黄金時代だった80年代後半のコロコロコミック
80年代後半、小学生男子は皆、コロコロコミックに夢中だった。まさにバイブル的存在だったコロコロコミック、数々の名作を生み出し、そこから流行も生み出していった黄金時代と言える80年代後半のコロコロコミックをプレイバックしてみましょう。
おぼっちゃまくん
御坊財閥の跡取り(999代目)息子御坊茶魔がその財力を使って破天荒すぎる行動をしまくるギャグ漫画。上記の「友だちんこ」やお父ちゃまとのペロペロ挨拶など下品極まりない行動ばかりで親からは不評だった(はず)。
茶魔のライバルで、見栄で前から見たら豪勢な服装、後ろは裸という「貧ぼっちゃま」は、主人公以上に人気だったとも。
作者は、今はAKB好きでもお馴染みになっている小林よしのり氏。
かっとばせキヨハラくん
西武に入団してすぐのキヨハラくん。とにかく明るい陽気者で、周りを困らす行動ばかり繰り返す。また、同期のライバルで巨人に入団したクワタくんは陰険にキヨハラにいたずらを仕掛けるなーんて言うドタバタが繰り広げられるプロ野球を舞台にしたギャグ漫画。お坊ちゃまのカズシゲくんなど野球選手の名前を覚えるきっかけになった人も。

つるピカハゲ丸
とにかくとことん貧乏家庭のハゲ田ハゲ丸とその一家が、なりふり構わず様々な節約に挑む4コマギャグ漫画。
小学生時はただただ笑って見ていましたが、大人になった今見ると、節約の参考になったりして!?
「ツルセコ~」と言う言葉も流行りまくった。
ダッシュ!四駆郎
ミニ四駆ブームを巻き起こした立役者の一つ。「スーパーエンペラー」や「ホットショットJr.」などマンガに登場したマシンが実際買えることで、登場人物になりきりボーイが続出していた。
ドラえもん
もはや説明不要の日本を代表する不朽のファンタジーマンガ。
コロコロコミックは、ドラえもんをまとめて読めるものが欲しいと言うのが発端で出来た雑誌だけに、ドラえもんは映画前などにまとめて長編も読むことができた。
スーパービックリマン
社会現象にまでなっていたビックリマンシール「悪魔VS天使シール」の登場人物を中心に、ストーリー仕立てにした漫画。あだ、ビックリマンはそれぞれの世界が出来上がっていたため、邪道と好んでいない人も少なくなかった。
ファミコンランナー 高橋名人物語
ファミコンが大ブームとなっていた頃、ハドソンの社員で16連射を得意技としていた高橋名人が一気に人気者に。そんな高橋名人の半生を描いたマンガ、この作品により高橋名人は小学生男子の中のヒーローとなった。
以上となります。ミニ四駆、ファミコン、ビックリマンなどなどこの時代のブームを作り上げていたことが、今見ると分かりますよね。
今ではPTAが黙っていないようなギャグ漫画も!実家のクローゼットの奥を探してみたら、当時のコロコロや単行本が眠っているかもしれませんよ。