波乱万丈な内田春菊さんの活躍と現在は?衝撃の自伝「ファザーファッカー」とは?

波乱万丈な内田春菊さんの活躍と現在は?衝撃の自伝「ファザーファッカー」とは?

4度もドラマ化された「南くんの恋人」の原作を手掛けた人気漫画家の内田春菊さん。東京電力で節電を呼びかけるマスコットキャラクター「でんこちゃん」をデザインしたことでも知られています。そんな内田春菊さんは養父から性的虐待を受けていたことを小説「ファザーファッカー」で描いています。でんこちゃんの可愛らしい絵柄からは想像もつかない内田春菊さんの壮絶な生い立ちや、現在についてご紹介します。


内田春菊さんのプロフィール

内田春菊さんのプロフィールからご紹介します。
生年月日:1959年8月7日
出身地:長崎県長崎市
デビュー:1984年「シーラカンスぶれいん」で漫画家デビュー。
以降性的な描写を赤裸々に描き、「女の子エッチ漫画家」として桜沢エリカさんや、岡崎京子さんと共に人気を博します。

4回ドラマ化された「南くんの恋人」は1986年~1987年にかけて月刊マンガ「ガロ」で連載されています。
東京電力のキャラクター「でんこちゃん」は1987年に初めてパンフレットに登場しました。

内田春菊さんの作品

でんこちゃんが「電気を大切にね」と呼びかけるCMは、とても印象的で頭に残っていますが、東京電力のキャラクターなので、関東以外では知名度が低いらしいです。

あまり見かけなくなったとも思っていましたが、東京電力は2011年の東日本大震災における、福島第一原子力発電所事故後以降CMを自粛していました。
2012年の3月にキャラクターの使用期限が切れましたが、コスト削減を理由に更新せずにそのまま「でんこちゃん」は終了しています。

ただ2年後の2014年から再び、ウエブサイトの節電を呼びかけるページで使用されるようになりました。

二宮和也さんや、中川大志さんの南くんも素敵でしたが、やっぱりミドル世代にとっては武田真治さんと高橋由美子さんの「南くんの恋人」が思い出深いですよね。

ドラマはハッピーエンドですが、原作ではちよみは車をよけようとした南くんと共に崖に落ちて、命を落としてしまうという衝撃のラストでした。
この件について内田春菊さんは、あとがきで↓このように語っています。

内田春菊さんの漫画には、このように救いのないストーリーもありますが、ご自身の壮絶な体験がもとになっているのかもしれません。
自伝ファザーファッカーでは、厳しいホステスをしている母親と、甘え上手な妹、そして愛人がいる父親という家庭で育ちました。
いつしかホステスをしていた母親の客だという男が養父となり4人で暮らすようになった主人公静子が描かれています。

思春期の静子の身体を触り、執着をする養父。
静子は中学3年のときに、交際していた男子との性交で妊娠してしまいます。
怒った養父は中絶させるという名目で、静子を犯しました。
中絶手術後も性的虐待を続ける養父。
母親はそのことに気付いていましたが、養父を落ち着かせる手段として口出しはしなかったのです。
やがて高校に入学し、新しい世界を知った静子は家を出ていったのでした。

内田春菊さんは「ファザーファッカー」を書き始めた理由を、漫画家になった稼ぎに依存してくる母と妹に対して、家族にされた仕打ちをことを公表しなければ死んでも死にきれないからと語っています。

ファザーファッカー読みましたが、酷すぎて気分が悪くなってしまいました。
養父も本当に最悪ですが、自己防衛ばかりで子供を守らない母親に腹がたちます。

内田春菊の現在

プライベートでは、1979年に20歳で結婚した内田春菊さんはほどなく離婚しています。
その後1992年に長男を出産しました。
1995年には同居していた男性と再婚。
1997年には長女を出産します。
1999年に次女を出産。
2000年に離婚し、同居していた俳優の貴山侑哉さんと3度目の結婚をします。
2001年には4人目の子供となる次男を出産しました。
2006年には離婚しますが、2012年まで貴山侑哉さんとは事実婚状態で一緒に暮らしています。

2010年には音楽活動を再開し、自身の映画の主題歌を担当し、映画や舞台、ドラマなど女優としても活躍していました。

内田春菊さん原作の2014年の映画「最近、蝶々は…」にも、高原克子役で出演しています。
精力的に活動を続ける内田春菊さんですが、2017年には大腸がんを患い、人口肛門を造設したことを公表しました。

当初は進行している疑いがありましたが、手術をしたら子宮の裏側が炎症を起こしていただけで、ステージ1だったことが判明します。
その後は転移も再発もなく、お元気で過ごされていてホッとしました。

まとめ

今回は「波乱万丈な内田春菊さんの活躍と現在は?衝撃の自伝「ファザーファッカー」とは?」についてご紹介しました。
大変な思いをされてきた内田春菊さんですが、4人のお子さんにも恵まれ多くの名作を生みだしています。
今後の活躍も楽しみですね。

関連する投稿


女子を主役にした『ぼくらの七日間戦争』!?息子の宗田律が書き上げた新作!!

女子を主役にした『ぼくらの七日間戦争』!?息子の宗田律が書き上げた新作!!

