淡路島・洲本(兵庫県)
離島の強豪校として実績No.1は、兵庫県立洲本高校でしょう。洲本は淡路島(兵庫県洲本市)の県立高校で、春夏合わせて甲子園出場4回を誇る兵庫県有数の強豪校です。しかも、1953年春には全国制覇を達成しており、近年では、2012年に21世紀枠での出場を果たしています。全国制覇時のメンバーに、近鉄で活躍した加藤昌利がいました。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
1953 | 春 | 優勝 |
1975 | 夏 | 2回戦敗退 |
1986 | 春 | 1回戦敗退 |
2012 | 春 | 1回戦敗退 |
周防大島・久賀(山口県)
周防大島は、瀬戸内海に位置する山口県の離島で、正式名称は屋代島です。その周防大島(山口県大島郡周防大島町)から、春夏合わせて二度の甲子園出場を果たしたのが、山口県立久賀高校です。いずれの大会も初戦で惜敗。現在は、安下庄高校との統合により、山口県立周防大島高校に変わっています。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
1962 | 春 | 2回戦敗退 |
1999 | 夏 | 1回戦敗退 |
隠岐島・隠岐(島根県)
2001年春の選抜大会から新設された21世紀枠。2003年春、前年の松江北に続いて、2年連続で島根県から選出されたのが、島根県立隠岐高校です。隠岐は、隠岐諸島の主島である島後(島根県隠岐郡隠岐の島町)にある県立高校。2002年の秋季島根大会で優勝し、離島の条件も勘案されて、21世紀枠として選出されました。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
2003 | 春 | 2回戦敗退 |
石垣島・八重山商工(沖縄県)
沖縄県からの甲子園出場は、(今回離島扱いではない)沖縄本島からがほとんどですが、2006年に春夏連続出場を果たしたのが、石垣島(沖縄県石垣市)にある沖縄県立八重山商工高校です。春の選抜は2回戦で横浜に敗れはしたものの、6対7の惜敗。横浜はその後の試合をことごとく圧勝したことから、八重山商工の実力を間接的に証明する形になりました。この時のメンバーには、ロッテで活躍した大嶺祐太がいました。因みに、弟の大嶺翔太も八重山商工からロッテにプロ入りしています。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
2006 | 春 | 2回戦敗退 |
2006 | 夏 | 3回戦敗退 |
佐渡島・佐渡(新潟県)
佐渡島(新潟県佐渡市)からは、これまで多くの高校が県大会に出場してきました。しかし、甲子園となると夢のまた夢。そんな佐渡島の出場校で、甲子園まであと一歩だったのが2008年夏、県大会決勝まで進んだ新潟県立佐渡高校です。決勝では新潟県央工に惜敗するも、その後は県内の強豪校として活躍。そして、2011年春ついに21世紀枠として甲子園出場を果たしました。春は新潟県から選抜されること自体が少ないのですが、この年は日本文理と二校での出場が叶いました。2022年には、佐渡高校出身の菊地大稀が巨人に入団し、佐渡島からのプロ入り第1号となっています。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
2011 | 春 | 1回戦敗退 |
奄美大島・大島(鹿児島県)
離島の高校で、近年特に好成績を残しているのが、奄美大島(鹿児島県奄美市)にある鹿児島県立大島高校。2014年春は21世紀枠での出場でしたが、2022年は(前年)秋季鹿児島大会で優勝、秋季九州大会で準優勝したことから、一般枠で出場を果たしています。いずれの大会も1回戦で敗退。2022年のメンバーからは、大野稼頭央がソフトバンクに入団しています。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
2014 | 春 | 1回戦敗退 |
2022 | 春 | 1回戦敗退 |
小豆島・小豆島(香川県)
香川県立小豆島高校(現在の小豆島中央高校)は、その名の通り、小豆島(香川県小豆郡小豆島町)の県立高校で、県内有数の強豪校です。2015年の秋季香川大会で、高松商を破り優勝。翌2016年春の選抜の21世紀枠を勝ち取りました。1回戦で釜石に惜敗するも、島民が一丸となった大応援で、最優秀応援団賞を受賞しています。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
2016 | 春 | 1回戦敗退 |
大島・大崎(長崎県)
長崎県立大崎高校は、大島(長崎県西海市)にある県立高校。2018年に、かつて清峰や佐世保実を指導し甲子園に導いた清水央彦を野球部監督に迎えたことで、有望な新入生が集まり、廃部寸前の硬式野球部が県有数の強豪校に生まれ変わりました。2020年の秋季九州大会で優勝し、翌2021年春の選抜でついに甲子園初出場。甲子園では、秋季九州大会の決勝で勝利した福岡大大濠に1対2で惜敗しています。
甲子園での戦績
年 | 大会 | 戦績 |
2021 | 春 | 1回戦敗退 |