『地獄堂霊界通信』とは?
『地獄堂霊界通信』
OVA版『地獄堂霊界通信』
今回の記事では、こちらOVA版『地獄堂霊界通信』の内容を中心に振り返っていきます。
OVA版『地獄堂霊界通信』の本編動画・ストーリー
物語の主人公は、小学5年生の悪ガキトリオ・金森てつし、新島良次、椎名祐介。
金森てつしは、てっちゃんの愛称で親しまれていて三人組の中でもリーダー的な存在。新島良次は通称りゅーちん、椎名祐介は名字そのまま椎名、三人はいつも仲良くつるんでいて、町内ではイタズラ三人悪と呼ばれていました。
町外れの小さな薬屋『極楽堂』は、その独特で不気味な雰囲気のため、近所の子供たちからは”地獄堂”と言われています。悪ガキトリオは学校をサボって遊んでいると、地獄堂の店先で、芋飴を食べさせてくれると店主のおやじに呼び止められました。
そこで椎名はおやじに近所で噂になっている森の中で出る幽霊のことを話すと、森の奥にある桜の下に女性の遺体が埋められていて、その女性が何者かにより殺されたときの恨みが具現化したものだというではありせんか。地獄堂のおやじの話を真に受けた悪ガキトリオは桜の木の下を掘り起こそうと…
OVA版『地獄堂霊界通信』の魅力とは?
恐怖心を持ちながらも、どこか湧き上がる好奇心を抑えきれない子供の頃。
てっちゃん、りょーちん、椎名の三人はまさにそんなノリで行動しているところに親近感を覚えますね。大人になると、幽霊や化物が怖いといった感覚も薄れていってしまうものですが、そんなどこかに置いてきてしまった感覚が蘇ってくるのが面白いです。
物語の冒頭では、上級生からカツアゲにあっている同級生を助けていてあげていましたね。
イタズラ好きなのか、近所の派出所に勤務する警官・三田村には目をつけられていたみたいですが、近所のお爺さんが干していたふんどしを妖怪・一反木綿が出たと騒いでいたというエピソードは微笑ましいです。
しかし、殺されてしまった女性の存在を知り、その亡き骸をそのままにしておくのが気の毒だという想いが強くなってきます。てっちゃんは優しさや正義感から女性を助けてあげたいと思い、地獄堂のおやじも、その気持ちに応えるように助ける方法を伝授します。
幽霊・お化けといったものを扱い、ホラー要素は強いですが、その根幹にあるハートフルな部分こそOVA版『地獄堂霊界通信』の魅力だといえるでしょう。
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OVA版『地獄堂霊界通信』のまとめ
子供のころの記憶が蘇ってくるOVA版『地獄堂霊界通信』。時間や暇をもてあそび、探検ごっこをして遊んでいた昔を思い出すでしょう。三人悪と呼ばれながら、じつは根は優しいところにも好感が持てます。こんな純粋な気持ちの主人公たちだから、その活躍ぶりを素直に応援したくなってきますよね。
幽霊・お化けといったホラー要素を全面に押し出しながら、どこか優しさがある悪ガキトリオの行動は格好いいです。記事内には本編動画を掲載していますので、この機会にご覧になり、その面白さをぜひご自身の目で確かめてみていただければと思います。