『Jaja馬!カルテット』とは?
最初は、巻頭カラーのページにて主役キャラクターのイラストが発表され、この時点では、トランプをモチーフにした制服姿の4人の少女ということ以外は何も決められていませんでした。
まず名前を募集するところから始まりますが、せっかくそれぞれのファーストネームやチーム名が決まった時点で『月刊OUT』の休刊が決まり、『Jaja馬!カルテット』の企画も中断される事態に。その後、後継誌『Magazine MEGU』に企画は引き継がれることになり、読者投稿によって、細かな設定が固められていきました。
そして、『Magazine MEGU』で漫画版の連載が始まり、ラジオドラマ・OVA・ゲームなどマルチメディア展開されていきます。
OVA版『Jaja馬!カルテット』
今回の記事では、こちらOVA版『Jaja馬!カルテット』の内容を主に振り返っていきます。
OVA版『Jaja馬!カルテット』の本編動画・ストーリー
広い宇宙、どこかの惑星に存在する王国カードキングダム。クラウンナイツは国王直属の騎士団にしながら、国民のアイドルとしての側面も持ち、これまで代々に渡ってキングダムを守り続けてきました。
物語の主人公は、17~18代のクラウンナイツとして活躍する美少女騎士、ジョー、カーサ、ココ、サンディ。それぞれ4人は特殊能力を操り、一騎当千の実力を持ちながら、部隊を率いてカードキングダムの治安を守っています。
ある日、チェスのポーンを姿をした謎の巨大兵器が出現。カードキングダムの平和を脅かす存在として、クラウンナイツの4人はその対応にあたることに。しかし、謎の巨大兵器は攻撃・守備のどちらの面にも優れ、クラウンナイツの力をもってしても、カードキングダムを守るので精一杯といった状況です。
そこにカードキングダムの敵対勢力である麻雀国のアイヤ、チー・チュウカイ、さらには、ジョーカーのトランプをもつ謎の仮面怪盗が現れ、カードキングダムはかつてないほどの危機を迎えるのでした…
OVA版『Jaja馬!カルテット』の魅力とは?
ストーリー性としては、突如として出現したチェスのポーンの駒を象ったような巨大兵器の襲撃から、クラウンナイツの4人がカードキングダムを守るといったシンプルなもの。この騒動に便乗し、敵対勢力の小悪党が現れることで状況はさらに慌ただしくなっていきます。
評価するユーザーによっては意見が分かれるかと思います。
爽快感を重視した内容に、これはこれで強烈な個性を打ち出していますね。
個人的に脳裏を過ったのは…
『新世紀エヴァンゲリオン』
こちらの作品です。
正体不明の敵が現れ、ドタバタとその対応に追われている様子は、『新世紀エヴァンゲリオン』の使途が襲来し、それに立ち向かうエヴァンゲリオンやネルフの指揮統制室と印象が重なりましたね。
OVA版『Jaja馬!カルテット』ではクラウンナイツのひとり、ダイヤの紋章を継ぐジョーの声を声優・宮村優子さんが演じていました。
どちらの作品にも登場する印象的なセリフ…
こちらは、まさにそれを象徴しており、エヴァファンなら思わずニンマリしてしまいます。
巨大ロボットものと美少女もの、両者、ジャンルこそ違えど、意識的に少し寄せていて、それをアニメ本編の節々から感じ取れるのも面白いですね。
『Jaja馬!カルテット』の関連商品
漫画版
ドラマCD版
『Jaja馬!カルテット』
ゲーム版
『Jaja馬!カルテット Mega Dream Destruction+』
このオープニングムービー、明らかにアニメ『カウボーイビバップ』を意識していますよね(笑
OVA版『Jaja馬!カルテット』のまとめ
ストーリー性といった要素より、アニメそのものの勢いを重視したOVA版『Jaja馬!カルテット』。視聴していると、いつの間にか本編に惹き込まれてしまいます。惹き込まれるというより、巻き込まれるといったほうが正しいのかもしれません。
クラウンナイツの4人もそれぞれ個性が立っていて魅力的でした。個人的にはお姉さん的な雰囲気をまとうクローバーのカーサが好きですが、これは本当に好みが別れそうですね。
『新世紀エヴァンゲリオン』や他作品に通ずる要素も多いと思いますので、それらを意識しながらご覧になるのも面白いでしょう。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にご覧になって、その面白さをご自身の目で確かめてみてください。とくにアクション好きのユーザーにはおすすめですよ。