テレビドラマでキャリアを復活させた映画スターたち

テレビドラマでキャリアを復活させた映画スターたち

ハリウッドの映画俳優の中にはテレビドラマからキャリアをスタートさせた人が沢山います。そしてその逆もまた然り。今回は1度は映画界で脚光を浴びたスターがドラマで再び返り咲いたお話です。海外ドラマ好き必見!


クレア・デインズ(Claire Danes)は、1979年4月12日生まれニューヨーク・マンハッタン出身の女優です。「アクターズ・スタジオ」で演技を学び、『若草物語』(1994年)で映画デビューしました。同年、NHKでも放送されたテレビシリーズ『アンジェラ 15歳の日々』に主演し、いきなり「ゴールデングローブ賞」主演女優を受賞したことで一躍注目の的に!

レオ様と共に世界的なアイドル女優へ

そしてクレア・デインズの人気を確立したのが、レオナルド・ディカプリオと共演し大ヒットを記録した『ロミオ+ジュリエット』(1996年)です。クレアは同作でヒロインのジュリエット役を好演し、一躍アイドル的な存在に。この映画の成功により彼女は世界的な知名度を獲得し、ハリウッドスターの仲間入りを果たしました。その後も『レインメーカー』や『めぐりあう時間たち』『ターミネーター3』などヒット作が続きます。

しかし2004年からスタートさせた俳優ビリー・クラダップとの交際がスキャンダルへと発展。この2人の交際は、当時妊娠中だったクラダップの恋人メアリー=ルイーズ・パーカーとの関係を投げ出す形で始まったことから連日ゴシップ誌を賑わせ、それまで清純派のイメージが強かったクレアの女優人生にも大きな影響を及ぼすこととなりました。

スキャンダルをバネに新たな挑戦

そんな崖っぷちだったクレア・デインズのキャリアを救ったのがテレビ映画『テンプル・グランディン 自閉症とともに』(2010年)です。この作品で彼女は、実在する自閉症の動物学者テンプル・グランディンを演じ、「エミー賞」と「ゴールデングローブ賞」の両方で主演女優賞を獲得。そして2011年より2020年まで全8シリーズ続いたテレビドラマ『HOMELAND/ホームランド』にて見事キャリアを回復させました。日本ではケーブルテレビをはじめ「Netflix」や「Hulu」でも配信されています。

現在ハリウッドスターのテレビ進出が止まらない。もしかするとクレアはそんな流行りの先駆けだったのかもしれませんね。

マーティン・シーン

マーティン・シーン(Martin Sheen)は、1940年8月3日生まれオハイオ州デイトン出身の俳優です。息子のエミリオ・エステベス、チャーリー・シーンも俳優。フランシス・フォード・コッポラによる戦争映画『地獄の黙示録』(1979年)にてウィラード大尉を演じ一躍有名になりました。

大統領が当たり役!

しかし『地獄の黙示録』でトップ俳優となりながらも、その後は長い間ヒット作に恵まれなかったマーティン・シーン。そんな彼が再び脚光を浴びたのが、日本でもNHKのBS2で放送された政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』です。同作でシーンは主人公のアメリカ合衆国大統領、ジェド・バートレットを約7年間好演し「ゴールデングローブ賞」をはじめ数々の栄光に輝きました。

サリー・フィールド

サリー・フィールド(Sally Field)は、1946年11月6日生まれカリフォルニア州パサディナ出身の女優・映画プロデューサー・監督です。母親は女優のマーガレット・フィールド。長男は「ハンガー・ゲーム FINAL」シリーズや『トップガン マーヴェリック』の脚本家ピーター・クレイグ。

1960年代半ばから70年代頃まではテレビドラマでキャリアを重ね、その後映画界へ。1979年の『ノーマ・レイ』、1984年の『プレイス・イン・ザ・ハート』でこれまでに2度「アカデミー主演女優賞」を受賞している実力派です。

2つのフィールドで活躍するオスカー女優!

オスカー女優となってからもその勢いは衰えることを知らず、『パンチライン』や『マグノリアの花たち』『フォレスト・ガンプ/一期一会』など様々なジャンルの作品に参加。中でも『ミセス・ダウト』のミランダ役は新鮮でした。

関連する投稿


【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

プロ野球選手が引退後、タレントとして新たな道を歩むケースは数多く見られます。その中には、俳優業にまで進出し、映画やドラマで活躍する人も少なくありません。今回は筆者の独断と偏見に基づき、人気ドラマに出演した元プロ野球選手の中から、特に印象に残っている面々をご紹介します。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

1991年3月にミステリーハンターとして登場されると出演回数8回で、出演回数ランキング33位となるジュリー・ドレフュス さん。2013年出演のドラマ「老舗旅館の女将日記」を最後にメディアで見かけなくなり気になりまとめてみました。


「ひとりでできるもん!」の主人公で3代目まいちゃんの『伊倉愛美』現在は?!

「ひとりでできるもん!」の主人公で3代目まいちゃんの『伊倉愛美』現在は?!

2000年4月から『ひとりでできるもん!』に主人公・今田まい(3代目まいちゃん)役としてレギュラー出演した伊倉愛美さん。現在は結婚されお母さんに・・・。


中学3年生でモデルデビューした「ワンギャル」第4期生でモデルの『 竹下玲奈』!!

中学3年生でモデルデビューした「ワンギャル」第4期生でモデルの『 竹下玲奈』!!

鹿児島県奄美大島で生まれ育った竹下玲奈さん、15歳当時の中学3年生時にスカウトを受け、1997年に雑誌『プチセブン』誌上でモデル業を開始しワンギャルとしても活躍されていました。


最新の投稿


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。