【高校野球】もうすぐ選抜高校野球が開幕!20世紀の応援歌定番曲6選

【高校野球】もうすぐ選抜高校野球が開幕!20世紀の応援歌定番曲6選

もうすぐ選抜高校野球が開幕。一番の見どころはもちろん、試合の行方や選手たちの活躍ですが、それを盛り上げるスタンドの応援にも注目です。中でも、ブラスバンドの演奏は甲子園の応援に不可欠で、テレビ越しに流れる季節の風物詩にもなっています。今回は、20世紀からある応援歌定番曲を、原曲とともにご紹介します。


狙いうち

『狙いうち』はもちろん、「ウララ〜♪」の詞で有名な山本リンダの1973年のヒット曲。前年、アイドルのイメージを払拭した『どうにもとまらない』が再ブレイクし、その大人のセクシー路線を踏襲した一曲です。



本曲は、野球とは直接関係ありませんが、そのタイトルがバッティングを想起させることから、野球の応援歌として起用されたようです。甲子園の応援で、"最も盛り上がる曲" と言っても過言ではないでしょう。東京六大学野球の明治大学の応援が最初と言われており、長年にわたって、高校野球の応援歌定番曲の一つです。



余談ですが、一時期、中日ドラゴンズもチャンステーマとして使用していました。

アフリカン・シンフォニー

ヴァン・マッコイといえば、日本で有名な曲は2曲。



一つは、「ドゥーザハッスル!」の掛け声でおなじみの『ハッスル』。1975年に全米ナンバーワンを獲得し、世界的にも有名な曲です。



そして、もう一つが今回ご紹介する本曲『アフリカン・シンフォニー』。アメリカではシングル化されていませんが、日本ローカルでは1974年にリリースされ、今や原曲よりも "吹奏楽の定番曲として" の方がよく知られています。



1987年の夏の高校野球で、智辯和歌山高が応援曲として使用したのがきっかけです。その後、智辯和歌山高が甲子園の常連となり、高校野球全体に普及しました。ただし、最初に使用したのは、1978年の夏の高校野球に出場したPL学園高ではないかと言われています。

宇宙戦艦ヤマト

「日本のアニメ史上最も有名な主題歌は?」と聞かれたら、きっとこの曲を挙げる人は多いことでしょう。



SFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌(オープニグテーマ)は、アニメの主題歌ながらオリコン14位と大ヒット。アニメファンだけでなく、一般大衆にも親しまれた人気曲です。歌はもちろん、"アニメソング界の大王"こと、ささきいさおで、エンディングテーマの『真赤なスカーフ』も歌っています。



高校野球の応援歌の中では、アレンジのカッコ良さや盛り上がり方から、特に人気の高い曲です。また、余談ながら、"甲子園" で "ヤマト" というと、かつて阪神タイガースで活躍した大和選手の登場曲が正に『宇宙戦艦ヤマト』でした。

ルパン三世のテーマ

『ルパン三世のテーマ』は、『ルパン三世(TV第2シリーズ)』の1977年放映時に作られた主題曲で、シリーズでは最も有名な楽曲です。作曲は、ジャズピアニストで作曲家の大野雄二。大野は、本曲の作曲時にマカロニウエスタンの音楽を取り入れたと、後年のインタビューで語っています。

その後も、『ルパン三世』の音楽は主に大野が手がけました。本曲には様々なバージョンがありますが、甲子園の応援歌の原曲となったのは『ルパン三世のテーマ'78』です。



因みに、2023年1月にAmazon Prime Videoで配信が開始された『ルパン三世VSキャッツ・アイ』では、『THEME FROM LUPIN III 2019 ~ Playback'80』が使用されています。

ウィ・ウィル・ロック・ユー

『ウィ・ウィル・ロック・ユー』は、イギリスのロックバンド、クイーンのヒット曲で、『伝説のチャンピオン(ウィ・アー・ザ・チャンピオンズ)』との両A面でリリースされた楽曲です。2004年にローリングストーン誌が行った「オールタイム・グレイテスト・ソング500」では330位に選ばれ、世界の音楽史に残る名曲として評価されています。



曲中のハンドクラップ&フットスタンプ(ズンズンチャ!ズンズンチャ!のリズム)のノリがよく、いつしか応援歌の定番曲として使用されるようになりました。近年では、大阪桐蔭高の演奏がおなじみです。海外のスポーツイベントでもよく使用されており、世界的にもスポーツに縁のある楽曲のようです。

関連する投稿


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。


【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

昭和の歌謡曲には、現代ではお蔵入りしてもおかしくないほど、ありえないシチュエーションを描いた詞が数多くあります。その中には、残酷な人物像や露骨な情景描写もあり、思わず笑ってしまうような歌詞もありました。今回は、筆者の独断と偏見で、歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲を5曲ご紹介します。


伝説のライブを劇場で!『リアム・ギャラガー:ライブ・アット・ネブワース 2022』の日本初上映が決定!!

伝説のライブを劇場で!『リアム・ギャラガー:ライブ・アット・ネブワース 2022』の日本初上映が決定!!

WOWOWの配給で、映画『リアム・ギャラガー:ライブ・アット・ネブワース 2022』が10月17日(金)より日本初上映されることが決定しました。


【訃報】英ロック歌手、オジー・オズボーンさん死去。ロックバンド「ブラック・サバス」など

【訃報】英ロック歌手、オジー・オズボーンさん死去。ロックバンド「ブラック・サバス」など

イギリスのヘヴィメタル・ミュージシャンとして知られるオジー・オズボーンさんが22日、亡くなっていたことが家族によって明らかとなりました。76歳でした。


さとう宗幸が「青葉城恋唄」を披露!BS日テレで音楽番組『そのとき、歌は流れた~時代を彩った昭和名曲~』が放送決定!!

さとう宗幸が「青葉城恋唄」を披露!BS日テレで音楽番組『そのとき、歌は流れた~時代を彩った昭和名曲~』が放送決定!!

BS日テレにて、昭和の名曲とともに青春時代を振り返る音楽番組『そのとき、歌は流れた~時代を彩った昭和名曲~』が放送されます。放送スケジュールは7月9日(水)よる9時~。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。