鍵本景子 プロフィール
名 前:鍵本景子
生年月日:1969年1月7日
出 身:東京都
身 長:161cm
血 液 型 :B型
小学6年生の時に「劇団若草」に入団し、レッスンを受けながらドラマのオーディションを受けていたという鍵本景子さん。
子役としてデビューしたのは、ドラマ「非行主婦・アル中の女」(1982年10月7日放送)でした。
浅丘ルリ子さんと夏目雅子さんが姉妹役を演じていた本作で、鍵本景子さんは浅丘ルリ子さんの少女時代の役として出演されました。
撮影の合間には夏目雅子さんに折り紙をして遊んでもらった思い出があるんだそうですよ。
その後は芸能事務所「アクトレインクラブ」を経て、2016年よりフリーランスで活動中です。
NHK朝の連続テレビ小説「ひらり」

鍵本景子さんというと、やはりNHK朝の連続テレビ小説「ひらり」(1992年10月5日~1993年4月3日)で演じられたみのり役が印象的ですよね。
いつも明るく元気でみんなに好かれるヒロインのひらり(石田ひかりさん)に対して、ひらりの姉・みのりは控えめな性格。
結婚適齢期を迎えているにもかかわらず、なかなか良縁に恵まれずにいることに焦りを感じています。
そんな姉妹の前に現れたのが、2人の住む両国の診療所に赴任してきた外科医・安藤竜太(渡辺いっけいさん)でした。
やがて、ひらりとみのりはそれぞれに竜太に恋心を抱くことになるのですが、本音を言ってどんどん竜太との距離を縮めているひらりを見てみのりは焦りを感じます。
不器用ながらも大胆に竜太に迫ったことが功を奏してみのりは竜太とつき合うことなるのですが、つき合い始めてからもみのりの悩みは尽きません。
「私なんてつまらない女だから」
「私は恋が下手だから」
「竜太先生はひらりみたいな女の子が好きなんじゃないかしら」
どうしても自分に自信が持てないみのりは自己嫌悪に陥ったり、時にはひらりを出し抜いてみたり・・・。
みのりのことを「うじうじしてて面倒くさい」と感じる人も多かったかもしれませんが、共感する声もかなりあったようで、私自身も共感していた一人でした。
ひらりのような女の子は理想的ではあるけれど、みんな多かれ少なかれ面倒くさい部分を持っているもので、鍵本景子さんが演じたみのりは恋愛に対する等身大の悩みが分かりやすく表現されているなと感じていました。

また、みのりは25歳という設定。
「ひらり」が放送されていた1992年当時は、女性の結婚適齢期は25歳というのが一般的でした。
当時はよく25歳という年齢をクリスマスケーキになぞらえて「25過ぎたら売れ残り」なんて言われていたものです・・・

鍵本景子さんは、「ひらり」の他にも、
「おしん」(1983年4月4日~1984年3月31日)
「凛凛と」(1990年4月2日~9月29日)
「さくら」(2002年4月1日 ~9月28日)
「芋たこなんきん」(2006年10月2日 ~2007年3月31日)
と、4作品の朝ドラに出演されてるのですが、鍵本景子さんにとって「ひらり」は特別な作品となりました。
現在はどうしてる?
2000年に一級建築士である同い年の男性とご結婚され、36歳の時に長女を出産された鍵本景子さん。
結婚後は、子育ての他に親御さんの介護などもあり芸能活動から遠ざかっていた時期もあったそうです。
そして気になる現在ですが、東京都小平市や国分寺市を中心に「どんぐりの会」のメンバーとして、画・音楽・朗読で宮沢賢治さんの作品を上演するイベント「幻燈会」で朗読を担当するなど、朗読活動が中心となっているようです。
画像では鍵本景子さんのお姿があまり見えないのが残念ですが、表現力豊かな朗読は思わず聞き入ってしまいます。
お子さんが通っていた小学校で読み聞かせをされたこともあるという鍵本景子さんですが、初めて声のお仕事をしたのが、映画「魔女の宅急便」でした。

鍵本景子さんが演じられたのは、主人公・キキが配達したニシンのパイを受け取る女の子役です。
「あ~、あの子の声だったんだ!」と思い出す人も多いのではないでしょうか。
鍵本景子さんの声であることを意識しつつ、改めて見てみたくなりますね。
また、2020年からは紙芝居「おきなわ 島のこえ ヌチドゥタカラ(いのちこそたから)」の上演を鍵本景子さん個人で行っています。
女の子の役だけじゃなく、男の子の役やおじさんの役、または動物の役などいろいろな役ができる声の仕事が楽しいという鍵本景子さん。
ドラマや映画などでお芝居をする姿も見たいですが、朗読活動にも注目していきたいですね。