1970年ファミレス・ファストフード元年

1970年ファミレス・ファストフード元年

日本で本格的な外食産業の展開が始まったのが、1970年。この年、7月に日本初のファミリーレストラン「すかいらーく」1号店が、東京都府中市に開業しました。


すかいらーく

1970年7月7日 東京都で創業したすかいらーくが1号店の国立店を開業しました。
この1号店は、ガスト国立店として現存しています。
日本における郊外型ファミリーレストランの先駆けとなるスカイラーク1号店は、大きな三角屋根に天井まで張られたガラス窓といったアメリカンなものでした。

食料品を取り扱うスーパーとして「ことぶき食品」が操業したすかいらーくですが、社名および店名に、ことぶき食品創業地の「ひばりが丘団地」と、1号店の所在地である府中市の鳥がヒバリであることにちなんで、ヒバリの英語名 である「スカイラーク」 が採用されました。
創業時は「スカイラーク」とカタカナ表記でしたが、イメージが堅いという理由からのちにひらがな表記に変更されのです。

オープン当時のメニューには、洋風レストランの一番人気であるハンバーグを発展させた「ハンバーグ&エビフライ」、「ハンバーグ&カキフライ」などで、同じ皿に盛り付けて登場したハンバーグ&エビフライは当時のレストラン業界では前代未聞で初めてでした。

1993年には、当時720店あった「すかいらーく」のうち420店舗を約1年でガストに転換しました。

ロイヤルホスト

1971年12月に福岡県で創業したロイヤルが、ロイヤルホスト1号店として北九州市で黒崎店を開業しました。

ロイヤル株式会社(現:ロイヤルホールディングス株式会社)は、航空機の機内食や給食事業などを展開し、のちにファミリーレストランにも進出するなど様々な事業を展開しています。

ロイヤルホスト1号店開業後、北九州市など北部九州を中心に300店を超えていましたが、2002年以降は不採算店舗の閉店を進めています。
現在は北海道から沖縄県まで226店舗で、なお石川県、三重県、鳥取県、島根県、徳島県、香川県、佐賀県には店舗がありません。

デニーズ

1974年、デニーズジャパンは初の店舗を神奈川県横浜市のイトーヨーカドー上大岡店1階にオープンしました。
アメリカのデニーズ社から料理全般のレシピ、調理器具類をそのまま日本に持ち込み、クラブハウスサンドイッチ、オムレツ、チリ、フレンチトーストなどの洋風メニューや、ステーキ、ハンバーガーなどの本格的なアメリカンメニューも手軽に利用できる店をつくり上げました。

低価格系のガスト、価格がやや高めのロイヤルのイメージがあるなか、デニーズはやや高め系や中間の価格設定と言われています。

デニーズは、セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン&アイ・フードシステムズが日本国内で運営するファミリーレストランチェーンです。
1973年、株式会社イトーヨーカ堂がアメリカ合衆国のレストラン大手デニーズ社と技術援助契約を結び、株式会社デニーズジャパンを設立しました。

サイゼリヤ

1973年に千葉県市川市で創業したサイゼリヤは、1977年12月よりチェーン展開を開始しました。
国内1000店舗出店を達成し、ファミリーレストラン業界ではガスト以来となりました。

徹底したコストダウンを通じて低価格メニューを充実させ、近年苦戦が続く外食産業の中でも注目を集めています。
主要な客層は若年層で、「サイゼ」の愛称で親しまれています。

全店でのドリンクバー導入に加え、グラタンやピザ・ドリアなどのテイクアウト可能な料理を「お持ち帰りメニュー」として提供しています。アルコール類では、十数種のワインを備えて他のチェーン店との差別化を図っています。

現在はサイゼリヤ1号店教育記念館として保存されていて、事前に同友会に連絡すれば記念館の見学ができます。

ウインピー たった一年で閉店

イギリスのウインピー社と食品会社の東食が提携し、東食ウインピーを設立。1970年12月、大阪心斎橋に日本のウインピー第1号店が開店しましたが、翌1971年には閉鎖となっています。

フランチャイズ方式を強く推したのはイギリス側でしたが、1970年当時はフランチャイズ店方式が日本に馴染みが無く、良いオーナーを確保できなかったことと、イギリス・ウィンピー社の意向でナイフとフォークを使うスタイルでのハンバーガー提供を行ったこと、ハンバーガーそのものが日本社会になじんでいなかったことが、理由として挙げられます。

ケンタッキーフライドチキン

1970年11月21日   1号店が名古屋市西区のダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンター内に開店しました。

親会社の日本KFCホールディングス(旧日本ケンタッキー・フライド・チキン)は、1970年にアメリカ合衆国のファーストフードチェーン店企業KFCコーポレーションと三菱商事の合弁で、富田昭平三菱商事参与が日本側責任者となり設立されました。

