最初、平井和正は漫画の原作者としてブレイクしたんです。

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平井 和正は言わずと知れた日本を代表するSF作家のひとり。そう、第一人者です。が、そんな平井和正が世に知られるきっかけとなったのはSF小説ではなく、漫画の原作者としてでした。平井和正原作の漫画、これが流石に面白いんですよね。


アニメ版は、キャラクターデザインを大友克洋が担当したことで漫画とは印象が随分変わってしまいました。まぁ、これは好みの分かれるところですねぇ。

1971年から「SFマガジン」にて、再び石森章太郎と手を組んで制作された「新幻魔大戦」。舞台は江戸時代ということで「幻魔大戦」の主人公である東丈は出てきません。ただ東丈の先祖が出てくるんですよ。

原作)平井和正
漫画)石森章太郎

新幻魔大戦

「新幻魔大戦」も「幻魔大戦」に負けず劣らず壮大な絵巻となっとります。だからという訳でもないのでしょうが、未完のままです。漫画版の「幻魔大戦」も結局打ち切りという事で謎を残したままで終わっていますから、何というか、平井和正と石森章太郎の相性は良くなかったのかもしれんですねぇ。。。作品としては最高に面白いんですがねぇ。。。

ウルフガイ

「幻魔大戦」と並んで平井和正の代表作いえる「ウルフガイ」。坂口 尚とのコンビで制作されていますが、この作品も「幻魔大戦」と同様に小説よりも漫画の方が先なんですね。

平井和正は「幻魔大戦」の後にまたまた桑田次郎と組んで「デスハンター」を発表し、「ウルフガイはその後、つまり漫画原作としては6作目の作品となります。

原作)平井和正
漫画)坂口 尚

ウルフガイ

好き嫌いがはっきりするのかもしれませんが、坂口 尚の画風は独特というか個性的です。

このストーリーだけを読むと、何のことやら分からんですね。まぁ、狼男っちゅうわけです。不死身です。愛する美人教師のために命をかけます!命を懸けるのですが、不死身です。

ご存じない方にはぜひ見てもらいたい、読んでもらいたい「ウルフガイ」。
小説版は「狼の紋章」「狼の怨歌」「虎の里」「ブーステッドマン」「黄金の少女」「キンケイド署長」「パットン将軍」「タイガーウーマン」と続々と続いていくのですが、漫画版は「狼の紋章」と「狼の怨歌」までが描かれています。う~ん、ここからがまた面白いんですけどねぇ。
残念ながら掲載誌「週刊ぼくらマガジン」の廃刊に伴い掲載終了となってしまったんですね。もったいないなぁ。
それにしても「週刊ぼくらマガジン」には、「仮面ライダー(石森章太郎)」「タイガーマスク(梶原一騎・辻なおき)」「バロム・1(さいとう・たかをとさいとうプロ)」「天才バカボン(赤塚不二夫とフジオプロ)」「魔王ダンテ(永井豪とダイナミックプロ)」「モジャ公(藤子不二雄)」といった素晴らしい作品が連載されていたんですけどねぇ。なんで廃刊になるかな?!

で、「ウルフガイ」は1973年に志垣太郎主演で「狼の紋章」として映画化されています。

今でもカルトな人気を誇っているこの映画、松田優作の映画初出演作品でもあるんですよ。

宇宙人ピピ

この後となると池上遼一とのコンビで「スパイダーマン」、更には先ほど紹介した「新幻魔大戦」の原作を行っていますが、この頃になると小説家として売れに売れていますからね。平井和正は漫画の世界から遠のいていきます。

ところで、平井和正は「エイトマン」以外にもテレビの原作もやってるんですよ。小松左京との合作「宇宙人ピピ」がそれです。

宇宙人ですからねぇ、SFっちゃSFですが、小松左京と平井和正というSF小説界の巨匠が二人で取り組んでいたとは驚きです。

で、話を戻しますが、平井和正が漫画に携わった作品として主だったところでは80年代以降にも「クリスタル・チャイルド(画:泉谷あゆみ)「バチガミ(画:余湖ゆうき)」「8マン インフィニティ(桑田二郎との共同原作 ストーリー:七月鏡一、作画:鷹氏隆之)」「幻魔大戦 Rebirth(石ノ森章太郎との共同原作 脚本:七月鏡一、漫画:早瀬マサト)」「8マンVSサイボーグ009」などがあります。

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