名作映画【タイタニック】出演者たちのその後・・・

名作映画【タイタニック】出演者たちのその後・・・

1997年に公開され、歴史的大ヒットを記録した映画『タイタニック』。今回はこの名作に出演したキャストたちのその後にスポットを当て、ご紹介したいと思います。


タイタニックとは

主題歌はセリーヌ・ディオン!

主題歌はセリーヌ・ディオンが歌う「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」。同曲はセリーヌ最大のヒット曲であり、また歴史上最も売れたシングルの一つでもあります。アカデミー賞では「アカデミー歌曲賞」を受賞しました。

レオナルド・ディカプリオ

本作の主人公ジャック・ドーソンを演じたレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)は、 1974年11月11日生まれカリフォルニア州ロサンゼルス出身。言わずと知れたハリウッドを代表する俳優の1人です。10代の頃からすでに甘いマスクと確かな演技力で、若者を中心にアイドル的な人気を得ていましたが、『タイタニック』の歴史的な大成功は、彼を一躍世界的なトップスターへと押し上げました。1990年代後半のセックスシンボルであり、また世界中で「レオマニア」と呼ばれる熱狂的なファンが生まれるなど、まさに存在自体が社会現象に!日本では「レオ様」の愛称で親しまれていますよね。

その後も順調にキャリアを積み重ね、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002年)や『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)、『アビエイター』(2004年)、『ディパーテッド』(2006年)、『華麗なるギャツビー』(2013年)など現在に至るまで数多くの代表作が存在します。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)ではブラッドピットと初共演。そして『レヴェナント 蘇えりし者』で悲願のアカデミー賞主演男優賞に輝きました。

私生活では、これまで華麗なる恋愛遍歴をみせながらも未だ独身貴族を貫いています。ちなみにケイト・ウィンスレットとはプライベートでも大親友。2008年には『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』で『タイタニック』以来となる再共演を果たし、夫婦役を演じました。(同映画の監督はケイトの当時の夫サム・メンデス)。

ケイト・ウィンスレット

本作のヒロイン。84年前の若きローズ・デウィット・ブケイターを演じたケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)は、1975年10月5日生まれイングランド・バークシャー州レディング出身の女優です。これまで7度のアカデミー賞ノミネート経験を持つ実力派。子供の頃から地元の演劇学校に通い、テレビドラマやCM、舞台などを経て、1994年に映画デビューしました。

するとデビュー当初からすぐに頭角を現し、翌95年には『いつか晴れた日に』でアカデミー助演女優賞にノミネート。そして『タイタニック』の大成功により一躍世界中にその名が知られるようになったのです。

その後もヒット作に恵まれ、『エターナル・サンシャイン』(2004年)、『リトル・チルドレン』(2006年)ほか代表作多数。『愛を読むひと』(2008年)でアカデミー主演女優賞を受賞しました。現在も第一線で活躍する名女優です。

私生活では、2度の離婚を経験し現在は2012年にヴァージン・グループの創業者リチャード・ブランソンの甥にあたるネッド・ロックンロールと再々婚し、2013年ケイトにとって3人目の子供を出産しました。

ビリー・ゼイン

ローズの婚約者でアメリカの大富豪の御曹司キャルドン・ホックリー(通称:キャル)を演じたビリー・ゼイン(Billy Zane)は、1966年2月24日生まれシカゴ出身の俳優です。姉のリサ・ゼインも女優。

『タイタニック』後も映画やテレビドラマなど多くの出演作がありますが、残念ながらそのほとんどが日本未公開のようです。私生活では、1989年にオーストラリア人女優のリサ・コリンズと結婚しましたが1995年に離婚。現在はモデルと再婚し、娘が2人います。

フランシス・フィッシャー

ローズの母ルース・デウィット・ブケイターを演じたフランシス・フィッシャー(Frances Fisher)は、1952年5月11日生まれ、イングランド・ハンプシャー出身、アメリカ・バージニア州やテキサス州で育ちました。アメリカで人気だった昼ドラで女優デビューし、舞台でも活躍。1983年にはコメディー映画でスクリーンデビューを果たしました。

写真左:フランシス・フィッシャー

『タイタニック』で一気に知名度を上げると、その後もコンスタントにキャリアを積み重ね、近年でも映画やテレビドラマに数多く出演しています。

私生活では、1993年に名優クリント・イーストウッドとの間に娘のフランセスカをもうけました。娘とはイーストウッド監督作品の映画『トゥルー・クライム』(1999年)で親子共演を果たしています。

キャシー・ベイツ

タイタニックの1等船客の1人マーガレット・“モリー”・ブラウンを演じたキャシー・ベイツ(Kathy Bates)は、1948年6月28日生まれテネシー州メンフィス出身の女優です。舞台からキャリアをスタートさせ、1983年にトニー賞演劇主演女優賞にノミネート、映画『ミザリー』(1990年)でアカデミー主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞した実力派。

写真下の左:キャシー・ベイツ

近年は女優業もコンスタントに活動しながら、監督としてもテレビシリーズ『シックス・フィート・アンダー』で5エピソードを手掛けるなど多彩に第一線で活躍しています。私生活では、1991年に俳優のトニー・キャンピシーと結婚するも1997年に離婚しました。

バーナード・ヒル

タイタニック号の船長エドワード・スミスを演じたバーナード・ヒル(Bernard Hill)は、1944年12月17日生まれ、イギリス・マンチェスター出身の俳優です。『タイタニック』のほか、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのセオデン王としてもお馴染みですね。近年でもテレビドラマや映画、舞台など多方面で活躍しています。特にイギリスではよく知られた存在。

ビル・パクストン

写真左:ビル・パクストン

トレジャー・ハンターのロック・ロベットを演じたビル・パクストン(Bill Paxton)は、1955年5月17日生まれテキサス州フォートワース出身の俳優です。「エイリアン」シリーズ、「プレデター」シリーズ、「ターミネーター」シリーズ、『アポロ13』など数々の大ヒット作に出演し、近年も映画やテレビドラマなどでコンスタントに活躍していましたが2017年、心臓手術後の合併症により61歳でこの世を去りました。

グロリア・スチュアート

84年後のローズ。101歳のMrs.カルバートを演じたグロリア・スチュアート(Gloria Stuart)は、1910年7月4日生まれ、カリフォルニア州サンタモニカ出身の女優です。1932年にユニバーサル映画と契約し、芸能界入り。ライオネル・バリモアなどと共演しました。

2010年に肺がんのため、死去。100歳でした。

スージー・エイミス

ローズ(Mrs.カルバート)の孫娘で、彼女の身の回りの世話をしているリジー・カルバートを演じたスージー・エイミス(Suzy Amis)は、1962年1月5日生まれ、オクラホマ州オクラホマシティ出身の女優です。女優ローレン・バコールの息子で俳優のサム・ロバーズと結婚し、1児をもうけるも離婚。その後、『タイタニック』出演時に知り合った監督のジェームズ・キャメロンと2000年に結婚。3人の子供が誕生しています。

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