KADOKAWAより、「ぼくら」シリーズ最新作『ぼくらの秘密基地』(原案:宗田理、文:宗田律、絵:YUME、キャラクターデザイン:はしもとしん)が現在好評発売中となっています。


漫画家・望月三起也の未発表作品が初の単行本化へ!『ワイルド7』の作者が遺した異色作をクラウドファンディングで出版!!

漫画家・望月三起也の未発表作品が初の単行本化へ!『ワイルド7』の作者が遺した異色作をクラウドファンディングで出版!!

復刊ドットコムがこのたび、クラウドファンディングプロジェクト「“幻の未発表原稿”が甦る! あの『ワイルド7』の望月三起也が遺した作品を単行本化へ!」をスタートしました。


「TOKYO TRIBE」の漫画家・井上三太と小説家・燃え殻が対談!ラジオ番組『BEFORE DAWN』が放送決定!!

「TOKYO TRIBE」の漫画家・井上三太と小説家・燃え殻が対談!ラジオ番組『BEFORE DAWN』が放送決定!!

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)で毎週金曜深夜26:30〜27:00に、小説家・燃え殻がナビゲートする番組『BEFORE DAWN』が放送中です。


80~90年代の“少女小説”ブームをけん引!作家・氷室冴子の名作『銀の海 金の大地』全11巻が復刊!!

80~90年代の“少女小説”ブームをけん引!作家・氷室冴子の名作『銀の海 金の大地』全11巻が復刊!!

2025年に創刊10周年を迎えたライト文芸レーベル・集英社オレンジ文庫より、氷室冴子氏の伝説の名作『銀の海 金の大地』(全11巻・未完)が復刊されます。


小説家・佐藤愛子原作による90年代ドラマ「その時がきた」がBS松竹東急で放送スタート!!

小説家・佐藤愛子原作による90年代ドラマ「その時がきた」がBS松竹東急で放送スタート!!

BS松竹東急(BS260ch・全番組無料放送)にて、中年女性の焦燥と不安を描いた1997年のテレビドラマ「その時がきた」(全58話)の放送が決定しました。1月16日(木)より、毎週月曜~金曜の午後5時から放送されます。


最新の投稿


牧伸二&立川談志の共演作も!CS衛星劇場で「映画秘宝」厳選の松竹秘蔵映画4作品を2・3月特集放送

牧伸二&立川談志の共演作も!CS衛星劇場で「映画秘宝」厳選の松竹秘蔵映画4作品を2・3月特集放送

CS放送「衛星劇場」にて、2026年2月・3月に特集『「映画秘宝」セレクション ~松竹秘蔵作品特集~』の放送が決定。雑誌「映画秘宝」が厳選したものの、諸事情により映画祭から外れた幻の4作品をピックアップ。テレビ初放送となる羽仁進監督の官能作や、牧伸二・立川談志ら豪華キャストが集結したコメディなど必見です。


揚げパン無料!クジラから3Dフードプリンターまで「学校給食タイムトラベル」イベントが東京で開催

揚げパン無料!クジラから3Dフードプリンターまで「学校給食タイムトラベル」イベントが東京で開催

懐かしの「クジラの竜田揚げ」や「揚げパン」、さらに3Dフードプリンター製の最新デザートまで!株式会社中西製作所は、2026年1月27日・28日に学校給食の無料試食イベント「第2回給食タイムトラベラー」を東京で開催します。新旧のメニューを食べ比べながら、給食の歴史と未来を親子で体験できる注目イベントです。


『りぼん』おとめチックの金字塔!陸奥A子・田渕由美子・太刀掛秀子の画業を辿る決定版書籍が発売

『りぼん』おとめチックの金字塔!陸奥A子・田渕由美子・太刀掛秀子の画業を辿る決定版書籍が発売

1970年代後半に『りぼん』で巻き起こった「おとめチック」ブーム。その中心的存在である陸奥A子、田渕由美子、太刀掛秀子の3作家を特集した決定版書籍が2026年1月23日に発売されます。カラーイラスト250点以上に加え、池野恋、水沢めぐみの特別寄稿や豪華対談も収録。乙女たちの憧れが詰まったファン待望の一冊です。


昭和100年メモリアル!トキワ荘通りで「レトロ家電だョ!全員集合」開催中。三種の神器や体験型展示も

昭和100年メモリアル!トキワ荘通りで「レトロ家電だョ!全員集合」開催中。三種の神器や体験型展示も

東京都豊島区の「トキワ荘通り昭和レトロ館」にて、企画展『レトロ家電だョ!全員集合』が2026年2月15日まで開催されています。昭和30年代の「三種の神器」をはじめとする懐かしの家電が集結。再現されたダイニングや洗濯体験ワークショップなど、見て・触れて・楽しめる、世代を超えて昭和文化を体感できるイベントです。


サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの出版事業第1号であり、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし氏の初市販詩集『詩集 愛する歌』の復刻が決定。1966年の初版本を忠実に再現し、2026年4月1日に発売されます。NHK連続テレビ小説「あんぱん」でも注目を集める本作は、やなせ氏とサンリオ創業者の絆から生まれた伝説の一冊です。