朝ドラ年代別まとめ【平成編】現代を舞台にしたドラマを紹介!

朝ドラ年代別まとめ【平成編】現代を舞台にしたドラマを紹介!

朝の連続テレビ小説は明治時代から始まるものから現代を舞台にしたものまでさまざま。今回は平成を舞台にしたドラマをご紹介していきます。


阪神大震災前までにスタートするドラマ

平成元年に物語がスタートするのは1993年に放送された「ええにょぼ」。当時の現代より少し前からスタートしていて、現代である1993年までを描いています。「ええにょぼ」というのは丹後の方言で美人という意味があります。

主人公は戸田菜穂さん。神戸の医大を卒業した研修医。結婚をしたのですが勤務先が京都になってしまい早速単身赴任になってしまいます。夫婦のすれ違いや嫁姑問題を抱えながら医師として成長していく姿を描いています。

その後は医師や看護師が主人公のドラマも登場しますが、朝ドラで初めて衣料を扱ったドラマです。

看護師が主人公といえば2001年の「ちゅらさん」がありますね。ちなみに「ちゅらさん」も美人という意味です。

ちゅらさんは沖縄が日本に返還された1972年に生まれた小波蔵(こはぐら)恵里が(国仲涼子酸)が主人公。小学生の時に出会った上村 文也に会うために高校卒業とともに上京。やがて看護師という天職を見つけます。

その後、結婚して子どもが生まれてからの物語も描かれていますよ。

朝ドラとして初めて沖縄が舞台になった作品。大ヒットして続編も放送されました。普段朝ドラを見ていない人でも「ちゅらさん」は知っているというほど有名な作品ですね。

他に、平成前半が物語の始まりになっているドラマは、1990年の「京、ふたり」、1996年の「ひまわり」、1992年の「ひらり」、2001年の「ほんまもん」、2000年の「私の青空」、1994年の「ぴあの」、2004年の「天花」、2015年の「まれ」、1995年の「走らんか!」、2004年の「わかば」、2005年の「ファイト」、2009年の「つばさ」、「ウェルかめ」があります。

2009年の「つばさ」でヒロインを演じた多部未華子さんは、朝ドラ史上最初の平成生まれのヒロインです。

2004年の「わかば」は、阪神大震災で父を亡くした震災遺児の高原若葉が主人公。被災後は宮崎に移り住んでいたのですが、父の意を継いで「みどり豊かな家」を作るのが夢。母の反対を押し切り、兵庫に戻り就職します。

阪神大震災から10年がたち、震災を真正面から描いた物語で「街と家族の再生」がテーマになっています。

平成が舞台のドラマは、さすがに実在の人物をモデルにした作品がありませんが実際の出来事を取り扱っている話は多々出てきますね。

ちょっと昔(幼少期、高校時代など)からスタートし、現代まで描いている物語が多いですが、中にはちょっと先の未来を描いている物語もあります。

平成後期からスタートするドラマ

2003年に放送された「こころ」は2000年からの時代を描いたドラマ。ここから2000年以降が舞台のドラマになっていきます。

「こころ」は東京・浅草と新潟県山古志村が舞台。末永こころは航空会社の国際線客室乗務員をしていたのですが、地域医療を目指す医師・朝倉優作と結婚。優作には人の連れ子がいました。それでも4人で家族になることを決めていたのですが、優作は不慮の事故で亡くなってしまいます。こころは2人の子供を引き取って育てます。

実家のうなぎ屋の若女将となり働きながら子育てに奮闘していきます。こころの父は花火職人。浅草で花火を失敗してから消息不明になっていたのですが、新潟で花火師をしていました。その後父の弟子である堀田匠に惹かれ、血のつながらない子供を連れて再婚することに悩みます。

また別居中だった父と母という家族の再生も描いたドラマです。連れ後や再婚など現代を舞台にした朝ドラではあまりない展開でしたね。ヒロインは中越典子さん。最初の夫は仲村トオルさん、その後の恋人は玉木宏さんが演じています。

