主人公はヒロインだけじゃない!主人公が男性の朝ドラまとめ

主人公はヒロインだけじゃない!主人公が男性の朝ドラまとめ

朝の連続テレビ小説といえば、ヒロインと呼ばれる女性主人公のイメージが強いですが、実は男性主人公のお話もあるんですよ。最近では2020年に放送された「エール」の主人公が窪田正孝さんで男性主人公でしたね。今回は歴代の男性主人公の朝ドラを振り返ってみます。


「娘と私」

「娘と私」は記念すべき第一回目の朝ドラ。そう、最初の朝ドラの主人公は男性だったんです。「娘と私」の「私」が主人公なんです。じつは主人公の名前が出てこず、「私」と表記されています。「私」を演じたのは北沢彪(きたざわひょう)さんでした。

「私」は妻に先立たれ、娘と2人で生活をしていましたがやがて再婚。その後娘が結婚するまでも描かれています。原作は獅子文六さんの小説で、ほぼ実名を使った私小説なんですよ。

古い作品で、映像資料などもほとんど消滅しているため、ソフト化、再放送が不可能な作品なのですが朝ドラファンとしては一度見てみたいものです。

「あかつき」

第3作「あかつき」の主人公も男性でした。主人公を演じたのは佐分利信(さぶりしん)さん。「暁」をはじめ武者小路実篤さんの小説を原作にした作品。

大学教授を辞め、画家の道を選んだ主人公とその家族を描いた作品です。

原作者の武者小路実篤さんが、主人公の家を訪れる作家役で出演されているのも見ものでした。こちらもNHKに現存しているのは第235話、第239話のみなので再放送やソフト化は難しそうです。

「たまゆら」

続いては第五作の「たまゆら」。初期は男性主人公と女性主人公が交互だったんですね。

「たまゆら」の主人公は笠智衆(りゅうちしゅう)さんです。会社を定年退職した主人公が、古事記を片手に宮崎・日向地方に旅をするという物語。妻との関係や子どもたちの巣立ちも描かれていて、家族それぞれが幸せを探しています。

原作は川端康成さんなのですが、このドラマのために書き下ろした原作なんですよ。そして、川端さんご本人がエキストラとしてカメオ出演もされています。

当時ビデオテープは高級品だったのでマスターテープはほかの作品の収録に使われてしまい、現存しません。貴重な作品のテープを上書きするなんて、今から考えたら考えられないことですが当時は当たり前だったんですよ。

「ロマンス」

次は一気に飛んで1984年の朝ドラ32作の「ロマンス」です。7作の「旅路」は男性と女性のW主演だったのですが、男性単独は27作ぶりということになります。また、今まで主演したのは年配の男性ばかりだったのですが、この作品は初めて青年が主人公をつとめました。

主人公は榎木孝明さん。ドラマ自体が初出演で、主題歌も担当されています。出演者が主題歌を担当するのは珍しいですよね。ちなみに榎木孝明さんは、1993年の朝ドラ「かりん」では主人公の夫を演じています。主人公と主人公の夫両方を演じたのは榎木孝明さんだけです。

明治末期に北海道から上京してきた主人公は、活動写真に出会い、その後映画の道へと進んでいきます。映画のために奮闘する姿を描いた作品ですね。

ヒロインは樋口可南子さんでした。

こちらの作品も総集編、完全版ともにソフト化はされていません。映像が残っているのなら見てみたいですよね。

「心はいつもラムネ色」

続く朝ドラ33作品目の「心はいつもラムネ色」も男性主人公。長い間女性主人公の作品が続いていたのに一気に2作連続だったんですね。主人公を演じたのは新藤栄作さんでした。新藤さんもこの作品がドラマデビューでもともとはキックボクサーだったんですよ。ヒロインは藤谷美和子さんでした。

主人公がエンタツアチャコの漫才を見たことでお笑いの世界に魅了され、お笑いに生きていく物語。

主人公のモデルは秋田實さんだといわれています。97作目の朝ドラ「わろてんか」では万丈目吉蔵とし手出演されていますね。同じ時代で同じお笑いをテーマにしたドラマなので「わろてんか」の主人公のモデル吉本せいさんなど、共通する人物も多数出演されています。

見比べてみたいものですがこちらもソフト化はされていません。

「いちばん太鼓」

続いては1作開けて35作目が男性主人公の「いちばん太鼓」。主人公は岡野進一郎さん。ヒロインは三田寛子さんでした。

劇団一家で育った青年が実の母を探して旅に出るという物語。主人公は新しい大衆演劇の旗手となります。こちらの作品もソフト化されていません。映画、お笑い、大衆演劇、とメディアをテーマにした作品が続きました。

85作の「カーネーション」の中でヒロインがこのドラマを見るシーンが放送されていましたよ。

「凛凛と」

続いては1990年に放送された44作目「凛凛と」。主人公は田中実さん。ヒロインは荻野目洋子さんです。

テレビ放送開始65周年記念作品でした。富山県出身の青年が上京し、テレビを開発していく物語。主人公はテレビジョンの父と呼ばれる高柳健次郎さんのライバル、川原田政太郎さんがモデルです。

こちらもソフト化されていません。

「走らんか!」

1991年の「君の名は」は鈴木京香さんと倉田てつをさんのW主演でしたが、次の男性単独主演は1995年に放送された53作品目の「走らんか!」

長谷川法世さんの青春漫画「博多っ子純情」をモチーフに放送当時の現代に合わせて作者が原案を書き下ろした作品です。

主人公は三国一夫さん、ヒロインは中江有里さんと菅野美穂さんです。

博多に住む高校3年生の主人公が恋や進路に悩むという誰にでも経験したことのあるような青春の物語。普通の男の子が主演の朝ドラはこの作品くらいですよね。こちらも残念ながらソフト化されていません。

その後は2014年に放送された91作の「マッサン」が玉山鉄二さん。2020年に放送された102作目の「エール」が窪田正孝さんで男性主人公でした。

最近ではやはり男性主人公のドラマは珍しいですね。女性主人公の話とはまた違う面白さがあるので時々は放送してほしいですね。

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