各店舗には、カーネル・サンダースの等身大人形を設置していますが、フライドチキンそのものに馴染みのなかった日本において、ケンタッキーの店舗をアピールする目的で発案され、現在ほとんどの店舗前に置かれています。
本国のアメリカでは、サンダース立像はあまり知られておらず、日本を訪れたアメリカ人には興味深いディスプレイとなっています。かけているメガネは福井県鯖江市で製造されていて、度が入っていま。

その他、チキン感謝祭といって、1974年より毎年6月に東京東伏見稲荷神社・大阪住吉大社の2箇所で関係者を集めニワトリへの感謝とともに供養祭をを実施しています。

ドムドムハンバーガー

1970年2月に東京都町田市のダイエー原町田店前に日本初のハンバーガーショップを出店した株式会社ドムドム。日本人に本場の味が合うかわからなかったため、純国産ハンバーガーチェーンとして開店しました。
アメリカ統治下の沖縄県に1963年に開店していたA&Wを除けば、日本初のハンバーガーチェーン店です。

ドムドムハンバーガーの名前の由来は、旧運営会社であり、かつオレンジフードコートの親会社であるダイエーの企業理念「良い品をどんどん安く」のどんどんを取ったものです。
しかし、「どんどん(DONDON)」は商標登録されていたため、「ドムドム」となり、ドムドムハンバーガーとなりました。

マークのゾウは「どむぞうくん」というマスコットキャラクターで、「象のように親しみやすく」という意味を込めて誕生しました。

マクドナルド

1971年7月20日 藤田商店の社長(当時)藤田田が、アメリカよりフランチャイズ権を獲得し、マクドナルド子会社・日本マクドナルド株式会社を設立し、銀座店を銀座三越店内に第1号店を開店しました。

日本において設立準備時、英語圏にならい"McDonald's" のにおける転写、発音は「マクダーナルズ」と表現されていましたが、藤田田日本マクドナルド初代社長が、「「マクダーナルズ」では日本人には発音し辛く馴染まないから、所有格の'sを省略し、日本語的に3・3の韻になるように」という理由と、看板にした時の字面とバランスを考慮した上で「マクドナルド」と決定されました。

ミスタードーナツ

1970年1月27日  ダスキンがミスタードーナツを日本で展開することを決定し、ダスキンではこの日を日本におけるミスタードーナツ「創業の日」としています。

日本での略称は「ミスド」。
ケンタッキーフライドチキンやマクドナルドなどと同じく、日本国内では最も早い時期に営業を開始したフード系フランチャイズチェーンにして、最大規模のドーナツチェーン店です。

まったくの異業種のダスキンが、ドーナツ事業に進出したきっかけは、創業者の鈴木清一がアメリカの創業者のハリー・ウィノカーに出会い、意気投合したことから始まります。

ロッテリア

1972年 ロッテグループのファーストフード事業としてロッテリアを創業します。当時はロッテのアイスを食べてもらうためのアイスクリーム屋として企画されたものでしたが、1972年7月に埼玉県浦和市のロッテ浦和工場内にパイロットショップを開店させた後、1号店を1972年9月29日に高島屋日本橋店北別館1階と松坂屋上野店で開店させました。

名前の由来はグループ企業のロッテ(Lotte)とカフェテリア(Cafeteria)を組み合わせた造語で、Lotteriaとも表記される。アメリカのチェーンストアを参考に、同一ブランド商標ロゴ・全店均一価格・マニュアル化した接客サービスを取り入れたチェーン展開を実施しています。

創業当初のメニュー構成は、イタリアンホット以外は、マクドナルドなど同業他社のハンバーガー・チーズバーガー類とほとんど変わりなかったのですが、1977年のエビハンバーガー、1984年のリブサンド発売などを経て、1980年代後半からはさらに新商品開発に力を入れ、他社チェーンとの差別化を進めています。

創業から40周年を迎えた2012年の10月に、ロゴマークをリニューアルし、2006年以前に使用されていた「L」と「O」を組み合わせたロゴに戻し、文字は親会社・ロッテと同じロゴタイプの「LOTTERIA」に変更しました。

モスバーガー

1972年3月12日 東武東上線成増駅南口に1号店を開店させました。
モスバーガーは、株式会社モスフードサービスが展開する日本発祥のハンバーガーチェーンです。
日本人の好みにあったハンバーガーを提供することを掲げ、日本のハンバーガーフランチャイズ店でのシェアは、日本マクドナルドに次ぎ第2位。

素材を厳選し、注文を受けてから作る「アフターオーダー方式」など、スローフードの要素を取り入れているのが特徴です。

モスでは1996年ごろから減農薬や有機栽培の野菜を使い始め、そのことをより広く知らせアピールするために従来赤色であった看板を「安心、安全、環境」を象徴するとして緑色へ転換し始め、従来の店舗を看板の色より赤モス、新型の店舗を緑モスとしました。

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