突然ですが、あまたはカラオケは好きですか?
いまやカラオケは日本の主なレジャー産業になっていることは紛れもない事実ですよね。
ところで、カラオケっていつごろからあるのか考えたことはありませんか?普段当たり前のように使っているカラオケ。ちょっとその歴史を振り返ってみましょう。
■そもそも「カラオケ」とは?
もともと「カラオケ」は音楽業界用語です。
歌手がライブやレコーディングなどで生演奏のオーケストラやバンドを使わずにあらかじめ録音された伴奏を使うことを指していました。
「空演奏」と呼ばれていましたがそこから「空のオーケストラ」→「カラオケ」と転じていったんです。
■「歌のない歌謡曲」
カラオケが一般的になるまではインストゥルメント曲として「歌のない歌謡曲」というものもありました。同名のラジオ番組もあります。
「歌のない歌謡曲」はレコードやCDにもなっていますので、これをお店で流すところも多く、それにあわせて客に歌わせることもあったので、カラオケのルーツであるともいえますね。
■カラオケ機器の開発
カラオケ機器そのものは1960年代から開発されていましたが、一般的に知られるようになったは井上大祐氏が手がけた「8(エイト)ジューク」だといわれています。
井上氏は特許をとっていなかったこともあり、その後、各音響メーカーが次々と業務用・家庭用カラオケを開発していきます。
読者のみなさんも記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが、1979年にクラリオンガールになった烏丸せつこさんが
「わたし、カラスマ。こちら、カラオケ」というコピーでクラリオンのカラオケのCMに出ていましたよね。
クラリオンは1976年にカラオケ事業に参入していました。
そのクラリオンもカラオケからは撤退、現在は修理などのサポートも終了するそうなので、栄枯盛衰を感じますね。
■8トラ~レーザー~通信システムへ
1970年代はカラオケはまだまだ8トラの時代。
8トラカセット
8トラテープは長く使われていましたが1982年のレーザーカラオケ登場につれて徐々に姿を消していきます。
筆者は楽器店・レコード店で最新の8トラカラオケを買ってカラオケスナックに持ち込んで歌っていたものです(笑)
レーザーディクスカラオケ
1990年代になると通信カラオケが普及します。
通信カラオケ
音質については各メーカーでも改善をされています。
今ではほとんどのカラオケ屋が通信カラオケを設置しています。
■最近のカラオケ事情
ここ数年は単に歌うだけでなく、カラオケにもいろいろな機能が付加されています。
ランキング・ランキングバトル
その後DAMでは自分の歌をCDに録音するサービス、WEB会員になると自分の歌をWEBで公開できるシステムができました。
さらにJOYSOUNDは2008年に歌っている様子を動画にできるすサービス「うたスキ動画」を開始。
このうたスキ動画はただ一人で歌っているだけではなく、自分の動画をWEBで公開すると、それを気に入ったうたスキメンバーに一緒に歌ってもらい、さらにそれも動画に残せるというバーチャルコラボができるのが「売り」です。、
うたスキ動画のコラボ
JOYSOUNDでは楽器をつなげるアンプもあるので、カラオケにあわせて楽器演奏もできます。
同様のサービスをDAMも「DAM★とも動画」としてサービスを開始しました。
現在はこの動画機能でオーディションを行うこともあります。
■ますます広がるカラオケ文化
昭和の時代はカラオケといえば飲み屋や宴会での余興のようなものでしたよね。
1980年代には「イエローボックス」というカラオケボックスができました。
日本で最初にできたカラオケ屋さんはコンテナ改造!
現在は全国チェーンの大手カラオケ屋さんも全国にありますよね。

全国の主なカラオケ屋
最近は一人カラオケ(「ヒトカラ」)専用のカラオケ屋さんもあります。
カラオケはこれからもどんどん進化していきそうですね。
こんなこと書いていたら、カラオケに行きたくなってきました。
あなたも一曲いかがですか?