ルドルフとイッパイアッテナのあらすじ
 
  	岐阜県に住む小学生のリエちゃんに飼われている黒い子猫のアドルフは、室内飼いでしたが外の世界の冒険をします。
そんな冒険中に魚屋さんに追いかけられてしまい、うっかり長距離トラックに乗ってしまいました!
そして長い移動の末、トラックが着いたのは、岐阜県から遠く離れた東京都だったのです。
知らない場所に来てしまって焦り、お腹を空かせたアドルフはある大きなトラ猫と出会いました。
名前を聞くと「いっぱい、あってな…」と答えるトラ猫。
「いっぱい、あってな」が名前だと思ったアドルフは「イッパイアッテナか、変な名前」と勘違いしました。
思わず笑ってしまったイッパイアッテナは、ルドルフを連れて自分のねぐらである神社の軒下に帰ったのです。
もともとは飼い猫だったイッパイアッテナは、人間に甘えてあちこちでご飯を貰う術を知っていました。
行く先々で違う名前で呼ばれるイッパイアッテナ。
そうイッパイアッテナの語源は、「名前はいっぱいある」という事だったのです。
イッパイアッテナはアドルフに、教養を身に着ける事だと教えます。
学校に給食の残りを貰いに行くと、給食センターの女性がルドルフを見て「黒猫は縁起が悪い」と言いますが、ショックを受けるルドルフに「迷信を信じるのは教養がない」と慰めた事もありました。
イッパイアッテナは、アメリカに移住する飼い主が日本に残していくイッパイアッテナの生きる術として文字を教えてくれたのです。
そしてその知識を使って、アメリカの飼い主に会いに行こうとしていたのでした。
ルドルフも岐阜に帰るため、文字を勉強することにします。
そしてとうとうルドルフは、覚えた文字で岐阜行きのトラックを乗り継ぎ、無事にリエちゃんの家に着いたのでした。
でも、もうリエちゃんの家には、新しい黒猫のルドルフがいたのです…。
イッパイアッテナが教えてくれたこと
 
  	『ルドルフとイッパイアッテナ』の著者・斉藤洋さんが教える『童話作家になる方法』 | ほんのひきだし
シリーズ4作で100万部を突破した「ルドルフとイッパイアッテナ」の著書の斎藤洋は上記のように語っていました。
普通の猫だったら、取り残された東京で生きていくだけで精一杯でしょう。
人間の目から見ると、飼い主を恨んでもおかしくありません。
でもイッパイアッテナは、決して飼い主を恨まず、飼い主が与えてくれた知識を使って生きていくだけでなく、アメリカに行こうと考えているのです。
不運な人生を悲観し恨むのは簡単ですが、教養を身に付ければ自分の目標を叶える事が出来る!それがイッパイアッテナがルドルフに伝えたい事だったのでしょう。
ルドルフとイッパイアッテナ|絵本ナビ : 斉藤 洋,杉浦 範茂 みんなの声・通販
こんなレビューがありました。↑
私も2016年にこの映画が公開されたときに、当時小学生の2人の子供を連れて観に行ったのですが、同じ事を思いましたね。
親はいつまでも子供を守ってやれません。
いずれ子供は自立して、自分の足で歩いて行くようになります。
生きていく術を学んでおけば、しっかり立って歩いていけるようになると、イッパイアッテナに教えられました。
そんな生きる力を子供に教えてくれる「ルドルフとイッパイアッテナ」はAmazon primevideoで観られます!
Amazon.co.jp: ルドルフとイッパイアッテナを観る | Prime Video
児童書も映画も、昭和から令和まで子供も大人も夢中になれる作品です!
 
     
    




