オカルト雑誌の雄「ムー」が『記事に誤りがあった』と謝罪する事態に!!
オカルト雑誌の老舗として長年愛されている「ムー」がこのたび、2021年7月号の記事に『誤りがあった』あった旨を公式サイトで謝罪しました。
第一報はこちらです!
問題となった記事は「漫画家『たつき諒』が富士山噴火を警告!!」。この記事は、漫画家・たつき諒氏の作品「私が見た未来」に基づき、取材協力者を通じてたつき氏とコンタクトを取りながら作成したはずの記事だったのですが、雑誌掲載後になって「取材協力者がコンタクトを取っていたのがたつき氏本人ではなかった」ことが発覚。また、たつき氏の承諾を得ずに「私が見た未来」の図版の使用もしていたことから、このたびの謝罪となりました。
「たつき諒先生、読者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と公式サイトで謝罪を行ったムーに対し、読者からは「取材した相手が他人というのが一番オカルト」「他(の記事の内容)は合ってますってこと?」といった、好意的なツッコミが続出している模様です。
「ムー」がかつて特集したネタとそれが外れた時の対応!!
日本を代表するオカルト雑誌として長年君臨している「ムー」。今回の「『誤りがあった』ことを認めた」というのも衝撃ですが、かつても取り上げたネタが壮大に外れたことがありました。ここでは、その際の対応について軽く振り返っておきましょう。
ノストラダムスの大予言
まずご紹介するのは「ノストラダムスの大予言」。1999年7の月、人類が滅亡するというのが主な内容で、ムーでは「1999年 空から月が落ちてくる!!」といったセンセーショナルな見出しを表紙に掲げるなどしていました。

そして、実際に1999年7月が何事もなく過ぎ去った翌月のムーがこちら。「ノストラダムス」という言葉は表紙にはありません!そして「2000年1月1日恐怖の真実」「電脳ハルマゲドン勃発」といった、新たな恐怖についての特集記事が組まれています。

古代マヤ文明の予言としてマニアの間で話題となった「2012年人類滅亡説」。当然ムーも特集を組み、「2012年12月23日、人類は滅亡!?」「マヤ予言のXデーまで、あと1か月!!」と、直前期の号では大特集が組まれていました。
2012年人類滅亡説(マヤ予言)

それから1か月が経過し、何も起こらなかった際に発行されたムーがこちら。やはり「マヤ予言」という言葉は表紙から消えています!

ネッシー
UMA(ユーマ、未確認動物)の代表格として知られるネッシー。当然ムーも特集を組んだことがあり、1992年には「巨大水棲獣 ネッシー現る!!」と総力特集を組んでいました。

ムーの特集から1年ほど経過した1993年11月、ネッシーの写真を撮影した医師のクリスチャン・スパーリングが、死の間際に「あれはトリックだった」と告白しました。おもちゃの潜水艦とネッシーの模型を使って撮影したとのこと。「エイプリルフールのジョークだった」とも告白し、特集を組んだムーは壮大に梯子を外される形となりました!

1999年の人類滅亡やネッシーなど、後に外れてしまったことが判明してもめげずに刊行を続けている「ムー」。オカルト雑誌の雄として、今後も我々に様々なネタを提供してくれることを期待したいものです!
「ムー」の最新刊をチェックしたくなった方はこちら!
関連記事
あの「ネッシー」がDNA鑑定でついに正体を暴露されそうだと話題に!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
ネッシーやツチノコだけじゃない!子供の頃に夢中になった未確認生物(UMA)の数々!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
【訃報】「ノストラダムスの大予言」で有名な作家・五島勉さん死去。 - Middle Edge(ミドルエッジ)