数多くのプログラマーを育て輩出した【マイコンBASICマガジン】

数多くのプログラマーを育て輩出した【マイコンBASICマガジン】

マイコンBASICマガジン、通称『ベーマガ』に育てられたというパソコン少年は非常に多かったのではないでしょうか。


マイコンBASICマガジン

毎月数十機種分の投稿プログラムが載っていました

ゲーム情報誌としてのベーマガ

名物ライター

私に解けないAVGはない! 山下章

Mr.萩の月 見城こうじ

「失礼なっ!」

それにしても、当時バリバリ現役の大学生だったのに、なぜこんな中年ネタが…

萩の月とは

仙台銘菓

当時、ベーマガを見ていてどれほど食べてみたかったか……

ベーマガ編集部

影さん

つぐ美ちゃん

Dr.D

編さん

編集長

全国の編さん&編集長ファンの皆様ご安心下さい

当時、この人たちが実在するのかどうかが気になって、眠れない夜が続くのでした。(大げさ)

音楽にも力を入れていました

代表的な音楽ライター

古代祐三

永田英哉

X68000で高度な音楽を演奏することができる『NAGDRV』にはお世話になりました。載っていた楽譜から打ち込みしてみたり、MML(パソコンの音楽言語)を入力して音楽を演奏させたりなど、プログラムやゲームだけでなく音楽も熱かったのです。

後年明かされたベーマガの舞台裏

・『ベーマガ』の人気コーナーだった「投稿」について教えてください プログラムの投稿は月に1000本以上あってそのうち、1983年当時で月に50本以上のプログラムを掲載していました。プログラムの内容はゲームがいちばん多かったですね。 掲載の基準は何よりアイデアがいちばんでした。これは目新しいなと思ったものを拾っていった。そして、次に重要なのはできるだけ短時間で打てる短いプログラムであること。アイデアが良くてもプログラムがあまり良くないという場合もありました。そうすると、Dr.Dが「ここが良いorダメ」と添削していたので、採用された人もそれで学んだと思います。 プログラム以外にもイラストの投稿がありましたね。プログラムを作れない方はイラストとか、あとはオーバーフローっていうはみだしのコーナーにたくさん投稿がありました。イラストではベーマガキャラクターの影さんが一番人気でした。ボケというか、よくパソコンを壊したり、仕事のじゃまをしたりというキャラでしてね。プログラムの注釈をつけるのはDr.Dだけど、編さんや影さんもゲームとしての面白さとかの論評とかを書いていました。オーバーフローに答えていたりとか。 そういうことも含めて、投稿にしても、イラストにしても、『ベーマガ』は読者の支えによって成り立っていた雑誌でしたね。

http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000882

まさにプログラマの原典!「ベーマガ」の魅力|【Tech総研】

・制作側の楽しみはどんなところにありましたか? やっぱり読者からの反応が楽しかったですね。はがきや電話で中・高校生の子から「プログラムが動かない」といった連絡がよくありましてね。話しているとすごく一生懸命でこちらが教えてあげると、その後「できました、ありがとう」って電話がかかってきてこちらがほっとしたり……。読者にとって自分に近い人たちが作っているってイメージがあったんじゃないかなって思います。 それとどこの会社にも、うちの読者だったという方がいてくれることですね。元読者でエンジニアになったというような方も多いですよ。 『ベーマガ』休刊前の数年間、学校の取材記事があって、そのときに先生が「読者だったんです」と言ってくれたりしました。「『ベーマガ』から取材が来るとは思わなかった」と喜んでくれて、自分も投稿をしたことがあるという話とかを聞いたりして。その先生が投稿したプログラムを掲載した記事を持参していくと、生徒が驚いて、先生が喜んで……と楽しい経験がいっぱいあります。 『ベーマガ』休刊をお知らせしたとき、ネットの掲示板ですごい数のスレッドが立って、その中の書き込みも「『ベーマガ』ありがとう」というコメントが多くて……。「自分が今あるのは『ベーマガ』のおかげ」と書いてくれる人もたくさんいて、すごくうれしかった。そのときのスレッドや書き込みは今でも印刷して大事にとってあるんですよ。

http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000882

まさにプログラマの原典!「ベーマガ」の魅力|【Tech総研】

入門者向けということを大きく意識していたのですね。確かに載っているプログラムは程々の長さで、「これなら打ち込んでみようかな」という気分になりました。プログラムが長すぎると打ち込みが大変ですし、打ち込んだゲームがつまらなかった時のガッカリ感が半端無いですからね。

しかし時代の波には逆らえず、緩やかに衰退へ

そして休刊へ

ベーマガは実に多くの技術者を育て、社会に輩出しました。ベーマガはなくなってしまいましたが、その大いなる功績は今後も称えられていくことでしょう。その熱いスピリットと輝かしい思い出は、永遠に我々の心に刻まれています。

と言いつつ、密かに復活の兆し!?

これはもう、今後に期待するしかありませんね!

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