『トワイライトQ』とは?
第1話『時の結び目REFLECTION』
第2話『迷宮物件FILE538』
以上がWikipediaの記載事項となります。つまり『トワイライトQ』という作品タイトルやSFミステリーといったジャンルは共通しているものの、第1話と第2話では原作者や制作会社が異なり、全く別モノのコンテンツ仕上げられているということです。
そういった構成を考えるなら、アメリカのテレビドラマ『トワイライト・ゾーン』においても、それぞれのエピソードを制作している監督は別人であり、物語の世界観や設定にも統一性はありません。ある意味、アニメ版の和製『トワイライト・ゾーン』という見方もできるでしょう。
しかし、第2話で制作が終了されることになってしまったのは悲しいですね。次項では、その全2話のストーリーについても振り返っていきます。
『トワイライトQ』各エピソードの本編動画・ストーリー
カメラの中に収められていたフィルムを現像してみると、そこに写っていたのは、見覚えのない青年と楽しそうに腕組みをしている自分自身の姿でした。驚いた真弓は、知り合いにカメラの出所を調べてもらうと、さらに驚愕の事実が発覚するのでした。
海に流され、古びたかのように見えるカメラは、まだ発売されていない商品で、世の中に存在するはずのないものだと知ります。そして、その事実が発覚した直後、カメラは忽然と姿を消してしまいます。不思議な出来事の連続に、真弓は再びカメラを拾った島を訪れるのですが…
親子の身元を調べてみても、その詳細が掴めるものは一切見付からず、生活ぶりを探ってみても、自宅アパートからどこにも出掛ける様子はなく、探偵の仕事は持久戦を迫られていました。
アパートの窓からよく空を眺めている少女。探偵は彼女がそんな仕草を見せた日に限り、旅客機の失踪事件が発生していることに気付きます。そして、その疑念は、調査に費やす時間が長くなるほどに確証へと変わっていきました。
ある日、親子が揃って外出。またとないどcチャンスに、探偵は親子の身元を明らかにするものはないかとアパートに忍び込むのですが…
『トワイライトQ』の魅力とは?
オムニバス形式の短編アニメとして制作された『トワイライトQ』。そのSFミステリーという方向性は、
こちらのテレビドラマと通じるものがあります。タイトル通り、奇妙なストーリーが当時の視聴者の心を鷲掴みにして、現在も特別編が制作・放送されているヒット作です。
『トワイライトQ』はアニメ作品ながらも、ジャンルは確実に『世にも奇妙な物語』と同じ分野にカテゴライズされるコンテンツといえるでしょう。『世にも奇妙な物語』が放送される前に、あくまでOVA作品として制作されたため、日の光が当たることはなくメジャーな存在になりきれませんでした。
クオリティーや内容だけを考えれば、『トワイライトQ』2話のストーリーは、『世にも奇妙な物語』のエピソードにも劣りません。むしろアニメという特異性を活かし、テレビドラマでは再現できないような描写をしているところも、『トワイライトQ』ならではの魅力だと思います。
『世にも奇妙な物語』の内容やテイストがお好きなら、『トワイライトQ』の面白さも理解してもらえるでしょう。『世にも奇妙な物語』の1つのエピソードは、だいたい15~20分の時間にまとめられていますよね。『トワイライトQ』の本編時間は25~30分ほどあって、その分、『世にも奇妙な物語』のエピソードより濃密なのも見逃せないポイントですよ。
当時、ゴールデンの時間帯で地上波放送されていたら…『世にも奇妙な物語』のヒットに合わせて放送されていたら…そう考えてみると『トワイライトQ』の知名度や人気はかなり違っていたのだろうと推測されます。本当に惜しい限りです。
『トワイライトQ』まとめ
実際に『トワイライトQ』を視聴したユーザーの口コミを見ていると、ある傾向を読み取れます。
第1話・第2話、それぞれ支持しているユーザーが明確に分かれていますよね。両方とも面白いのは間違いないです。しかし、皆さんの心に残るのは、どちらの物語なんでしょう。視聴後の感想など、記事のコメントに寄せてもらえれば嬉しいです。この機会に、記事内に掲載している本編動画をご覧いただき、ぜひ世界観やストーリーを楽しんでくださいね。