ちびまる子ちゃんに登場した文化は健在?紙芝居屋さん?ヨーヨーチャンピオンは?

ちびまる子ちゃんに登場した文化は健在?紙芝居屋さん?ヨーヨーチャンピオンは?

1990年代に一世を風靡した「ちびまる子ちゃん」は、作者であるさくらももこさんの子供時代の思い出をもとに描かれていました。1970年代当時の文化も興味深いです。ちびまる子ちゃんの住む町には「ヨーヨーチャンピオン」や「紙芝居屋」さんという怪しげな訪問者が度々訪れていましたよね。ちびまる子ちゃんの文化は日本各地であったのか?現在はどうなったのかも気になります。そこで今回はちびまる子ちゃんの文化についてご紹介します。


ちびまる子ちゃんとは?

まずはちびまる子ちゃんについてご紹介します。
ちびまる子ちゃんとは、静岡県清水市(現静岡市清水区)を舞台に小学校3年生のまる子(作者幼少期小さく女の子だったため、ちびまるに子を付けてまる子と呼ばれていた)を中心に繰り広げるほのぼのとしたお話です。

原作:さくらももこ
掲載誌:りぼん
アニメ放映局:フジテレビ系列
放送:第一期1990年1月7日~1993年9月27日
   第二期:1995年1月8日~

紙芝居屋さん

ちびまる子ちゃんには、怪しげな大人も登場します。
その中でも風貌からして怪しい紙芝居屋さんに、夢中になる子供たち…。
子供が喜ぶツボを心得ていると言えますね。

紙芝居屋さんは文字通り、公園に集まった子供たちに紙芝居を披露してくれます。
日替わりで中身を変えていると言いますが、実際には2種類を使いまわしているので、何度も見ている子供たちはうんざりしながら紙芝居を視聴していました。

実は子供たちの目的は紙芝居の後の駄菓子(水あめ、ミルクせんべい、くじ等)の販売です。
「まる子、かみしばい屋で浪費する」の回でまる子ちゃんは、お母さんからいつも通り1日30円のお小遣いを貰いました

紙芝居屋に行くからもっと欲しいとねだりますが、断られたため貯金箱を開けてお金を持ち出し、全財産を水あめにつぎ込んでしまったのです。

全財産を使い果たしたことで、お母さんに怒られて1週間のお小遣い禁止を言い渡されてしまい、翌日も来るという紙芝居屋に行けないことを嘆き悲しみます。
試行錯誤の挙句お姉ちゃんが買ったリボンを持ち出し、友達に売りつけ、150円を手に入れ翌日も紙芝居屋に行ってしまいました。

全財産をつぎ込み、更にお姉ちゃんのりぼんにまで手を出してしまうとは…。
恐るべき中毒性の紙芝居屋さんです。
しかも紙芝居屋さんの手口は巧妙で、紙芝居の後にクイズを出題し当たった子供には水あめのプレゼントという一見大盤振る舞いの特典を打ち出しました。

簡単なクイズなのに、指名するのはお世辞にも賢いとは言えない風貌の子供で、案の定答えを外してしまいます。

大人が子供相手に容赦なく儲けようとする、ダークな面も描かれていて社会勉強にもなりそうな回ですよね。

ヨーヨーチャンピオン

まる子ちゃんが風邪で学校を休んだ日は、近所のスーパーにヨーヨーチャンピオンが来る日だったのです。
どうしてもヨーヨーチャンピオンのサインを貰いたいまる子ちゃんは、バレないように変装してスーパーに向かい、サインをゲットしまいました。

必ずオチのあるちびまる子ちゃんですから、当然まる子ちゃんの悪事はバレてしまいます。
もともと「学校休む」とダメ元で言ったところ、少し熱っぽいという偶然が重なって手に入れた休日なので、まる子ちゃんは元気です。

コロナ渦の現代だったら、到底真似ない芸当だったことでしょう。

全米のヨーヨーチャンピオンという触れ込みで、スーパーに現れた赤いブレザーを着た西洋人のチャンピオンは、素晴らしいヨーヨー技で子供たちの心を虜にします。

全米からわざわざ地方のスーパーに招かれるヨーヨーチャンピオンって何者なのでしょうか?
実は「コカコーラ社」が全国で行っていたイベントで、当時日本各地のスーパーに現れていたようです。

ヨーヨーの芸を披露し、更にその場でコンテストまで行い、商品を渡しサインをして終了という一連の流れが決まっていました。
そのためチャンピオンとは言いますが、1人ではなく複数人存在したようですね。

現在でもヨーヨーの世界大会は行われていますが、本物のチャンピオンともなればさすがに近所のスーパーには来てくれません。

気軽にヨーヨーチャンピオンに会えたのは、古き良き1970年代の思い出です。

ローラースルーゴーゴー

まる子ちゃんが誕生日におじいちゃんに買ってもらった「ローラースルーゴーゴー」はどんなおもちゃだったのでしょうか?

今でいう「キックボード」の原型のようです。
子供たちの間でとても流行っていて、どうしても欲しかったまる子ちゃんはおじいちゃんに買ってもらいます。
ただ「全力で願い事をしてほしい」というおじいちゃんに、全力を出し過ぎて寿司屋のカウンターであろうことか、花輪くんと同じ特注のお寿司を注文し、更にはお土産まで注文する始末…。

支払い時にお金が足りなくなってしまったおじいちゃんは、金策のためまる子ちゃんを残しローラースルーゴーゴーを返しに走ったのです。

花輪くんと同じ特注を頼むとは、全力を出し過ぎてしまいましたね。
子供ですからせいぜい「ハンバーグ」とか「お子様ランチ」と言うのかと思えば意外なまる子ちゃんの食のセンス。

侮れませんね。

花輪くんのスーパーカーより断然ローラースルーゴーゴーに乗りたいと言い切るまる子ちゃん。
当時の人気ぶりが伺えますね。

まとめ

今回は「ちびまる子ちゃんに登場した文化は健在?紙芝居屋さん?ヨーヨーチャンピオンは?」についてご紹介しました。
エピソードを見ているとまる子ちゃんのずる賢さが光ります。
ずる賢いけど憎めなくて、世渡り上手で羨ましいと思いました。
懐かしいちびまる子ちゃんに出てきた古き良き文化たち。
紙芝居屋さんにヨーヨーチャンピオンたちよ永遠に。

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