【1975年洋楽】ドゥーザハッスル!「日本」でヒットした懐かし洋楽5選

【1975年洋楽】ドゥーザハッスル!「日本」でヒットした懐かし洋楽5選

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1975年の日本" にフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。


1975年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1975年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。



全盛期のカーペンターズや、ドゥーザハッスル!でおなじみのあの曲が登場します。

プリーズ・ミスター・ポストマン / カーペンターズ

1970年代前半は、世界中がカーペンターズ・ブームで、日本でも、1972年に『スーパースター』、1973〜1974年に『イエスタデイ・ワンス・モア』などが大ヒットしました。



『プリーズ・ミスター・ポストマン』もまた、1974年12月10日にリリースされたカーペンターズの大ヒット曲で、オリコンシングルチャートでは年間33位(この年の洋楽の最高位)、全米シングルチャートではナンバーワン(年間32位)を獲得しています。原曲は、女性R&Bグループ・マーヴェレッツの1961年のヒット曲で、1963年にはビートルズも歌うなど、カバーの多い人気曲の一つです。



本曲を収録したアルバム『緑の地平線〜ホライゾン』は、洋楽では異例のオリコンアルバムチャートでナンバーワンを獲得し、年間8位を記録しています。

オンリー・イエスタデイ / カーペンターズ

『オンリー・イエスタデイ』は、前作『プリーズ・ミスター・ポストマン』に続くカーペンターズのシングル曲で、1975年4月25日にリリースされ、オリコンシングルチャートでは年間50位、全米シングルチャートでは最高位4位を記録しました。



カーペンターズにとって、アメリカでは本曲が最後のトップ10ヒットで、日本でも実質最後のヒット曲です。その後は、収録アルバム『緑の地平線〜ホライゾン』から、ニール・セダカのカバー『ソリテアー』がシングルカットされ、収録曲ではイーグルスのカバー『愛は虹の色(デスペラード)』も人気になりました。



この年以降、全米、オリコン両シングルチャートの上位から名前が消えていきますが、カーペンターズの人気が廃れることはありませんでした。

ハッスル / ヴァン・マッコイ&スタイリスティックス・オーケストラ

「ドゥー・ザ・ハッスル!」の掛け声と軽快なメロディーでおなじみの『ハッスル』。近年も、CMソングやテレビ番組のBGMなどでよく流れており、50年近く前の曲ながら、今も知る人の多い稀有な曲の一つでしょう。



本曲は、ヴァン・マッコイと彼が率いる自前のオーケストラ、ソウル・シティ・シンフォニーの楽曲ですが、日本でのアーティスト名はなぜか "ヴァン・マッコイ&スタイリスティックス・オーケストラ" となっています。理由は、ヴァン・マッコイが単にスタイリスティックスの楽曲を手がけていたから、という説が有力です。



本曲は、1975年7月5日にリリースされ、オリコンシングルチャートでは年間73位、全米シングルチャートではナンバーワン(年間21位)を記録しました。



ヴァン・マッコイは、1979年に39歳の若さで急逝しています。

にがい涙 / スリー・ディグリーズ

スリー・ディグリーズは、1974年に『ソウル・トレインのテーマ』『荒野のならず者』『天使のささやき』が立て続けにヒットし、世界的大ブレイクを果たした女性ソウル・グループです。中でも日本での人気は他国以上のもので、『天使のささやき』に至っては、来日時に日本語詞でレコーディングしたほどです。そして、日本限定の曲として、作詞・松本隆、作曲・細野晴臣で作られた曲が『ミッドナイト・トレイン』作詞・安井かずみ作曲・筒美京平で作られた曲が『にがい涙』です。後者は、オリコンシングルチャートで年間86位を記録しています。



1976年に、オリジナル・メンバーのフェイエット・ピンクニーが解雇され、その年リリースした日本限定版『ドゥ・イット』が最後のヒット曲となりました。

そよ風の誘惑 / オリビア・ニュートン=ジョン

『そよ風の誘惑』は、日本では、オリビア・ニュートン=ジョンの最初のヒットとも言える曲で、年間チャートにはランクインしていませんが、オリコンシングルチャートでは最高位26位を記録しました。一方、全米シングルチャートでは2週連続ナンバーワン(年間36位)を記録しています。



原題 "Have You Never Been Mellow""Mellow" には、"リラックスした" という意味があり、ストレスで疲れ切っている彼に対し、自分もかつてそうだったと共感しながら、肩の力を抜いてリラックスしてほしい、という思いを表現しています。



今回ご紹介した5曲の中では、後年最も影響のあった曲で、1986年には椎名恵『愛は眠らない』というタイトルでカバーして大ヒット。また、ロッテやJR西日本などのCMソングとしてもたびたび使用されています。

関連する投稿


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。


伝説のライブを劇場で!『リアム・ギャラガー:ライブ・アット・ネブワース 2022』の日本初上映が決定!!

