日本ロック界のアウトロー「甲斐よしひろ」は生涯現役のスーパーロッカー

日本ロック界のアウトロー「甲斐よしひろ」は生涯現役のスーパーロッカー

「甲斐よしひろ」は、言わずと知れた「甲斐バンド」のボーカル&ギタリストです。1974年にプロデビューして以来、バンドの解散や再結成、ソロ活動などの変遷を繰り返し、68歳になった今でも現役ロッカーを通している素敵なアウトローです。


デビュー前から華々しい活躍

「甲斐よしひろ」さんは、アマチュア時代からめざましい活躍をしていた方なんです。本格的な音楽活動は高校時代に始まります。同級生3人のカントリーバンド、「ノーマン・ホイットフィールド」を結成。その翌年には、地元のラジオに出演したり、伝説のライブ「照和」にも出演します。

高校を卒業した翌年の1973年には、ソロで活動を開始。現在の福岡市立少年科学文化会館でワンマンコンサートを開き、福岡のアマチュアバンドとしては最高数となる900人を動員したそうです。その年には、「恋時雨」でポプコン九州大会最優秀楽曲賞も獲得。ただ、版権委託条項の拒否で、全国大会は辞退となります。この当時から、アウトローだったんですね。

それでも1974年の第3回ハッピー・フォーク・コンテストでは、「ポップコーンをほおばって」で全国大会優勝の偉業も果たしています。

実は、サラリーマンだったことも

実は、「甲斐よしひろ」さんが高校卒業した後の1972年4月、名鉄観光サービス長崎支店に就職しています。今では想像もできない、ブルーカラーの「甲斐よしひろ」だったんですね。しかしというかやっぱり、サラリーマン生活が性に合わず、4か月で退職されました。その直後から、高校時代より歌っていた照和において、ウエイター兼ソロ・シンガーとして、ミュージシャンに復活したんです。

甲斐バンドとしてプロデビュー

「ポップコーンをほおばって」で、全国優勝を果たした1974年の5月、大森信和・長岡和弘・松藤英男と共に甲斐バンドを結成します。結成半年後の11月には、「バス通り」で、いよいよプロデビューを果たすことになったのです。1975年6月には、2枚目のシングル「裏切りの街角」がリリースされます。この曲はオリコン最高位7位のヒット曲となり、「甲斐バンド」の名がいよいよ全国区になったことを証明しました。

屈辱のデビューコンサート

プロデビューを果たしたのが1974年の11月4日、そしてその僅か1か月後の12月3日には、さっそく神田共立講堂でデビューコンサートが開催されます。デビュー後間もない「甲斐バンド」にとって、今後を図るバロメーターとなるコンサートでした。ところが、当日のコンサートでは、前座ゲストだったチューリップのステージが終わったと同時に、お客様が相次いで席を立つという状況。まさに「屈辱」のコンサートとなってしまいます。特にチューリップは、アマチュア時代の「昭和」でライバル的な存在、悔しさはの度合いは大きかったことでしょう。

「甲斐バンド」という名前

1974年5月、甲斐よしひろ・大森信和・長岡和弘・松藤英男の4人組んだバンドの名前が「甲斐バンド」。バンド名を決める際、いくつか候補が挙がっていたのですが、彼らの中でしっくりくるバンド名が無く、なかなか決まらなかったそうです。そしてデビューのタイムリミットを迎え、仮に付いていた「甲斐バンド」がそのまま正式名になりました。

その後の変遷

常に日本のロック界の中心で活躍していた「甲斐バンド」でしたが、1986年3月3日に解散の発表を行います。そして、3月14日からファイナル・コンサート・ツアー「PARTY」を行い、全国50ケ所でのコンサートを仕上げとして、1986年6月に12年間の幕を閉じました。

「甲斐バンド」は解散しましたが、「甲斐よしひろ」は更に上を目指してソロ活動を開始します。そして、1991年6月から1994年7月までの3年間、KAI FIVE として活動してことは良く知られていますね。更に1996年には、期間限定ですが「甲斐バンド」を再結成、見事復活を果たし、その後も、何度か解散と再結成を繰り返しました。

2009年7月、「甲斐よしひろ」と「甲斐バンド」のデビュー35周年となる時で、これを機に再び活動の再開を発表しました。12年間で燃え尽き解散した「甲斐バンド」でしたが、結局は息の長いバンドとして、長きにわたっての活動となりファンを喜ばせてくれています。

いつの間にか解散していたなんてことも

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