三浦みつる「The・かぼちゃワイン」
第4・5合併号で新連載となったのは、三浦みつる「The・かぼちゃワイン」。チビで硬派な主人公・青葉春助と、大柄なヒロイン“エル”こと朝丘夏美の学園生活を描いたラブコメであり、テレビアニメや多数の派生作品が生まれるなど、大人気となりました。なお、ヒロインの“エル”は宮崎美子が出演したミノルタのCMに強いインスピレーションを受けて生まれたキャラクターとのこと。連載は1984年第26号まで継続しました。
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懐かしの単行本。

水島新司「光の小次郎」
第18号で新連載となったのは、水島新司「光の小次郎」。「野球狂の詩」「ドカベン」などの野球漫画で有名な水島による、160キロの速球を武器とする投手・新田小次郎を主人公とした作品で、実際のセ・リーグ、パ・リーグをベースにした「武蔵オリオールズ」「新宿メッツ」「大阪ドジャース」といった架空の球団が多数登場するのが特徴。1984年第38号まで連載は継続しました。
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川三番地「おれは万太夫」
第20号で新連載となったのは、川三番地「おれは万太夫」。週刊少年チャンピオンで連載した野球漫画「4P田中くん」などで有名な川による、スケベな少年忍者・万太夫が繰り広げる学園ギャグコメディでした。連載は1982年第20号まで継続しています。
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しもさか保「ガクラン八年組」
第21号で新連載となったのは、しもさか保「ガクラン八年組」。留年を重ねて高校八年生となった3人の番長が、学園を狙う悪の組織と戦っていく熱血漫画で、連載が進むにつれ戦闘の描写が荒唐無稽になっていき、「身長が10メートルを超える敵」「大型トラックを素手で投げ飛ばす敵」など、人間離れしたキャラクターが多数登場していました。連載は1983年第20号まで継続しています。
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どんどん過激(?)になっていった戦闘シーン。
もとはしまさひで「コンポラ先生」
第23号で新連載となったのは、もとはしまさひで「コンポラ先生」。元不良の教師・晴海大五郎が型破りな授業を通じて学園をまとめあげていくコメディ作品でした。後に続編として大五郎の息子・大五郎JRを主人公としたSFギャグ漫画「コンポラキッド(コンポラ先生II大ちゃんJR)」も発表されています。連載自体は1984年第33号まで継続しました。
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柳沢きみお「朱に赤」
第29号で新連載となったのは、柳沢きみお「朱に赤」。「翔んだカップル」「特命係長 只野仁」などのヒットで有名な柳沢による、平凡な男子高校生・瀬島武雄が、自身の出生の秘密を知ってしまったことで破滅へと向かっていく姿を描いたダークストーリーでした。連載は1982年第22号まで継続しています。
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楠みちはる「あいつとララバイ」
第40号で新連載となったのは、楠みちはる「あいつとララバイ」。「シャコタン☆ブギ」「湾岸ミッドナイト」などでも有名な楠による、主人公・菱木研二とヒロイン・佐藤友美が織りなす青春模様を描いた不良・バイク漫画でした。大ヒットとなり、1983年には実写映画が公開、1987年にはアニメ映画が公開されています。連載期間は8年にも及び、1989年第40号まで連載は継続しました。
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実写映画化された際の「あいつとララバイ」

今回ご紹介する、1981年に連載が開始された作品は以上となります。皆さんの記憶に残る作品はありましたでしょうか?
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