そうした観点でみると、日本のアニメ史に残るタイトルといえるのかもしれませんね。
この20年のアニメーション技術の進化ぶりが凄いと思え、改めて、日本のアニメの素晴らしさを実感させられます。OVA版『パンツァードラグーン』が発売された1995年当時といえば、Windows95が発売された頃で、デジタルデータの記録媒体はテープやフロッピー等の磁気のものが主流でした。
フロッピーディスクの記憶容量は1Mバイトほどで、大きなサイズのデータはその取り扱いに苦労しましたよね。そんな時代のフルデジタル作品だと思えば、逆に頑張ったなと思えますよね。
ゲーム版にはないオリジナリティー
OVA版『パンツァードラグーン』の本編は30分にも満たない短編アニメです。その時間内で収めようとしたら、このような内容になってしまったのかもしれませんね。個人的にはネットで騒がれているほど酷い作品だとは思えませんし、カイルとブラウの絆、恋愛、冒険活劇などの要素をうまく盛り込めていて面白いです。
愛らしいブラウの存在
二人の間に絆が芽生え、お互いに信頼し合うようになっていくところも素敵です。
最後の場面では、ブラウの助力があってカイルはアリータの救出に成功しますが、今度はこっちが助ける番だとカイルはブラウに力を貸し、お互いの絆はカイルを超能力に目覚めさせます。ラストの場面は意外性があり、またその驚きの展開も賛否が分かれています。
OVA版『パンツァーブラウ』のまとめ
フルデジタルアニメという革新的な試みで制作されたOVA版『パンツァーブラウ』。映像のクオリティーは現在のアニメに引けをとるものではありません。少し厳しいと思えるような場面もありますが、国内初のフルデジタル作品ということで大目に見てもらえればと思います。
ゲーム版にはないオリジナル要素は、多くの原作ファンから反感を買いました。しかし、そもそも企画段階からオリジナリティーを強く打ち出していることを忘れてはいけません。ゲーム本編とは内容が異なる脚本を作り、短編アニメとしての面白さを追求したのではないでしょうか。
そして、ブラウの愛らしさも見逃せないポイントですよね。カイルとブラウの絆が少しずつ強くなっていくところは胸がアツくなります。記事内には動画本編も掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、その面白さを堪能なさってくださいね。