他に、2000年以降を舞台にしたドラマは2008年の「だんだん」、2002年の「さくら」、「まんてん」、2007年の「どんど晴れ」、2008年の「瞳」、2010年の「てっぱん」、2013年の「あまちゃん」、2012年の「純と愛」があります。

2013年以降は現代を舞台にしたドラマがしばらく放送されていなかったのですが、2021年の「おかえりモネ」は2014年から2019年までを描いたドラマです。久しぶりに見る現代ドラマもいいですよね。

平成後半を舞台にしたドラマで話題になったのはやはり「あまちゃん」ですよね。ヒロインは能年玲奈さん、ヒロインの恋人役で福士蒼汰さんが出演されていました。脚本は宮藤官九郎さんです。

三陸地方を舞台にしたドラマでコメディタッチで楽しいドラマなのですが、後半では東日本大震災も描いています。阪神大震災を題材にしたドラマは10年経ってから放送されましたが「あまちゃん」は東日本大震災から2年という月日でドラマになりました。このドラマが復興に影響を与えた部分もあると思います。

また、舞台になっているのは2008年からなのですが、回想シーンで1980年代も描かれていて懐かしさもあるドラマでしたよね。

2021年現在、まだ令和を描いたドラマは始まっていませんが今後登場してくるでしょう。時代を感じますね。

関連するキーワード


朝ドラ 連続テレビ小説

関連する投稿


徹底した役作りが話題に!女優・池脇千鶴について振り返る!

徹底した役作りが話題に!女優・池脇千鶴について振り返る!

数多くの映画やドラマに出演され定評のある演技力で私たちを魅了し続ける池脇千鶴さん。そんな池脇千鶴さんについて、出演作を振り返りつつまとめてみました。


息子は稲吉ひかり!朝ドラ「和っこの金メダル」でヒロインを演じた渡辺梓の活躍と現在

息子は稲吉ひかり!朝ドラ「和っこの金メダル」でヒロインを演じた渡辺梓の活躍と現在

平成元年の朝ドラ「和っ子の金メダル」のヒロインを演じて注目された渡辺梓さん。平成という時代の始まりにブレイクし、1990年代はドラマや映画など数多く出演し女優として活躍しました。そんな渡辺梓さんは現在何をされているのでしょうか?今回は渡辺梓さんの活躍や現在についてご紹介します。


朝ドラ「ひまわり」で松嶋菜々子の弟役だった【遠藤雅】今どうしてる?

朝ドラ「ひまわり」で松嶋菜々子の弟役だった【遠藤雅】今どうしてる?

1996年放送のNHK朝の連続テレビ小説「ひまわり」が、2022年5月23日から12月19日にかけて再放送されていました。そこで再び注目を集めたのが、ヒロイン・松嶋菜々子さんの弟役として出演されていた遠藤雅さんです。「ひまわり」での役どころを振り返りつつ、現在の活動について調査してみました。


朝ドラ「ひらり」でこじらせ女子・みのりを好演した女優【鍵本景子】今どうしてる?

朝ドラ「ひらり」でこじらせ女子・みのりを好演した女優【鍵本景子】今どうしてる?

2022年12月20日より再放送されているNHK朝の連続テレビ小説「ひらり」。相撲が大好きなヒロインが両国を舞台に仕事に恋に奮闘する姿を描いた本作で、恋愛と結婚に翻弄される「こじらせ女子」のみのり役を演じたのが鍵本景子さんです。「ひらり」の再放送により再び注目を集めている鍵本景子さんについて、プロフィールや現在の活動を調べてみました。


「スケバン刑事」に朝ドラヒロイン!斉藤由貴さんの出演ドラマまとめ

「スケバン刑事」に朝ドラヒロイン!斉藤由貴さんの出演ドラマまとめ

10代の頃から数々のドラマに出演してきた斉藤由貴さん。初出演が初主演で大ヒットしているのですからすごいですよ演。斉藤さんの出演ドラマをまとめました。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。