ウーファー
「ズンッズンッ」と体を揺さぶる重低音に憧れました
低音再生ユニット「ウーファー」
ウーファーは振幅の大きい低音域に特化するため、エッジやダンパーなどの振動系のストロークは大きくとられ、口径を大きくする事で低ひずみ・大音圧を確保して迫力のある低音を再生します。
「ウーファー」名称の由来、知ってました?
なんと大型犬やオオカミ、ライオン、トラなどの唸り声から付けられました!
スーパーウーファー(サブウーファー)
スーパーウーファーと呼ばれることが多かったですね
有名だったKENWOODのスーパーウーファー
スーパーウーファーの目的
迫力ある重低音は、臨場感を高めてくれました
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マンションや家の2階で鳴らすと下に響いてしまったスーパーウーファー
スーパーウーファーとは逆に、通常のスピーカーでは再生できない「高音域」を専ら担当する装置のことは、スーパーツイーターと呼びます。
スーパーウーファーの特性
スーパーウーファーは、メインのスピーカーが2台でステレオ再生する場合、あるいは5.1chなどのマルチチャンネル再生でより多数で用いる場合においても1台で済ませる場合が多く、いくつかの理由があります。
1.スーパーウーファーが担当するような低音域は、より高い音域と比べ人間の聴覚では音の発生源の方向をとらえることがそもそも難しい。
2.低音は相互干渉における悪影響が大きいため、2台以上用いた場合はセッティングによっては低音を打ち消してしまう。
3.スーパーウーファーは低音を再生するという目的上、大型であるほうが好ましい。従って1台にまとめたほうが、半分の体積のスーパーウーファーを2台用いるよりも、低音再生能力に優れる場合が多い。
4.スーパーウーファーは大型であるほうが好ましいため、複数台を設置するのが困難。
現代の「5.1ch」においては0.1chとしてスーパーウーファーが必須になっていて、他のchのスピーカーで低音が不足する場合には、この0.1chのスーパーウーファーに振り替えるのが普通です。
スーパーウーファーの構造
車載タイプはホーン型が多かったですね
スーパーウーファーの歴史
1974年、初めての本格的な導入は映画館でした
スーパーウーファーを音響システムに積極的に導入したのは、1974年に公開された映画『大地震』です。
この映画では地震の地鳴りを再現するために専用のウーファーを複数台劇場に設置し、高い音圧で低周波音を再生することで効果音を観客に体感させました。
ただし、この方式は劇場への導入コストがかかることと、このような極めて低い音域を生かすプログラムの内容が災害や戦争を扱う物などに限られるために制作本数が少なく、劇場における本格的なスーパーウーファーの導入はTHX規格制定を待たなければなりませんでした。
1980年代にコンポの普及とともに認知が高まります
1980年代になると、スーパーウーファーだけ単体で切り出すスタイルが確立
映像の進化と共に豊かな低音再生のニーズも向上
当初は一部の「爆音」マニアから、やがてDVD普及とともに人気に
低音域ゆえの影響について
極低音域(20Hz以下)は人間の耳には不可聴の音域ではあるが、人体に影響を与えるという説があり、低周波音と呼ばれ、環境問題などで取り上げられています。
しかしながら一般のオーディオにおいてはそれほどの影響はなく、それよりむしろ、低音増強のしすぎによって隣家に音が伝わるなどの、いわゆる騒音問題があります。
低音域は遮音が困難であるだけでなく、マンションやアパートなどの集合住宅においては、床や壁、構造物であるコンクリートなどを伝わって隣家へ響くことが珍しくありません。
隣家においても「どこから聞こえてくるかわからない」など不快な状況になることが往々にしてあることを、スーパーウーファーのユーザーは意識しておく必要があるでしょう。
スーパーウーファー利用の方向性
再生帯域による区別
メインスピーカーの低音を増強

メインスピーカーでは再生できない帯域の低音を補完
組み合わせによる区別

大型スピーカーの補完
ホームシアターシステム
「0.1ch」が割り当てられているホームシアターシステム
私がこれまでスーパーウーファーを保有していた時期で、遠慮なく鳴らせたのは車内だけでしたね~。
いわゆる「爆音」でした^^;
みなさんはスーパーウーファー使っていましたか?
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