現役最年長力士・華吹(51)が現役引退を表明。
大相撲の現役最年長力士で、昭和に初土俵を踏んだ最後の現役力士としても知られた立浪部屋の華吹(はなかぜ、51歳)が、23日に閉幕した初場所をもって現役を引退することを表明しました。
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華吹は1970年、東京都足立区出身。1986年の春場所で初土俵を踏み、以来序の口、序二段、三段目で長年にわたり活躍を続けていました(最高位は東三段目18枚目、2003年九州場所)。大相撲での通算在位は214場所と歴代最多で、通算成績は683勝788敗13休。2021年の初場所では、実に116年ぶりとなる50歳以上の力士の勝ち越しを実現するなど、ミドル世代希望の星として大きな話題となりました。なお今後については、立浪部屋でちゃんこ長を長年務めた経験から兵庫県内の飲食店に携わるとのこと。第二の人生に向けて、着々と準備をしている模様です。
華吹が初土俵を踏んだ1986年の出来事の数々!!
華吹が初土俵を踏んだ1986年(昭和61年)。当時の大相撲は横綱・千代の富士全盛の時代であり、バブル景気がスタートした年でもありました。ここでは、1986年に流行した物事についていくつかピックアップして思い出しておきましょう。
「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」が放送スタート!
1月には、TBS系列で「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」の放送がスタートしました。ドリフターズを代表する人気バラエティ「8時だョ!全員集合」の後継番組であり、現在のYouTubeのはしりとも言える「おもしろビデオコーナー」や、翌1987年に発売されたPCエンジン用ゲームなどが人気となりました。

ハレー彗星が地球に接近!
2月には、75.3年周期で地球に接近する天体・ハレー彗星がおよそ76年ぶりに最接近することが話題に。その姿を一目見ようと、望遠鏡や双眼鏡を親にねだる子供が続出しました。

ドラゴンクエストが発売!
5月には、エニックスよりファミコン用ソフト「ドラゴンクエスト」が発売。翌1987年1月には「ドラゴンクエストⅡ」も発売され、空前のRPGブームが到来しました。

「写ルンです」が発売!
7月には、富士フイルムより「写ルンです」が発売。使い捨てカメラというジャンルのパイオニアであり、「写ルンです」の普及によって写真がより身近なものとなりました。

新人類が流行語に!
1986年の新語・流行語大賞では、新語として「究極(雁屋哲原作の漫画より)」、流行語として「新人類」が選ばれました。新人類は栗本慎一郎による造語であり、お笑い芸人「とんねるず」をはじめとした若者たちを象徴する言葉として世間に浸透しました。

上記でご紹介した以外にも、おニャン子クラブやホワッツマイケルといった「猫ブーム」、上野動物園のパンダ「トントン」、イギリスのダイアナ妃をイメージした「ダイアナファッション」などが流行した1986年。今一度、当時の記憶を思い出しておきたいところです!
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