実現するか!?智弁学園vs智弁和歌山の決勝戦!「智弁対決」
台風や長雨の影響で順延が重なり、日程が大幅にずれ込んでいる第103回全国高校野球選手権大会。それでもようやくベスト4が出揃い、大会は大詰めを迎えています。
そこでひとつ現実味が出てきたのが、決勝戦での「智弁対決」です。
奈良代表の智弁学園と和歌山代表の智弁和歌山。兄弟校である両校の同時出場はこれまでに春が3度、夏が10度目となっていますが、同時に8強入りしたのは初めてのことです。
28日に開催予定の準決勝の組み合わせは、25年ぶりのベスト4入りを決めた智弁学園が京都国際(京都)との対戦が決定。一方、15年ぶりのベスト4入りの智弁和歌山は近江(滋賀)と対戦が決定しています。
両校が勝ち上がれば、決勝で初の智弁対決が実現。そっくり過ぎるユニフォームでまるで紅白戦かのように見える両校の戦いですが、過去に一度、夏の大会(02年)で対戦しています。その時は智弁和歌山が7-3で勝利しています。
準決勝に出揃ったチームが全て近畿勢となった今大会。どの高校が制するのか。決勝は8月29日午後2時より開催予定です。
智弁学園と智弁和歌山のユニフォームの違い
似すぎている両校のユニフォーム。メーカーは異なっており、左袖の校章デザインに「奈良」「和歌山」とそれぞれ記されている違いがあります。また、文字の色合いは若干ですが、智弁学園がやや濃いとされています。
智弁和歌山のユニフォーム

智弁和歌山(智辯和歌山) ユニフォーム

懐かしの甲子園球場の風景
高校球児達の熱戦で盛り上がりをみせている高校野球。舞台である聖地・甲子園の風景を振り返ってみます。
≪ラッキーゾーン≫
1992年まで甲子園に設置されていたラッキーゾーン。ホームランを出やすくするため、外野フィールドの内側に施した柵と、その柵から本来のフェンスの間の空間のことを指します。幾度も勝負の明暗をわけるホームランを演出したラッキーゾーンでした。
なお、撤去後のホームラン第1号は、星稜高(石川)の松井秀喜でした。さらに2打席で連続のホームランを放っており、ゴジラの片鱗を覗かせています。
≪かちわり氷≫
純氷などの大きな氷を小さく割ってポリ袋に入れ、涼を取るかちわり。夏の甲子園の観客席でよく見られる昔ながらの景色ではないでしょうか。水は六甲山系の地下水を汲み上げたもので、2日間かけてゆっくりと製氷する事で水に溶け込んだ空気が徐々に抜け、気泡が少ない氷になるため溶けにくくなっています。
≪人文字≫
女子のチアリーディングやブラスバンドの演奏に加え、人文字による応援も風物詩のひとつ。元祖は1962年のPL学園からとされています。智弁学園や智弁和歌山の「C」の人文字もよく見られる風景です。
今大会は原則無観客での開催で、生徒や学校関係者など限りなく少数での観戦が実施されています。コロナ禍を乗り切り、来年の春以降には観客席を埋め尽くすお客さんと応援団の姿をみたいものです。
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