藤原 佐為(ふじわら の さい)
本作の準主人公。ヒカルに取り憑いた平安時代の天才棋士の亡霊。女性と見紛うほど見目麗しい青年姿の亡霊。ヒカルに取り憑き、彼が囲碁を始めるきっかけとなる。
生前は内裏で天皇の囲碁指南役として活躍した天才棋士だった。何よりも囲碁を打つことに喜びを見出して神の一手を究めんとし、特に現在の最強者である塔矢行洋との対局を切に願う。秀策の時と同様に取り憑いたヒカルに指示を出すことで現世での対局を可能とし、当初はヒカルを介して対局を行っていたが、ヒカル自身が自らの力量で囲碁を打ちたいと望むようになると彼を指南するようになり、時に見守りながら彼の成長を喜ぶ。
平安時代に天皇の囲碁指南役として活躍するも御前試合において相手(菅原顕忠)がイカサマを行い、その際の騒動で動揺して敗北し、後日、失意のうちに入水自殺を遂げたという来歴を持つ。ただし、後にヒカルが調べた限りでは史料には藤原佐為という人物の記録は残っていない。その後、江戸時代に亡霊として蘇ると、ヒカルと同様に虎次郎という少年に取り憑き、彼の好意で、彼に指示を送りながら囲碁を打つ。この虎次郎が現代において棋聖と呼ばれる本因坊秀策であり、作中では秀策の棋譜は実は佐為が打ったものということになっている。
塔矢 アキラ(とうや アキラ)
ヒカルのライバル。非常に落ち着いた性格の少年。トッププロ棋士・塔矢行洋の一人息子で、2歳の頃から囲碁を打ってきた天才棋士。小学生の時点で既に実力はプロとされ、将来の名人と目されているが、同い年のヒカル(実際の打ち手は佐為)に大敗して大きな衝撃を受け、以降、ヒカルに執着するようになる。ヒカルの好敵手として、彼に大きな影響を与えると同時に、自らもまた大きな影響を与えられ、互いに大きく成長していく。
マンガ「ヒカルの碁」の見どころ
「DEATH NOTE」「バクマン。」でおなじみ小畑健の出世作です。それまで比較的高齢のかたの趣味であった「囲碁」をテーマにしたマンガがあの「週刊少年ジャンプ」に連載されてる、ということは、当時ちょっとしたセンセーションを呼びました。囲碁のルールはそれほど描きこまず、それよりもヒカルが碁の面白さに気づいてのめり込んでいく成長のストーリーと、佐為のビジュアルな美しさが傑出しており、子供だけでなく大人にも囲碁ファンを増やしブームを起こしました。原作のほったゆみは、なかなか碁が上達せず「碁の神様がいて後ろで教えてくれればいいのに」と思ったのがこの作品の発端だと語っており、現実の碁の神様である本因坊秀策などの棋譜をもとに作られた対戦シーンは、既に碁打ちのマニアにも大受けしました。キャラ造形の確かさと、対戦のスリリングな様子を、ぜひ実際に読んでみていただきたいと思います。
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