【日本人編】90年代に大活躍だった子役たちは今何してる?

【日本人編】90年代に大活躍だった子役たちは今何してる?

90年代お茶の間を沸かせた人気子役たちは今何をしているのでしょうか。あの頃の物語には欠かせなかった彼らの現在にスポットを当ててみました。


安達祐実

安達祐実さんは90年代を象徴する超人気子役です。彼女を一躍有名にした作品と言えば、自身が主演し大ヒットを記録した『家なき子』シリーズ。安達さん演じるすずが放つ「同情するなら金をくれ」という衝撃的なセリフも一大ブームとなりましたよね。

その後も主演映画『REX恐竜物語』をはじめ「具が大きい」というフレーズが印象的だった「咖喱工房」のCMなどでもお馴染みでした。

そんな大人気子役だった安達さんを本格女優へと引き上げたもう一つの代表作、それがドラマ『ガラスの仮面』です。演技力に定評のあった安達さんが演じた北島マヤは彼女の新たなはまり役として多くの人々の記憶に残っていることでしょう。

その後、10代後半から20代は可愛らしい童顔も手伝って少しだけ子役からの脱皮に苦労しているようでしたが、止まることなくキャリアを重ねた結果、近年では主演・助演問わず幅広い役柄を演じられる実力派ベテランへと成長。今も第一線で活躍し続けています。

私生活では、お笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤さんと結婚し1児をもうけましたが離婚。現在はカメラマンの男性と再婚して2児の母親となりました。

えなりかずき

えなりかずきさんは、言わずと知れた長寿ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』シリーズでブレイクした90年代を代表する名子役の1人です。泉ピン子さん演じる五月と角野卓三さん演じる勇夫婦の長男・小島眞役として大きな注目を集め、これがえなりさんの当たり役となりました。子供でありながら大人びた物言いとちょっぴり老けた昭和顔がキュートでしたよね。同役を最終シリーズまで演じ抜き、その後のスペシャル版にも登場し続けています。

2001年にはつんく♂さんのプロデュースによりシングル「おいらに惚れちゃ怪我するぜ!!」で歌手デビューを果たし、紅白歌合戦にも出場しました。現在は俳優業の他にバラエティー番組でも大活躍し、特に豊富な知識を活かしたクイズ番組『くりぃむクイズ ミラクル9』のレギュラー出演者としてもお馴染みですね。

また長寿ドラマに出演していたことで、通常多くの子役出身者が苦労するといわれる青年への転換期を上手に乗り越えた稀有な人物と言えるのではないでしょうか。

野村佑香

野村佑香さんは90年代に巻き起こったチャイルド・ブームの火付け役。3歳の頃より子役モデルとして芸能活動を開始し、テレビドラマやCM・雑誌と大活躍でした。中でも特に注目を集めたのは、ティーンアイドルの要素を兼ね備えた若手俳優・女優を多く起用していたドラマ『木曜の怪談』。

野村さんは滝沢秀明さん主演のドラマ「怪奇俱楽部」にてヒロインの紺野エリカ役を演じ人気を博しました。タッキー演じるのぼるとの可愛らしいやり取りにキュンとした人も多いはず!

少女向けファッション誌『二コラ』ではモデルとして活躍し、ティーンのファッション・リーダー的な役割を果たすなど、この子役の枠を超えた活躍はまさにチャイドル世代のアイコン的存在でした。

また「ねるねるじぇらじぇら、ねるねるじぇらじぇら」の独特なセリフが話題を呼んだアイスクリーム『ねるじぇら』のCMも印象的でしたよね。しかし次第にチャイルド・ブームも終わりの時を迎え、気が付けば彼女の活躍を目にする機会は減っていきました。

大学入学後は学業を優先し、2004年には一度芸能活動を休止。2007年より再び女優業に復帰!近年は得意のDIYを活かしバラエティー番組で活躍することも増えてきましたね。私生活では、2011年に一般男性と結婚し現在二児の母親となっています。

女優・野村佑香の完全復活を応援しましょう!

森廉

森廉さんは劇団ひまわりに所属しテレビドラマを中心に活躍していた人気子役でした。

特に印象的だったのが、織田裕二さん主演のドラマ『お金がない』の幼い弟役や当時ジャニーズJrだった滝沢秀明さんを一気にスターダムへと押し上げた『怪奇俱楽部』。

『怪奇俱楽部』で森さんは、野村佑香さん演じる紺野エリカの弟・修平を演じています。しかし成長と共に、いつしか彼の活躍を目にする機会は減っていきました。ですが決して俳優業を引退したわけではなく、現在は東宝芸能に移籍し、派手さはないものの、地道にキャリアを積み重ねており、2016年には映画『シン・ゴジラ』にも出演しています。大人になった俳優・森廉さんも応援したいですね。

ウエンツ瑛士

ウエンツ瑛士さんは4歳でモデルデビューを果たし「天使系美少年」と呼ばれたザ・可愛い系子役の代表格です。そして小学4年生から5年間レギュラー出演した『天才てれびくん』のてれび戦士として一躍大きな注目を集め、当時は今のような三枚目キャラではなく、二枚目として圧倒的な人気を誇っていましたよね。番組内で歌った「8cm」は隠れた名曲として知られています。

その後同じ事務所の俳優・小池徹平さんと共に2002年、音楽デュオWaT(ワット)を結成。路上ライブを経て、2005年に「僕のキモチ」でメジャーデビューを果たすと、史上最短で紅白歌合戦に出演しました(2016年に解散)。

また主演した実写映画『ゲゲゲの鬼太郎』では「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞するなど順風満帆だった中、2018年10月より一時芸能活動を休止し1年半のイギリス留学へ。帰国後はすぐに復帰し、近年ではミュージカル俳優としても活躍するなど、活動の幅を広げています。

反田孝幸

反田孝幸さんは90年代に活躍していた演技派子役です。劇団ひまわりに所属し6歳で芸能界入り。特に印象的な役柄と言えば、1994年に放送された赤井英和さん主演、Kinki Kidsの堂本剛さん、堂本光一さん、桜井幸子さん共演により大ヒットを記録したドラマ『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』。反田さんはこの作品でイジメグループの一員から一転、仲間割れがもとで自身が新たなイジメのターゲットとなってしまう松野裕次を演じました。

そしてその高い演技力で注目されると、『3年B組金八先生』第4シリーズでは学級委員長の佐藤賢治役に大抜擢。この作品でさらに知名度を上げました。その後も堂本剛さん主演の『青の時代』や松嶋菜々子さんと滝沢秀明さんが主演した『魔女の条件』などの人気作にもゲスト出演。現在は文学座の正式座員として舞台を中心に活動している模様です。

ハリウッド編はこちら!

ハリウッド人気子役スターのその後 - Middle Edge(ミドルエッジ)

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