トレンディドラマ以降の高視聴率ドラマ
今回は90年代中盤から後半にかけて、フジテレビ系列で放送された大ヒットドラマを紹介します。
近年、テレビ離れが加速していると言われていますが、視聴率がそれを表しています。他にも楽しめる娯楽が多い今なので当たり前といえば、そうなのかもしれませんね。
個人的に思うことは、90年代のドラマは、素晴らしい作品が多数にある。
それでは、90年代に高視聴率を記録したドラマと、その主題歌をみていきましょう。
ひとつ屋根の下

社会現象とまでなったドラマ、「ひとつ屋根の下」です。
最高視聴率は37.8%を記録し「そこに愛はあるのかい?」のフレーズは流行語となりました。
さまざまな背景を持つ6人兄弟を長男がひとつにまとめる、情熱、純粋をテーマにしたホームドラマ。
サボテンの花
90年代の名作ドラマですが、
人生において大切なことが詰まっています。
主題歌「サボテンの花」も60万枚超の売り上げを記録しました。
「サボテンの花」は失恋ソングであり、財津さん自身の失恋体験が元になっているようです。
最初は1975年にリリースした楽曲で、18年後サボテンの花〜ひとつ屋根の下よりのタイトルで使用されました。
75年当時もオリコンTOP20にはランクインしてますが、18年後にリバイバルヒットとのこと。
やはり、ドラマの影響はすごいですね。
切ない歌詞と優しい歌声に、涙が誘われてしまいます。
あすなろ白書

原作は柴門ふみさん、脚本は北川悦吏子さんの青春群像ドラマ。原作漫画がドラマ化された「あすなろ白書」です。
最高視聴率は31.9%を記録しており、木村拓哉さんの初々しい演技も見どころのひとつです。
木村拓哉さんが演じる取手治が、石田ひかりさん演じる園田なるみを後ろから抱き寄せるシーンの「あすなろ抱き」は今でも語り継がれております。
「俺じゃダメか」と言って抱き寄せる名シーンは、時を超えた今でも胸きゅんすること間違いなしです。
今でいうバックハグですが、今でも「あすなろ抱き」と呼ばせてほしい。
TRUE LOVE
藤井フミヤさんが歌うTRUE LOVEは
「あすなろ白書」の主題歌に抜擢されました。
オリコンシングルチャートで初登場1位を獲得したとのことです。
「振り返ると いつも君が笑ってくれた 風のようにそっと」と入る歌詞が美しくて儚くてたまらない。
藤井フミヤさんは、原作者の柴門ふみさんと元々交流があったようで、あすなろ白書の主題歌を受け持つことになりました。
当時のプロデューサーにTRUE LOVEだとフォークロックで弱いと言われたようですが、200万枚を超える大ヒットを収めます。
妹よ

可愛さ絶頂期の和久井映見さん主演「妹よ」です。
王子様のような唐沢寿明さんだったり、兄役の岸谷五朗さんがいい味出ていたりと、名俳優たちの名作ドラマ。
最高視聴率30.7を記録し、身分違いの恋愛が描かれていて、王道のシンデレラストーリーに感動を呼びました。
めぐり逢い
主題歌は、CHAGE and ASKAが歌う「めぐり逢い」です。
絶妙なタイミングでかかる「めぐり逢い」が、ドラマをより盛り上げてくれました。
“恋で泣かした人~と”のフレーズが印象的ですね。
ロングバケーション

1996年に放送され、ロンバケという略称で名を馳せた「ロングバケーション」です。
最高視聴率は36.7%を記録しました。
眩しいほどに絶頂期の木村拓哉さんが演じた、瀬名秀俊はハマり役中のハマり役。
そんな瀬名秀俊は、数々の名セリフを決めてくれてます。
そのなかでも、「何やってもうまくいかないとき、神様がくれたお休みだと思って、無駄に走らない焦らない」といったフレーズは身に染みました。
時を経た今でも、忙しい毎日に疲れたら思い出すフレーズです。
LA・LA・LA LOVE SONG
主題歌の久保田 利伸 with NAOMI CAMPBELL で「LA・LA・LA LOVE SONG」。
イントロで、ロンバケの名シーンが蘇ってきます。
窓からスーパーボールを下に投げてキャッチするシーンも印象的でした。
やろうとは思いませんでしたが、そもそもキャッチできる気がしませんでした。
何をやっても様になる木村拓哉さん。
山口智子さんや竹野内豊さんといった豪華キャストも勢揃いで、今でもふと見たくなるドラマです。
ラブジェネレーション

1997年放送の「ラブジェネレーション」は“ラブジェネ”という略称で人気を呼びました。
ロンバケに続き、主演はまたも木村拓哉さん。
そして、ロンバケ以来の共演となった松たか子さんがヒロインです、
この2人の掛け合いが、たまらなくお似合いなんですよね。
木村拓哉さんのロン毛を切るシーンが印象的ですが、短髪も眩しいほどにイケメンだったことも印象的でした。
今ではネタになりつつもありますが「ちょ待てよ!」は、当時胸きゅんフレーズの1つではなかったでしょうか。
最高視聴率は、32.5%を記録しています。
幸せな結末
大瀧詠一さんの「幸せな結末」が主題歌でした。
ゆっくりまったりな曲調で、癒されると同時に胸がギュッと切なくなります。
このドラマといえば、ガラスのリンゴがキーアイテムでしたね。
当時はどこで売られてるのかわからなかったけど、欲しくてたまらなかったアイテムです。