職業は「王子」から「ミッチー」に!及川光博さんの芸能活動まとめ

職業は「王子」から「ミッチー」に!及川光博さんの芸能活動まとめ

最近では「相棒」などドラマ出演されることも多くなった及川光博さん。ご存じだとは思いますが元々はミュージシャンですよね。及川光博さんの活動や、「王子」と呼ばれていたころのことも振り返っていきます。


デビューまで

及川光博さんは東京都大田区出身。成城大学法学部を卒業していて、実家はかなりのお金持ちだったそうです。

お父様は実業家でコンビニや薬局などの事業を手掛けていたそうです。家にはなんと3人もお手伝いさんがいたのだとか!キャラではなくて本当にお坊ちゃまだったんですね。

端正な顔立ちとフレンドリーな性格。さらに成績優秀、スポーツ万能で学生時代からかなりもてていたのだとか。中学時代は演劇部に所属し、スターに。このころからファンクラブまであったとか。毎年バレンタインには女子から紙袋を渡され、廊下の端から端まで歩き、その間に女の子たちがチョコを袋に入れるという儀式があったのだとか。少女漫画から出てきたようなキャラクターですよね。

スターの道を歩んでいた及川さんですが、大学時代に俳優養成所のオーディションを受けるも落選続き。俳優としては芽が出ず、アルバイトで生活費を稼ぐ生活をしていたのだとか。お坊ちゃま育ちではありますが、苦労はしているんですね。

その頃、アマチュアバンドを組んで活動もしていました。バンド活動をしているときにスカウトされ、バンドではなくソロデビューを果たしたのです。

セルフプロデュースで「王子」に!

スカウトされ、1995年に26歳でデビューすることになった及川さん。普通、タレントは事務所がタレントとしての方向性を決めることが多いです。ですが、及川さんの場合は最初からセルフプロデュースでした。

デビュー当初は「ミッチロリン星から来た王子様、ミッチー」というコンセプトの元、活動。(ゆうこりんのこりん星と同じですね)これが受けて知名度がどんどん上がっていったのです。

キャラクターだけでなく、歌手活動の中でライブのコンセプト、構成から振り付けまで自らが担当されているんです。確かに、なかなか凡人には思い浮かばないようなキャラクター、音楽活動スタイルですもんね。これでヒットするのだから自分をよくわかってらっしゃるんだと思います。

女性ファンのことは「ベイベ」、男性ファンのことは「男子」と呼び、ファンを大切にしていることでも有名。「〇〇(名前)ベイベ」と一度でいいから呼ばれてみたいものです。

音楽のジャンルは幅広く、J-POPからファンク、ソウル、ニューロマンティックなど。なんでも及川さんらしさは残っているのがすごいですよね。

元々、プリンセスのファンでもありました。プリンスが改名して「元プリンス」と言われていた時は自らも「元王子」と自称。王子がプリンスから来ているのかまでは定かではありませんが、プリンスのことは相当好きなんでしょうね。

マツモトキヨシのCMで注目を集める

デビューから2年後の1997年。及川さんはマツモトキヨシのCMで注目を集めます。

「なんでもほしがるまみちゃん」編というCMですね。「なんでも買ってあげるよ、僕はお金持ちだからね」と登場したお金持ち役が及川さんです。このCMは覚えているけど及川さんだとは知らなかった!という人もいるかもしれませんね。

このCMで及川さんを知った人は、まさかこれが素に近いとは思わなかったでしょう。また、お父様が薬局も経営しているということなのでドラッグストアのCM出演というのは感慨深いものがあります。

「マツモトキヨシ」のCM出演でますます知名度がアップし、王子キャラも定着していくのでした。

そして翌年の1998年にはドラマ「WITH LOVE」に出演し、俳優デビューも果たします。最初はきざやお金持ちのいわゆる「当て馬」役が多かったですね。

徐々に俳優としての地位を築いていき、「相棒」など人気ドラマで重要な役を演じるまでになりました。ちなみに「相棒」の神戸はナポリタンが好きという設定だったんですが、これは及川さん自身がナポリタンが好きということからついた設定だそうです。

「王子」から「ミッチー」へ

CM,ドラマ出演でブレイクしていった及川さんですが、ブレイク絶頂ともいえる1998年に王子を廃業しています。

富士急ハイランドのコンサートにて突然の「王子廃業宣言」にファンは騒然となりました。というか、実は私このコンサートに行っていたのでとてもびっくりしました。

「今日で王子を辞めます!」との宣言に観客はびっくり。及川さんは「そんなにえー?なの」と続けました。そして「今日からは職業ミッチー!」と宣言。王子を辞めたからといって何が変わったというわけではなかったのでした。

及川さんは「王子というキャラクターには限界がある」と常々感じていたそうです。また、キャラクターが独り歩きしてしまい、そこばかりがいじられて疲れていたというのもあったそうです。

ですが「王子廃業宣言」は準備していたわけではなく、突然ポロっと出たという感じだったのでびっくりでした。

といってもそれからも変わらず、自分の道を行く及川さん。それから20年たっても変わらないですね。今後もたくさんの女性を魅了し続けていくことでしょう。

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