『超幕末少年世紀タカマル』とは?
今回の記事では、1991年に上下巻として発売された『超幕末少年世紀タカマル』の内容を中心に振り返っていきます。
『超幕末少年世紀タカマル』の本編動画・ストーリー
1990年代、発展・成長を遂げて経済大国の仲間入りを果たした日本。そんな日本の領海内には、ちゃんぽん王国という独立国家をもつ孤島が存在しており、現在も鎖国を続けていました。
日本官邸はちゃんぽん王国の存在を問題視しており、交渉によって、日本の政権下に置けないものかと外務次官を派遣しました。しかし、ちゃんぽん王国は国王がしっかりと島を治めており、日本の政権下に入るどころか、鎖国すら止める気はなさそうな雰囲気でした。
外務次官の息子である小学生・福田クロードも一緒にちゃんぽん島を訪れていて、ちゃんぽん島にある学校に通うことに。そのことを知った父親は、日本国内では不登校で学校に行こうとしなかったクロードが、ちゃんぽん島内の学校にはきちんと登校していることに驚きを隠せません。
そんな平和なちゃんぽん島にも不穏な動きが。毎週水曜日にしか降らないはずの雨が違う日に降り、水道の蛇口からはお酒が出てくるといった不思議な現象が起こり…
『超幕末少年世紀タカマル』の魅力とは?
超個性的な作風は、『魔神英雄伝ワタル』『Dr.スランプ』と2つの作品を掛け合わせたような印象です。
そのため、両者の映像・作画のタッチは共通するものがあり、それぞれキャラクターによって頭身が異なるといった特徴も見られます。それだけではなく、仲間の応援を求めるために電話を用いるといった場面があるのも両者に共通しています。
デタラメな強さを誇る主人公といった設定も、どちらにも共通するところ。
さらには、天狗や侍・忍者などの個性的な登場キャラクターが多く、全体的にギャグ路線に走っているのも同じですね。かなりテイストが近いので、『Dr.スランプ』のような作風がお好きなようなら、『超幕末少年世紀タカマル』にもハマると思います。
『超幕末少年世紀タカマル』の関連商品
続編OVA
『超・超幕末少年世紀タカマル』
コミック版
『超幕末少年世紀タカマル』
『超幕末少年世紀タカマル』のまとめ
人気アニメ『魔神英雄伝ワタル』にかかわったアニメーターが『超幕末少年世紀タカマル』の制作にも携わっていて、映像・作画面のテイストはかなり似ています。あの可愛らしいタッチが好きなアニメファンには堪らないでしょう。
内容的には『Dr.スランプ』と重なる部分も多いかもしれませんが、似ているようで別モノです。時代劇と田舎文化を融合させたかのような独特なちゃんぽん島の雰囲気はペンギン村とは少し違っているように思えます。
皆さんはどのように感じますか?記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にご覧になって、その面白さをご自身の目で確かめてみてくださいね。