伝説のライブを劇場で!『リアム・ギャラガー:ライブ・アット・ネブワース 2022』の日本初上映が決定!!

WOWOWの配給で、映画『リアム・ギャラガー:ライブ・アット・ネブワース 2022』が10月17日(金)より日本初上映されることが決定しました。


【訃報】英ロック歌手、オジー・オズボーンさん死去。ロックバンド「ブラック・サバス」など

【訃報】英ロック歌手、オジー・オズボーンさん死去。ロックバンド「ブラック・サバス」など

イギリスのヘヴィメタル・ミュージシャンとして知られるオジー・オズボーンさんが22日、亡くなっていたことが家族によって明らかとなりました。76歳でした。


【1975年生まれ】2025年に50歳を迎える意外な人気女優たち!

【1975年生まれ】2025年に50歳を迎える意外な人気女優たち!

2025年(令和7年)は、1975年(昭和50年)生まれの人が50歳になる年です。ついに、昭和50年代生まれが50代を迎える時代になりました。今の50歳は、一昔前とは大違いで若々しく、まだまだ人生これからという雰囲気があります。今回は、2025年に50歳となる12名の人気女性俳優をご紹介します。


英ロックバンド「オアシス」唯一の公式インタビュー本『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』が発売!!

英ロックバンド「オアシス」唯一の公式インタビュー本『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』が発売!!

光文社より、イギリスのロックバンド「oasis(オアシス)」の公式インタビュー集「Supersonic: The Complete, Authorised and Uncut Interviews」の翻訳書籍『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』の発売が決定しました。


最新の投稿


“マンガの神様”手塚治虫の直筆資料が800Pの圧倒的ボリュームで集結。初公開画稿も多数収録のアーカイブス発売

“マンガの神様”手塚治虫の直筆資料が800Pの圧倒的ボリュームで集結。初公開画稿も多数収録のアーカイブス発売

玄光社は、手塚治虫が手がけたアニメーション作品の貴重な資料を集約した『手塚治虫アニメーションアート・アーカイブス』を5月下旬に発売する。2月9日より予約を開始。全800ページ、カラー掲載を原則とした2巻セットの豪華仕様で、その多くが書籍初掲載となる手塚直筆のラフや絵コンテ、原画などが惜しみなく収録される。


スチャダラパー・ANIが初のコラージュ個展を開催!米原康正キュレーションで紐解く「創作の初期衝動」

スチャダラパー・ANIが初のコラージュ個展を開催!米原康正キュレーションで紐解く「創作の初期衝動」

スチャダラパーのMC、ANIによる個展「スチャダラパー・ANI展」が2月13日より原宿で開催。歌詞制作の合間に生まれたコラージュ作品は、サンプリングを基調とする音楽性にも通じる独創的な世界観を放つ。旧知の仲である米原康正のキュレーションにより、35年変わらぬANIの「純粋な趣味」が可視化される。


伝説の音楽漫画『TO-Y』連載40周年!ハンズ渋谷で記念ポップアップ開催、伝説のライブグッズも復刻

伝説の音楽漫画『TO-Y』連載40周年!ハンズ渋谷で記念ポップアップ開催、伝説のライブグッズも復刻

株式会社CRAZY BUMPは、2026年2月25日よりハンズ渋谷にて『TO-Y 40周年記念 POP UP STORE』を開催する。上條淳士氏による80年代の金字塔的音楽漫画の連載40周年を祝し、作中に登場するバンド「GASP」や「ペニシリン・ショック」の公式風グッズ、描き下ろしアートボードなど、ファン必見のアイテムが集結。


苗場が80年代にタイムスリップ!DJ KOOも登場する「CLASSIC SNOW STYLE」開催

苗場が80年代にタイムスリップ!DJ KOOも登場する「CLASSIC SNOW STYLE」開催

苗場スキー場は、2026年2月13日より1980年代をテーマにしたイベント「CLASSIC SNOW STYLE Naeba」を期間限定で開催する。当時のウェア着用でのリフト券割引やクラシックカーの駐車場無料特典、DJ KOOらによるディスコイベント、トヨタとの雪上試乗会など、世代を超えて楽しめる企画が満載だ。


「負けないで」から35年。ZARDデビュー35周年記念ライブがWOWOWで独占放送!3カ月連続特番も

「負けないで」から35年。ZARDデビュー35周年記念ライブがWOWOWで独占放送!3カ月連続特番も

デビュー35周年を迎えるZARD。WOWOWでは、これを記念した3カ月連続の特別特集を3月から放送・配信する。デビュー日の2月10日に開催されたメモリアルライブの独占放送を皮切りに、MV集や著名人が語る特別番組など、今なお愛され続ける坂井泉水の歌声と軌跡を辿るファン必見の内容となっている。