90年代のテレビドラマも洋楽で溢れていた!

90年代のテレビドラマも洋楽で溢れていた!

80年代は洋楽や洋楽のカバーがドラマ主題歌に多く起用されていましたが、90年代に入ってもその流れは引き継がれています。またCDが最も売れる時代といわれ洋楽・邦楽問わず特にドラマ主題歌には活気がありました。今回は懐かしのテレビドラマと共に洋楽主題歌の名曲を一緒に振り返っていきましょう。


ドラマ『恋人よ』の主題歌はセリーヌ・ディオン「トゥ・ラヴ・ユー・モア」

ドラマ『恋人よ』(95年)は、結城愛永(演:鈴木保奈美)と宇崎航平(演:岸谷五朗)がそれぞれの結婚式を数時間後に控えていた式場で出会ってしまうところから物語は始まります。2人はともに結婚式直前になって婚約者の裏切りを知り落ち込んでいました。しかしそれでもお互いを励まし、半年後に幸せになれたかどうかを報告し合おうという約束を交わし、無事に結婚。その後連絡することはなく忘れかけていた矢先、偶然にも愛永が夫・遼太郎(演:佐藤浩市)とともに航平が妻・粧子(演:鈴木京香)と暮らす隣の家に引っ越してきたことで、穏やかだった日々に亀裂が入っていくのです。

本作の主題歌を担当したのは何と世界の歌姫 セリーヌ・ディオン。「トゥ・ラヴ・ユー・モア」は贅沢にも『恋人よ』のために書き下ろされた作品で、楽曲を手がけた音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターがドラマの筋立てを読み製作したという。日本国内のみで150万枚を売り上げ、オリコンシングルチャートでは『フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング』を歌ったアイリーン・キャラ以来12年ぶりに海外アーティストがナンバーワンに輝いたという名曲中の名曲です。

また同曲に参加した当時クライズラー&カンパニーのメンバーだった葉加瀬太郎さんはこれが縁で3年間ディオンのワールドツアーに同行しました。その後彼女が、歴史的大ヒットを記録した映画『タイタニック』の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」でさらに知名度を上げたことはいうまでもありません。

ドラマ『沙粧妙子 – 最後の事件 –』の主題歌はロッド・スチュワート「Lady Luck」

1995年にフジテレビ系列の「水曜劇場」枠にて放送された『沙粧妙子 - 最後の事件 -』(さしょうたえこ さいごのじけん)は、猟奇殺人犯を追う警視庁捜査第1課の警部補・沙粧妙子(演:浅野温子)を描き、まるでジェットコースターのような展開と不気味で独特な雰囲気が魅力的な異色のサスペンスドラマです。同作には当時SMAPの香取慎吾さんをはじめ、ブレイク前の反町隆史さんや広末涼子さん、柏原崇さんなど後に主役級となる顔ぶれが勢揃いしており、今見ると結果的にとても贅沢なキャスティングとなっていることが面白いですよね。

本作の主題歌はロッド・スチュワートの「LADY LUCK」。毎回終盤で流れる印象的なイントロが素敵で、まるで海外ドラマを見ているかのようにカッコ良かったです。そして挿入歌にはマドンナの「ラ・イスラ・ボニータ」が起用されているなんて何と豪華なのでしょう!ドラマ自体も今ではきっとコンプライアンス的に難しく、当時だからこそ作ることが出来たであろうかなり攻めた作風でした。

ドラマ『イグアナの娘』の主題歌はエルトン・ジョン「ユア・ソング」

『イグアナの娘』(96年)は、実際には普通の容姿をした女の子である青島リカ(演:菅野美穂)が、自分自身と母ゆりこ(演:川島なお美)の目には醜いイグアナの姿にしか映らず、母からの冷遇と自身のコンプレックスに悩みながらも父・正則(演:草刈正雄)や同級生の岡崎昇(演:岡田義徳)、三上伸子(演:佐藤仁美)らに支えられながら成長していく物語です。ヒロインを演じた菅野美穂さんが女優として注目された作品でもありましたよね。

本作の主題歌はイギリス出身の天才音楽家エルトン・ジョンが1970年に発売したアルバム『僕の歌は君の歌』に収録された同名シングル「ユア・ソング」(邦題:僕の歌は君の歌)です。ファンタジー要素はありながらも親子の確執を濃密に描いているだけにこの曲が癒しのような役割を果たしていたように感じます。その他にも日産マーチのCMソングや織田裕二さん主演の映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』の主題歌としても起用されました。

ドラマ『真昼の月』の主題歌はスウィング・アウト・シスター「あなたにいてほしい」

『真昼の月』は、TBS系列で1996年に放送されたラブストーリー。クリーニング店を営む青年・富樫直樹(演:織田裕二)とアナウンサー志望の山下舞永(演:常盤貴子)が出会い恋に落ちるも、ある夜舞永は見知らぬ男たちに襲われ、心に深い傷とトラウマを負ってしまいました。しかしそんな絶望の中、直樹との関係が少しずつ彼女を回復へと向かわせるのです。

本作の主題歌スウィング・アウト・シスターが歌う「あなたにいてほしい」(英題:Now You’re Not Here)は彼らが『真昼の月』のために書き下ろした楽曲。日本でのみ発売された同シングルは30万枚を越える売り上げを記録し、1997年の「日本ゴールドディスク大賞」洋楽部門のグランプリ・シングル賞に輝きました。切ないメロディーと優しい歌声が涙を誘う名曲です。

ドラマ『協奏曲』の主題歌はヴァネッサ・ウィリアムス「アルフィー」

『協奏曲』(96年)は、著名な建築家である海老沢耕介(演:田村正和)と、建築家を夢見る青年・貴倉翔(演:木村拓哉)がひょんなことから知り合い一緒に働き始める……そして翔の恋人でありながら次第に海老沢へと心惹かれていく美しい女性・花(演:宮沢りえ)の3人の運命が複雑に絡み合う切なくもロマンチックなラブストーリーです。

本作の主題歌はアメリカ人歌手のヴァネッサ・ウィリアムスが歌う「アルフィー」。お洒落で切ない『協奏曲』にピッタリな名曲です。この曲を聴くとドラマを思い出すという人も多いのではないでしょうか。ちなみにヴァネッサは女優としても活躍しており、シュワちゃんと共演した映画『イレイザー』でも知られています。近年では人気テレビシリーズ『アグリー・ベティ』や『デスパレートな妻たち』などにも出演していますので、ぜひチェックしてみてください。

80年代~90年代のドラマ主題歌に使用された洋楽特集 - Middle Edge(ミドルエッジ)

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