまとめると、ナインティナインから脱退して2年後の1996年、雨上がり決死隊も脱退した。
宮迫は、
「新宿のホテル泊まっていて、飲みに行って夜中に帰ってきたら、パジャマ姿の蛍原さんが、ガニ股になって、「イエイ、イエイ」って、ずっと得体の知れないダンスをしてるんです。
10分ぐらいずっと踊ってて。
怖なってきて。
声をかけようかなって思ったら、「よしっ!」ていって部屋戻っていった。
このままやと、この人ダメになる。
もう追い込まれてて。
ネタやコントをやりたいのにダンスで10時間とか練習させられてたからおかしなってた」
と話しているが、脱退後、雨上がり決死隊は東京で活動したが、やがて東海地区のテレビ番組へ出演が増えていき、
「どん底の生活」
を送ったという。

ナインティナインが脱退してから5年後の1999年、天然素材が8年間の活動に終止符を打った。
ユニットの解散後、FUJIWARA、バッファロー吾郎、ヘビイチゴは、関西に戻って活動。
チュパチャップスは、コンビまで解消してピンとなった。
また谷口秀一が引退したとき、天然素材は東京で食事会を開き、大阪からかけつけるメンバーもいたが、ナインティナインだけ呼ばれなかった。
それを知って
「ショックを受けた」
という岡村に対し、FUJIWARAの原西は
「思い入れが違う」
藤本は
「正直、来たところでって感じやけど」
といった。

東京で仕事が増えたナインティナインに、ダウンタウンの番組の前説の仕事が入った。
岡村は
「前説ってなんやねん」
と思ったが、まだマネージャーもついておらず
「向こうで教えてもらおう」
ということにして新幹線で大阪駅から東京駅に移動し、すぐにタクシーに飛び乗った。
「緑山スタジオまで」
「結構遠いよ?」
運転手にいわれたが、電車やバスなど無理なので、とりあえず出発。
見事、渋滞にハマって、スタジオに着いたとき、すでに入り時間を大幅に過ぎていた。
玄関で待っていたスタッフに
「急いでください」
と叫ばれ、打ち合わせもないまま、
「ほとんどヤケクソ」
でステージへ。
本来、前説は、拍手の練習、収録中の禁止事項やルールを客に伝えなければいけないが、そういったことをまったく知らない上、ネタもスベりまくり、温めるべき空気の冷やして舞台を降りた。

1994年10月、「FNS番組対抗!なるほど!ザ・秋の祭典スペシャル」に出演。
フジテレビ系列の人気番組、新番組の出演者が集まってクイズを競うという特番で、司会は、愛川欽也と楠田枝里子。
岡村は、山田邦子、今田耕司と一緒に「学校では教えてくれないこと」チームとして出場し、
「後ろの方、ギリギリ映るくらいの席」
に座った。
SMAP、鈴木杏樹、深津絵里、篠ひろ子、内田有紀、ともさかりえ、西城秀樹、田代まさし、辰巳拓郎、麻木久仁子、唐沢寿明、岸谷五朗、鶴田真由、森口博子、山口智子、柳葉敏郎、松下由樹、仲村トオル、水野真紀ら有名タレント。
そして桂三枝、タモリ、鶴瓶、明石家さんま、とんねるず、ダウンタウンなどお笑いの大御所もいた。
「1発かまさなアカン」
「目立たなアカン」
と思いながら、豪華メンバーに萎縮してしまい、「あっぱれさんま大先生」チームが自己紹介しているときに
「岡村です!」
と叫び、さんまにツッコまれるなど頑張るシーンもみせたが、基本的には何もできないまま番組収録が進んでいった。
早押しクイズが始まったとき、
「ボーっと立っとっても来た意味がない」
と思い立った岡村は、回答もプランも持っていなかったが、ボタン目掛け、ダッシュ。
走っていく途中で楠田枝里子にブツかって転倒させてしまった。
今田耕司が、すぐに飛び出して、岡村を投げ、、
「ウチの後輩がスンマセン!
お前、謝れ!」
スタジオに笑いが起きた。
岡村は
「これは自分の手柄ではないが、もし前に出ようと走らなかったらハプニングは起きなかった」
と分析。
そして
「たとえバット(ボケ)は持っていなくてもバッターボックスに立つことが重要」
という大きな発見をした。

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