【悲報】映画「男はつらいよ」シリーズでも使われた料亭「川甚」が閉店。
東京・葛飾区柴又にて230年にわたり営業を続けてきた老舗料亭「川甚」が、新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化のため、1月31日をもって閉店したことが明らかとなりました。
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「川甚」は、1969年公開の映画「男はつらいよ」にて、渥美清演じる車寅次郎の妹・さくらの結婚式の披露宴の舞台となった料亭。地元で長年愛された料亭なだけに、閉店当日の31日には別れを惜しむお客さんで店内はにぎわっていました。同じく柴又に店舗を構える、寅さんの実家の「だんご屋」のモデルとして有名な「高木屋老舗」によれば、新型コロナの影響によりこちらも業績は悪化しているとのこと。また「葛飾柴又 寅さん記念館」の来場者数も激減しており、新型コロナが柴又に暗い影を落としている実態が明らかとなりました。
「川甚」以外にも…近年姿を消した昭和の名店。
寅さんファンに衝撃を持って迎えられた、今回の「川甚」の閉店。近年閉店を決断した昭和の名店は川甚だけではありません。ここでは、近年閉店した店舗についていくつかご紹介します。
喫茶アンデス
2020年夏には、人気漫画「タッチ」に登場する喫茶店「南風」のモデルとなった、東京・練馬区の「喫茶アンデス」が閉店を決定しました。
キッチン南海
2020年6月26日には、東京・神保町の老舗定食屋「キッチン南海」が閉店しました。新型コロナの影響ではなく、建物の老朽化が閉店理由とのこと。なお、のれん分けした店舗が神保町にオープンしているとのことです。
鉄剣タロー
2020年5月31日には、昭和レトロな自販機で有名だった埼玉・行田市のオートレストラン「鉄剣タロー」が、新型コロナの感染拡大の影響で閉店しました。
酔の助
2020年5月28日には、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などのロケ地として使われた、東京・神保町の居酒屋「酔の助」が、新型コロナの感染拡大および建物の老朽化によって閉店を余儀なくされています。
三松館スマートボール
東京・浅草で70年以上にわたり営業を続けてきたスマートボールの専門店「三松館(みまつかん)スマートボール」が、2020年1月26日に閉店しました。建物が老朽化し耐震性に疑問が出てきたことから、閉店を決断したとのことです。
このように、新型コロナの感染拡大や建物の老朽化といった理由により閉店を余儀なくされている昭和の名店の数々。建物の老朽化は仕方ないにしても、新型コロナに関しては感染拡大の防止により影響を抑えることが出来るはずです。我々一人一人の高い意識が求められていると実感します。
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