パチンコ三大メーカー
コロナの煽りを受け2023年3月に廃業を発表した西陣ですが、90年代には平和、SANKYO、西陣で桐生三大メーカーと称されたパチンコメーカーで華やかな遊技台を製造しパチンコ業界に色を添えていました。

昭和35年に設立の西陣
株式会社西陣-人生の1割くらいは、遊んでいい。-
昭和41年に設立の株式会社SANKYO

昭和35年設立の株式会社平和
株式会社平和
どのメーカーも一流と言われそれぞれに熱いファンがいました。新機種が増設となればパチンコ店に長蛇の列があちらこちらで見られたものです。
創業は昭和26年3月と歴史も古く、有限会社清水鋳工所という会社でパチンコ製造を開始したところから始まります。1960年には今の株式会社西陣と社名を変えパチンコ台だけではなく周辺の構造なども積極的に改変していきます。

自動玉補給装置「宇宙パイプ」
会社沿革 | 会社情報 | 株式会社西陣
様々なパチンコ台を製造し時代の流れと共に発展していきます。国内に支店や営業所を開設していき西陣という名前は業界内でも欠かせないものとなりました。
CR機の登場
世の中のパチンコはカード式になっていきます。「パッキーカード」と呼ばれるプリペイドカード式の遊技台でそれまでの現金投入式のパチンコからプリペイドカードを購入し遊ぶという形式に変化していきます。

「CR花満開」
会社沿革 | 会社情報 | 株式会社西陣
当時のパチンコ店内にはCR機と現金機が混在する形で設置されていて、軍資金に余裕のある時はCR機、寂しい時は現金機など遊び方も多様し始めたのもこの頃からです。
今回、ご紹介するゲームにもこのCR花満開はメイン機種として入っています。西陣を代表するパチンコ台と言ってもいいと思います。
西陣パチンコ物語
ここまで西陣とゲームのメインともなっているCR花満開についてさらっとおさらいしてきましたが、本題はここからです。

西陣パチンコ物語のパッケージ
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パッケージでもわかるようにメインはCR花満開となっています。他にはあんたはエライ、球界王、花百景、春一番と当時の西陣の代表機種ともいえるラインナップが並んでいます。
プレイ方法はとことんやり抜く攻略モードとストーリーモードの2つに分かれています。
攻略モードは読んで字のごとく各機種を攻略してくモードです。当時はまだまだ現役機種だったので攻略したい人や軍資金をかけずに楽しみたい人にはおすすめのモードとなっていました。

カセットはこんな感じ
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ストーリーモードは腕に覚えありのパチンカーで軍資金を使い街のパチンコ店で如何に増やすか、パチンコ大会に出場する参加費30万を稼ぎどれほどの腕なのかを競う内容となっています。
日本一のパチプロになるというのがストーリーモードの最終地点であり、そのための台選び、釘の見方、打ち方など実機さながらに研究していかなくてはならないという玄人的な視点で楽しめる内容となっています。
今はもう打つことのできない名機を当時さながらで体感することができるこのゲームは今でも中古ではありますが入手することが可能で、スーファミを持っている人は遊ぶことが可能です。
筆者はスーファミを手放してしまっているので遊ぶことはできませんがYouTubeで見ていても、あ~これこれ!と懐かしく感じました。
後継ゲームがある!
西陣パチンコ物語には後継ゲームが発売されています。
「西陣パチンコ物語2」と「西陣パチンコ物語3」です。
安易なネーミングではありますが、西陣の主要な実機を再現しているのでこちらも楽しめるのではないでしょうか。

西陣パチンコ物語2
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西陣パチンコ3
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西陣パチンコ物語2の遊技台は「CR撃墜王」「CRチキチキドリームR」「CRエーストレイン」「ハニーフラッシュ7」と見聞きしてきた台が並んでいます。
西陣パチンコ3には「CRヤッタルデー」と「CRマジックボックス」の2機種が。物語がなくなっていますが後継ゲームとなっています。
どのゲームも西陣の代表機種となっているので楽しめる内容となっています。
どうでしたか?
惜しくも廃業を公表した西陣ですが、全盛期の勢いは目を見張るものがありましたし、同じようにパチンコ台をゲームで楽しむということも西陣以外のメーカーのも発売されています。
今でこそスマホで遊べる遊技台ですが当時はゲーム機で遊べるものでした。
規制が厳しくなっていくパチンコ業界ですがコアなファンもまだまだいます。
軍資金など高額な資金を必要としないゲームで当時を懐かしむのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も楽しく懐かしめる記事を発信していきたいと思いますので
読んでいただけると幸いです。
ありがとうございました。