男と女のラブゲーム

まずはCMでブレイクし、その後多くの歌手が競作した「男と女のラブゲーム」からご紹介します!
余談ですが「男と女のラブゲーム」で検索したら、怪しげなおもちゃがいっぱいヒットして笑いました。
男と女のラブゲームは、1986年に武田薬品の「タケダ胃腸薬21」のCMに使用されたことで注目を集めます。
武田鉄矢さんと芦川よしみさんが「飲み過ぎたのはあなたのせいよ…」で始まるサビの部分だけ歌唱していたのですが、問い合わせが殺到したためにフルバージョンが制作されることになりました。
武田鉄矢さんが若い!
当時はおじさんとおばさんの曲だと思っていましたが、今観ると武田鉄矢さんも芦川よしみさんも若いし、芦川よしみさんがめちゃめちゃ綺麗です。
芦川よしみさんは、同1986年に昼ドラ「愛の嵐」に出演して知名度を挙げて、この「男と女のラブゲーム」でブレイクしましたね。
当時28歳ですが着物を粋に着こなし、スナックのママの風格を醸し出しています。
こちらは「氷雨」のヒットで知られる日野美歌さんと葵司朗さんバージョンの「男と女のラブゲーム」です。
CMでブレイクした武田鉄矢さんでしたが、イメージに合わないと拒否したため当初レコード化はされず、日野美歌さんと葵司朗さんバージョンの「男と女のラブゲーム」が一番最初にリリースされました。
1986年~1987年の会社7社による競作となり、芦川よしみさんは矢崎滋さんとのコンビで同曲をリリースしています。
そして本家である武田鉄矢さんと芦川よしみさんコンビも、「男と女のはしご酒」のカップリングとして1987年11月にリリースしました。
やはりCMの印象が強いですから、待ち望んでいた人も多かったのでしょう。
著作権使用料が年間3位とは、凄いですよね。
それにおしても、当時の演歌は強かったです。
今聴いても、とても良い曲ですよね。
男と女のはしご酒

続いてはタケダCM第二弾で、武田鉄矢さんと芦川よしみが出演したCMから派生した「男と女のはしご酒」です。
「男はあなた〇〇〇、女は君さ〇〇〇」のサビの部分をCMで歌い、1987年11月11日にリリースしました。
オリコンチャートも週間4位で、年間チャートも48位とヒットしています。
前回のCMのヒットメーカーの第二弾とあって、発売当初から注目されていました。
「男はあなた〇〇〇」の中に、デュエット相手の名前を入れて歌っていた人も多かったのではないでしょうか。
カラオケでの盛り上がり方を考えると、「男と女のラブゲーム」以上だったように思いますね。
2人の愛ランド

続いては1984年のヒット曲!
人気ユニットチャゲ&ASUKAのチャゲさんと、石川優子さんのデュエットで「ふたりの愛ランド」です。
「夏夏夏夏ココナツ、愛愛愛アイランド~♪」のサビの部分が耳に残る夏らしいナンバーでしたよね。
それもそのはず「JAL84沖縄キャンペーンソング」に使用されています。
1984年4月21日にリリースされました。
ポップなナンバーなので、若者がデュエットするときに「ふたりの愛ランド」を選ぶことも多かったのですが、1984年ですので「男と女のラブゲーム」よりも発売が早かったのですね。
演歌以外のデュエット曲として重宝されています!
夏ざかりほの字組
最後は研ナオコさんと田原俊彦さんの異色コンビでお送りした「夏ざかりほの字組」です!
個性派シンガーの研ナオコさんと、ジャニーズ事務所のアイドル俊ちゃん。
なかなかに意外な組み合わせですが、そこが良い味を出していました。
2人は日本テレビ系『カックラキン大放送!!』など各局の音楽番組で共演している名コンビだったのです。
満を持して(?)1985年7月21日に「夏ざかりほの字組」をリリースしました。
ザ・ベストテンでも9週に渡ってランクインし、最高位2位を記録するなど大ヒットしています。
そんな田原俊彦さんと研ナオコさんは、その後もお互いを支え合う関係を築いていました。
田原俊彦さんが「ビッグ発言」でマスコミからバッシングを受け、さらに1994年にジャニーズ事務所を退所してからも自分の番組に呼んでいたという研ナオコさん。
田原俊彦さんが苦境な時代も、以前と変わらずに接してくれた数少ない人だったといいます。
2017年に研ナオコさんが 梅沢富美男劇団特別公演『アッ!とおどろく夢芝居』の舞台中に足を滑らせて転倒し、大腿部頸部を骨折したときに、田原俊彦さんは突然お見舞いに現れたそうです。
病院に救急搬送されて入院直後は歩行もままならない状態だった研ナオコさん。
そんな研ナオコさんのお見舞いに現れ、病室で終始ふざけていた田原俊彦さんでしたが、帰り際に「ナオコさんは俺にとって、特別な存在だからさ」と言い、「また2人で歌おうよ」と激励したということです。
特別な存在とサラッと言える田原俊彦さん、カッコイイですよね。
どんなときも変わらずに、研ナオコさんが接してくれたことが余程心の支えとなっていたのでしょう。
「夏ざかりほの字組」は、素敵な絆を紡いだ名曲ですね!
まとめ
今回は「宴会の花だった!1980年代に流行ったデュエット曲には何がある?」についてご紹介しました。
そろそろアフターコロナですので、宴会も増えてくると思います。
そんな時に時代を超えた名曲揃いのデュエット曲で、盛り上がってはいかがでしょうか?