昭和キッズなら誰でも男女問わず一度は吉田理保子さまの声に憧れたことがあるのではないでしょうか??
…あっ、すみません、スキすぎて「さま」をつけてしまいました…
吉田理保子さんは現在の声優人気ブームの火付け役のお一人、いや元祖女性声優アイドルといっても過言ではないでしょう!
吉田理保子とは?
吉田理保子
筆者が初めて吉田さんを意識したのは「魔女っ子メグちゃん」です。
これは吉田さんを知る人ならほとんどそうではないかなと思います
神崎メグ(「魔女っ子メグちゃん」)
この記事を書くにあたり確認したら全72話なんですね!
一年くらい、52話くらいだと思っていましたが…。
「メグちゃん」はどの話もハズレがなく、とっても面白かったので71話、つまり一年半があっという間だったんでしょう。
そして、改めて第一話を見ると、吉田さんのメグちゃんはとてもはつらつとしていてはじける様なせりふまわし!
当時26歳くらいだと思うのですが、まさにメグちゃんにふさわしいですよね。
その最終回を見てみましょう。
最終回になるとまさに「いつもの吉田さんの声」って感じがしますね。
メグ・作品とともに吉田さんの声優としてのキャリアもアップしたと言えます(理保子さますみませんえらそうに…)
それにしても改めて見ると(こればっかりですが)いい最終回だなあ!
さて「メグちゃん」と同時期に吉田さんはもうひとつのキャラを演じています。
「アルプスの少女ハイジ」のクララです。
クララ・ゼーゼマン(「アルプスの少女ハイジ」)
クララ・セーゼマン
「アルプスの少女ハイジ」でクララの初登場は第19話「フランクフルトへ」です。
筆者は当時両方とも見ていました。ただし、地元ではハイジはやや遅れて放映していたかな?
それでもハイジ終了の1974年末くらいまでは吉田さんはメグちゃんとクララを同時進行されていたんですよね。
メグちゃんは基本的に元気ハツラツ、お茶目でおっちょこちょい、クララは物静かで思慮深いお嬢様と、キャラがまったく違いますがそれを演じ分ける吉田さん、まだ20代後半のはずですが、すばらしいです。
ただ、筆者イチオシの吉田さんキャラは「一休さん」の「桔梗屋弥生」なんです!
桔梗屋弥生(一休さん)
一休さんは1975年10月15日から1982年6月28日までオンエア。
筆者は弥生さんのような頭の回転が速くて気の強い女子に憧れちゃうんですよね。
本来なら高慢ちきで鼻持ちならないキャラになってしまいそうな弥生さんですが、吉田さんの声のおかげで、憎めないキャラになっています。
いいお婿さんとって桔梗屋をついでほしいなあと思っています。
弥生さんならいい女将さんになれますよ(笑)
メグちゃん、弥生さんなど、吉田さんは東映動画(現・東映アニメーション)のレギュラーキャラが多いのですが、その中でも「ゲッターロボ」の早乙女ミチルと「鋼鉄ジーグ」の卯月美和は吉田さんが演じたキャラの中でベスト5に入れる方は多いのでは?
早乙女ミチル(「ゲッターロボ」)
「ゲッターロボ」は1974年オンエアなので、実はメグちゃん、クララ、そしてミチルも同時進行だったのですね!
早乙女博士ご令嬢、そして戦う美少女としてはメグちゃんとクララの中間にあるようなキャラですね。
そしてこの系統のキャラで「卯月美和」がいます。
卯月美和(鋼鉄ジーグ)
ジーグは1975年10月オンエアなので美和は弥生さんと同時進行ですよね。
毎年いくつもキャラを演じていらっしゃる吉田さん。
その人気ぶりはおわかりでしょう。
さて1975年にはもうひとつ同時進行の吉田さんのレギュラーキャラがあります。「メグちゃんと似ているのでびっくりした」とおっしゃるキャラ、そう、このサイトの読者さまならおわかりですよね。
「グレンダイザー」のマリアちゃんです!
グレース・マリア・フリード
マリアちゃんは49話から登場なので、1975年9月から登場。
キャラクターデザインはマリアちゃんだけ荒木伸吾さん。
そうです、メグちゃんと同じ方なのです。
吉田さんがびっくりされるのも納得ですよね。
吉田さんの昭和50年代は活動著しく
・西園寺さくら(マシンハヤブサ)
・香取梨恵(アローエンブレムグランプリの鷹)
・一条明日香(あしたへアタック)
・桐野リサ(惑星ロボダンガードA)
・小森チックル(魔女っ子チックル)
など数々のレギュラーがあります。
アニメだけではなく特撮の「アクマイザー3」でもダルニアのアフレコを担当しました。
ダルニア「アクマイザー3」
ダルニアは紅一点のキャラということもあり、かなり重要な役どころでした。
モンスリー(「未来少年コナン」)
『未来少年コナン』(みらいしょうねんコナン)は、1978年4月4日から10月31日にかけて、毎週火曜日19時30分から20時00分(日本時間)まで日本放送協会(NHK)で放送された日本のアニメ作品である。全26話。製作会社は日本アニメーション。
モンスリーは初登場の頃は高飛車な…弥生さんが桔梗屋の女将になったらこんな感じかなと思うようなキャラでしたが、徐々にコナンたちの仲間になっていくんですが、そのキャラクターの変化を吉田さんは見事に演じ分けているんですね。
モンスリーの名せりふ「馬鹿ね!」は有名ですが、まとめている動画があります。
これを見ると、やはり吉田さんってすごいなあと思います。
下記リンクをどうぞ♪
モンスリーの「バカね」を集めてみた1 ‐ ニコニコ動画:GINZA
モンスリーの「バカね」を集めてみた2 ‐ ニコニコ動画:GINZA
コナンは全26話という昭和にしては短めの作品ですが、良質のアニメでしたね。
麻衣マチコ(「まいっちんぐマチコ先生)
「まいっちんぐマチコ先生」は当時ものすごくブームになりましたよね。吉田さんの明るい声はマチコ先生に似合ってますよね♪
吉田さんは80年代も90年代も大活躍されていますが、個人的に筆者の80年代90年代キャラでイチオシは「おばけのホーリー」のマジョリーヌさまです。
筆者はマジョリーヌさまを初めて見たとき、「メグちゃんが帰ってきた!」と思ったものです。
第一話がF2動画にありました。以下のリンクからご覧ください。
おばけのホーリー 1話 ぼくがおばけのホーリーだ - FC2動画
吉田理保子さまは不世出の声優さん!
吉田さんは70~80年代のアニメブームのときは麻上洋子さんとレコードを出したり、ラジオ番組をされていたりなど、大活躍でした。
1998年1月に声優業からは引退され、現在はマネージメント、キャスティングのお仕事をなさっています。
あの美声が聞けないのは残念ですが、の再現アニメなどでご自分のキャラのときなどは特別に参加されているそうです。
吉田さんの全盛期に子ども時代をすごしたということはある意味幸せなことだったのかもしれませんね。