実は劇団四季出身!退団後も活躍されている芸能人たち

実は劇団四季出身!退団後も活躍されている芸能人たち

キャッツやディズニーミュージカルなど数々の作品がロングランとなっている人気劇団・劇団四季。現在別の場所で活躍されている方の中にも劇団四季出身の方はたくさんいらっしゃいますよ。劇団四季出身の芸能人をまとめてみました。


市村正親

劇団四季出身の芸能人というとまず市村正親さんを思い浮かべる人も多いかもしれません。市村さんは1949年生まれ。高校卒業後は舞台芸術学院に進学。その後、俳優の西村晃さんの付き人を務めていました。

そして24歳の時、1973年に『イエス・キリスト=スーパースター』のオーディションを受け、劇団四季に入ります。『エクウス』では全裸で演技をしたり、『オペラ座の怪人』では主役を演じ。1980年代には看板俳優として活躍しました。

その後、1990年に退団。その後も舞台で活躍していました。映画デビューは1966年、ドラマデビューは1980年ですがどちらも本格的に出演するようになるのは2000年以降です。

舞台や映画、ドラマの他にはアニメ声優や、ナレーションなども行っていてマルチに活躍されていますね。

鹿賀丈史

鹿賀丈史さんも劇団四季出身ということで有名ですよね。鹿賀さんは1950年生まれ。

クラシックの声楽家を目指していて音大浪人中に友達に勧められ劇団四季野オーディションを受け、1972年に入団します。鹿賀丈史という芸名は代表の浅利慶太さんが名付けました。

最初は児童向けミュージカルに、その後「ジーザス・クライスト=スーパースター」でジーザスを演じ主演デビューして活躍されていましたが1980年に退団します。

退団後は舞台、テレビドラマ、映画で活躍されています。テレビドラマデビューは1978年。映画デビューは1980年でした。個性派俳優として活躍していきます。

また、テレビ番組『料理の鉄人』では美食アカデミー主宰として司会を担当。活動の幅を広げていきます。「私の記憶が確かならば」のセリフが印象的でしたよね。

菅原文太

劇団四季出身と聞いてちょっと意外なのは菅原文太さん。菅原さんは1933年生まれ。早稲田大学に進学し、在学中に画家でファッションデザイナーだった中原淳一さんのモデルとなります。

その後、劇団四季に入団。まだ旗揚げしたばかりで菅原酸は一期生でした。初期の作品に多数出演されていますが端役が多かったです。いつ退団したのかは定かではないですがそれほど長くは在籍されていません。

1955年に早稲田大学を中退。1956年に『哀愁の街に霧が降る』で映画デビュー。その後、ファッションモデルなどをしていたのですが新東宝にスカウトされ、映画俳優になることを決意します。

1980年頃からテレビドラマにも出演するようになります。1998年から田舎暮らしを始め2009年からは農業も始めていました。芸能界は半分引退したと話していたそうです。そして2014年に胚不全で帰らぬ人となりました。

石坂浩二

石坂浩二さんは1941年生まれ。高校在学中の1958年にドラマ『お源のたましい』でドラマデビューしています。その後も数々のテレビドラマに出演していました。

1967年に『泥棒たちの舞踏会』に出演した際、浅利慶太さんにスカウトされ劇団四季に入ります。すでに俳優として活躍されていた石坂さんですが、劇団四季では役者ではなく、演出部に所属して浅利さんのサポートをしていました。

台本・作詞を担当した作品には子供むけミュージカルの『王子とこじき』があります。これは石坂さんが退団されてからも公演されています。

ですが多忙だったため、ドラマ出演中に倒れてしまい1967年中に退団しました。

その後は子供向け番組の脚本を書いたりもしていました。俳優だけでなく司会やクイズ番組の回答者としても活動されていましたね。さらには絵画でも二科展で入賞するなどの実力を持っています。

速水奨

声優として活動されている速水奨さんもじつは劇団四季出身です。

速水さんは1958年生まれ。高校までバレー部に所属していたのですが、西田敏行さんの舞台に感銘を受け、演劇部に入ります。

高校卒業後は上京し、昼間は働き夜、青年座研究所で芝居を学んでいました。その後、創始者のひとりであった日下武史さんに憧れ、劇団四季に入ります。

元々はミュージカルではなくセリフものの舞台をやっていた劇団四季ですが、この頃からミュージカル志向に変わってきまた。速水さんはセリフものの演劇がやりたかったため、気持ちが離れていってしまいます。

そんな時に「アマチュア声優・ドラマ・コンテスト80」を知り、賞金に惹かれて応募。グランプリを受賞して声優デビューします。

その後は声優として活動しつつ、1990年代前半からは歌手活動もされています。

横山だいすけ

NHKの『おかあさんといっしょ』の歌のおにいさんだった横山だいすけさんも、劇団四季に所属していました。

横山さんは国立音楽大学音楽学部声楽科を卒業したのち、2006年に劇団四季に入団しました。「ライオンキング」のレイヨウなどを演じていました。

2008年に『おかあさんといっしょ』の第11代目「うたのおにいさん」に就任しています。横山さんは高校時代から歌のおにいさんを目指していました。ではなぜ劇団四季に入団のかというと、10代目の歌のおにいさんだった今井ゆうぞうさんも劇団四季に所属していたことから、「劇団四季にいればチャンスがあるかもしれない」と思ったそうです。なかなか珍しい経緯ですよね。

歌のおにいさん卒業後は、ミュージカルに出演したり、子供向けのイベントツアーなどを行っています。

他にも劇団四季出身の方はたくさんいらっしゃいます。みなさん退団されてからも様々な場所で活躍されていますね。

関連する投稿


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

開催直前!TOKYO MX開局30周年記念「昭和100年スーパーソングブックショウ」が10月16日に迫る。古舘伊知郎と友近がMC、豪華ゲストと共に贈る一夜限りの昭和ベストヒットに期待高まる!


消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

昭和から平成にかけて、全国各地で親しまれていた回転寿司チェーンの数々。家族の外食、旅先の楽しみ、地元の定番──いつしか姿を消したあの寿司屋は、なぜ消え、どこへ行ったのか。本記事では、現在は閉店・消滅した地域密着型の回転寿司チェーンを、当時の特徴やSNSの証言とともに記録として振り返る。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

プロ野球選手が引退後、タレントとして新たな道を歩むケースは数多く見られます。その中には、俳優業にまで進出し、映画やドラマで活躍する人も少なくありません。今回は筆者の独断と偏見に基づき、人気ドラマに出演した元プロ野球選手の中から、特に印象に残っている面々をご紹介します。


最新の投稿


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。